Pretender22 | ナツコのブログ

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大宮さんの恋物語です。

 

プロローグがございますのでこちらからどぞです///。

Pretender~プロローグ1 | ナツコのブログ (ameblo.jp)

 

楽しんでいただけたら嬉しいです♡

 

毎日20時の更新です。

 

 

 

 

 

ではでは・・・どぞ///♡

 

 

 

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Side.N





「お待たせしました!」



店員さんが

頼んだジョッキのビールを運んできてくれた。

受け取って。



「はい。」



と言って・・・僕の前へと置いてくれる。

ちゃんと。

ぐるん・・・と取っ手を回して。

左利きの僕に合わせてくれる。

・・・細やかな人。

気配りを・・・してくれる。

優しい人なんだよねきっと。


















「風邪とか・・・ひいてない?」

「・・・?なんで?」

「寝室。寒かったでしょ。」

「・・・ぁ・・・うん。」

「俺暑がりだから。冷房の温度低いんだ。」

「あれ何度?」

「18度。」

「ぇ。それ異常。」

「・・・そう?」

「そうだよ。それ壊れてない?クーラー。」

「・・・そうかな・・・。」

「フィルター掃除した方がいいよ。だいぶ変わるよ?電気代も。」

「・・・詳しいんだね。そういうの。」

「え。常識だと思うけど。」

「・・・そうなのか・・・///。」

「そうよ。」

「いつつけたんだろうなぁ・・・クーラー。」

「・・・。」

「それすらも覚えてないよ俺。」

「・・・。」

「ホントごめん。」

「もういいって。」



って言うかホントにこの人。

僕と昨夜・・・シ たって思ってるんだ・・・。

シ てないから記憶にないのも当然なのに。

シ てないって記憶もないってことでしょ・・・?

まあ・・・酔ってたよね・・・かなり。

途中何度か。

多分寝てたし。

ウソついた罪悪感が。

また・・・沸き起こる。

言えばいいんだよね・・・ホントは。

あの夜何もなかったって。

そう言えばこの人が責任とる必要もないんだから。


















でも。

あの夜のこと・・・覚えてないのはちょっと腹が立つのよ。

翌朝を心待ちにしていた僕の心が宙ぶらりんのままで・・・。

・・・。

・・・。

だから。

嘘はついたまま。

とりあえず・・・この人の提案を受け入れたことにして。

何度かご馳走してもらって。

適当なタイミングで・・・「彼氏ができた」とか「好きな人ができた」とかウソ言って。

バイバイすればいい。

そうだよ。

何も本気で探す必要はない。

見つかったことにして。

さっさとこの人から離れればいいだけ。

この人の罪悪感はおさまるし。

僕もちょっとご馳走してもらえば気持ちもおさまる。

今はこんな風にして一緒に焼きそば食べてるけど。

長い人生の中で。

ほんの少し時間を一緒に過ごしただけの人になる。

そんな人。

今までだっていっぱいいたし。













・・・でも。

例えば。

例えば本当に。

運命の人が見つかったら。

それはそれで・・・ラッキーなこと。

愛して。

愛される人ができたら。

それが一番幸せだって。

それは・・・僕だってわかるから。

そんな人。

本当にいるのかわからないけど。

 




つづく