大宮さんの恋物語です。
プロローグがございますのでこちらからどぞです///。
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Pretender~プロローグ1 | ナツコのブログ (ameblo.jp)
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ではでは・・・どぞ///♡
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Side.O
ずっと・・・線を引かれているように感じていたけど。
この「・・・なに。」の言葉で。
引かれていた線がくっきり太くなったように感じた。
警戒するような・・・下から救い上げる瞳。
ちりっと。
瞳の奥が焼けるような感覚。
一瞬ひるみそうになったけど・・・でも。
俺は。
負けじと・・・強い瞳で見つめ。
だって大事なことだから。
だから・・・言った。
「あの・・・さ。」
「・・・ぅん。」
「その・・・あの夜・・・。」
「・・・。」
「そうなったのって・・・」
「・・・。」
「・・・合意・・・?」
「・・・どういう意味。」
「いやだから・・・つまりさ・・・。」
「・・・。」
「俺。無理やり・・・その・・・君に・・・シ た・・・の・・・?」
「・・・。」
そう。
ここが。
聞きたかったこと。
無理やりだったのか。
合意だったのか。
もちろん。
責任逃れしたくて聞いてるんじゃない。
大事なのは・・・
「・・・。」
「・・・。」
「・・・聞きたいの・・・?」
「・・・ぅん・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・合意・・・よ。」
「・・・。」
「合意。」
「合意・・・だったの?」
「そ。だから。いいって言ってるでしょ。もう。」
「・・・。」
「合意なんだから・・・」
「よかった・・・。」
「・・・?」
「じゃあ俺は・・・。」
「・・・。」
「君を。傷つけてはいなかったんだね。」
「・・・。」
「無理やりじゃなかった・・・ってこと・・・なんだね。」
「・・・ぅん・・・。」
「・・・よかった・・・。」
「・・・。」
「でも・・・じゃあどうして君は俺とシ ようって・・・そう思ったの?」
「え・・・?」
「だから。合意なら。俺とそうなってもいいって。そう・・・思ったってことでしょ?」
「・・・。」
「どうして俺と・・・?」
「そ・・れは・・・。」
「・・・?」
「・・・だから・・・えと・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
思い出そうとしているのか。
瞳が左右にめまぐるしく動いている。
すいと・・・顎をあげ上を向くと。
ひゅっと眉をひそめ・・・。
ぅん・・・やっぱり何か。
考えているというか悩んでいるというか。
もしかして・・・覚えてないの・・・かな?
そう思って見ていたら。
少しだけ不安そうに俺を見て。
そして・・・モゴモゴと何か言いにくそうに言葉を発した。
「・・・えと・・・ノリよ。ノリ。」
「・・・え?」
「ノリ。その場の・・・ノリ。」
「・・・ノリ?・・・その場の・・・?」
「そう。ノリ。あるでしょ。そういうの。」
「あるでしょって・・・それってどういうノリ・・・」
「もういいでしょ!ノリって言ったらノリなの!」
「・・・。」
「合意だしノリだし!だから責任とかそういうのもいらないし!」
「・・・。」
そう早口でまくしたてると。
ぷいっと。
向こうを向いてしまった。
まだ。
聞きたいことあるんだけど。
まるで。
子どもみたいなその仕草に・・・あっけにとられ。
ちょっと笑いそうになって・・・。
強張っていた心と体の緊張が・・・ほぐれていく感じがした。
合意なら。
少なからず俺とそうなってもいいって・・・そう思ってくれたってこと。
もちろん。
好かれてるなんて・・・そんなうぬぼれはない。
本人だってノリと言っている。
きっと。
多分。
寂しくて人肌が恋しかったからなんだろう。
互いにだいぶ酔ってたし・・・。
でも・・・これまでどれほど酔っても。
ノリでそれほどのことをしたことがない俺が。
彼には・・・してしまった事実。
それは不思議で。
やっぱり詳しく知りたいけど・・・でも。
そもそも・・・忘れた俺が悪いんだろう。
彼の気持ちは・・・なんとなくだけど想像できる。
きっと先輩を忘れたかったんだろう。
傷心で泣いていた彼。
相手は・・・きっと。
俺じゃなくてもよかったんだと思う。
って言うか俺は・・・俺でよかったって思ってるけど。
だって他の奴だったら彼になにするかわからないし。
いや・・・俺だって記憶にないんだから・・・。
なにしたか・・・わかってなくて・・・。
・・・。
・・・。
って言うか・・・やっぱり。
理由はどうあれ・・・責任はあるよな。
男として。
アウトな行為だ。
.
つづく