大宮さんの恋物語です。
プロローグがございますのでこちらからどぞです///。
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Pretender~プロローグ1 | ナツコのブログ (ameblo.jp)
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ではでは・・・どぞ///♡
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Side.N
「お待たせしました!」
店員さんが
頼んだジョッキのビールを運んできてくれた。
受け取って。
「はい。」
と言って・・・僕の前へと置いてくれる。
ちゃんと。
ぐるん・・・と取っ手を回して。
左利きの僕に合わせてくれる。
・・・細やかな人。
気配りを・・・してくれる。
優しい人なんだよねきっと。
「風邪とか・・・ひいてない?」
「・・・?なんで?」
「寝室。寒かったでしょ。」
「・・・ぁ・・・うん。」
「俺暑がりだから。冷房の温度低いんだ。」
「あれ何度?」
「18度。」
「ぇ。それ異常。」
「・・・そう?」
「そうだよ。それ壊れてない?クーラー。」
「・・・そうかな・・・。」
「フィルター掃除した方がいいよ。だいぶ変わるよ?電気代も。」
「・・・詳しいんだね。そういうの。」
「え。常識だと思うけど。」
「・・・そうなのか・・・///。」
「そうよ。」
「いつつけたんだろうなぁ・・・クーラー。」
「・・・。」
「それすらも覚えてないよ俺。」
「・・・。」
「ホントごめん。」
「もういいって。」
って言うかホントにこの人。
僕と昨夜・・・シ たって思ってるんだ・・・。
シ てないから記憶にないのも当然なのに。
シ てないって記憶もないってことでしょ・・・?
まあ・・・酔ってたよね・・・かなり。
途中何度か。
多分寝てたし。
ウソついた罪悪感が。
また・・・沸き起こる。
言えばいいんだよね・・・ホントは。
あの夜何もなかったって。
そう言えばこの人が責任とる必要もないんだから。
でも。
あの夜のこと・・・覚えてないのはちょっと腹が立つのよ。
翌朝を心待ちにしていた僕の心が宙ぶらりんのままで・・・。
・・・。
・・・。
だから。
嘘はついたまま。
とりあえず・・・この人の提案を受け入れたことにして。
何度かご馳走してもらって。
適当なタイミングで・・・「彼氏ができた」とか「好きな人ができた」とかウソ言って。
バイバイすればいい。
そうだよ。
何も本気で探す必要はない。
見つかったことにして。
さっさとこの人から離れればいいだけ。
この人の罪悪感はおさまるし。
僕もちょっとご馳走してもらえば気持ちもおさまる。
今はこんな風にして一緒に焼きそば食べてるけど。
長い人生の中で。
ほんの少し時間を一緒に過ごしただけの人になる。
そんな人。
今までだっていっぱいいたし。
・・・でも。
例えば。
例えば本当に。
運命の人が見つかったら。
それはそれで・・・ラッキーなこと。
愛して。
愛される人ができたら。
それが一番幸せだって。
それは・・・僕だってわかるから。
そんな人。
本当にいるのかわからないけど。
つづく