【超嵐】~大宮~Love Rainbow㊹ | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

 

あちらの「Hit the floor」本日更新いたしました///。

 

 

大宮さんのBL物語です。

 

苦手な方はご注意を。

 

 

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立ち尽くす。

 

歩道の真ん中。

 

それなりの人が歩いていて・・・だから。

 

邪魔にならないように・・・すっと端っこへ避けた。

 

あの。

 

和君と初めて一緒に入ったお店の前。

 

ハロウィンの飾りつけでオレンジに染まる店。

 

明るい店内には。

 

ショーウインドウにケーキが飾られている。

 

キレイなケーキ。

 

甘い・・・ケーキ。

 

あの時二人で座った奥のテーブルには。

 

今・・・カップルが仲良さそうに座っている。

 

・・・。

 

・・・。

 

和君。

 

 

 

 

 

「和君俺・・・ホントは・・・。」

 

『・・・。』

 

「甘い物・・・好きじゃないんだ。」

 

『・・・ぇ・・・?』

 

「ごめん・・・嘘ついてて。」

 

『・・・。』

 

 

 

スマホの向こうから・・・和君のとまどいが感じられる。

 

何でそんな話?と思ってるはずなのに。

 

でも言わずに。

 

俺の次の言葉を待ってくれている。

 

電話を。

 

切らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「和君。」

 

『・・・。』

 

「好きだよ。」

 

『・・・。』

 

「俺は和君が好き。」

 

『・・・。』

 

「愛してる。」

 

『・・・。』

 

 

 

 

俺を追い越したOLさんが・・・チラ・・・と俺を振り返る。

 

「愛してる。」の俺の声が聞こえたのか・・・。

 

一瞬・・・そのOLさんと目が合い。

 

ここが公衆の面前・・・多くの人が行き交う歩道だということを改めて認識し。

 

すっと・・・周りを見渡すけど。

 

うまい逃げ場がない。

 

スマホに集中しすぎて。

 

ここから動くことができない。

 

今。

 

俺には。

 

耳だけが。

 

俺の世界のすべてだった。

 

しばらくの沈黙。

 

ぎゅっと・・・スマホを握る手に力がこもる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・。』

 

「・・・。」

 

『それ。』

 

「・・・。」

 

『聞かなかったことにする。』

 

「・・・ぇ・・・。」

 

 

 

それは。

 

どういう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『だから。』

 

「・・・。」

 

『会って顔見て・・・も一回言って?』

 

「・・・。」

 

 

 

声が。

 

和君の声が・・・甘い。

 

ねぇ・・・和君。

 

どんな顔して言ってるの?

 

心の奥が震え。

 

そこからまるで波動のように。

 

震えが全身に行き渡り。

 

ぶるる・・・と体が震える。

 

スマホを落としそうになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わ・・・かった・・・。」

 

『・・・。』

 

「今どこに・・・?」

 

『右見て。道路の向こう側。』

 

「・・・。」

 

 

 

すっと。

 

視線を流し。

 

道路の向こう側を見る。

 

・・・と。

 

すぐに見つかる。

 

車が行き交う道路の向こうに。

 

和君が。

 

いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会ってもうすぐに言おうかと思ったら。

 

さっきの話は大野さんの家で聞くからね・・・と制され。

 

俺の家へ行く道すがら。

 

電車の中で・・・和君がぽつぽつと話し始める。

 

それなりに・・・混んでいるからヒソヒソ話になる。

 

二人・・・並んでつり革につかまる。

 

互いに外側の手でつり革を持つから。

 

自然に寄り添う感じになり。

 

真っ暗な窓に映るそんな二人の姿を。

 

俺はただじっと見つめる。

 

和君はもう。

 

泣いてはいなくて。

 

でも。

 

目はまだ少し潤んでいる。

 

 

 

「夕飯をね・・・今日の夕飯。」

 

「・・・。」

 

「お店でお弁当作ってもらおうと思って行ったんだけど・・・。」

 

「・・・。」

 

「とにかくもうね・・・なんかすごいのよ。翔ちゃんの挙動不審な感じが。」

 

「・・・。」

 

「変な動きするし。」

 

「・・・。」

 

「まーくんもね・・・顔が硬くて。」

 

「・・・。」

 

「全然しゃべんないの。」

 

「・・・。」

 

「なんかあるな・・・って思って。」

 

「・・・。」

 

「で・・・店ん中見渡したら・・・大野さんがいたの。」

 

「・・・。」

 

「女の人と二人で。」

 

「・・・。」

 

「ショックだったなぁ・・・すごく。」

 

「・・・。」

 

 

 

その時を思い出したのか。

 

きゅっと。

 

眉根を寄せる和君。

 

・・・でも。

 

どうして・・・。

 

 

 

 

 

 

.

 

つづく

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毎日20時に更新です。

 

楽しんでいただけたら・・・。

 

ではでは。

 

来てくださってありがとうございました。