大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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和の体に突っ伏して泣く俺。
その腕に・・・和の指先が小さく触れる。
まだ。
あまり動かせなくて。
でも・・・俺に触れたいのか。
俺を慰めたいのか。
俺に・・・指先だけで触れる和。
俺はその手を取って。
そっと・・口づけた。
「無事で・・・よかった。」
「・・・ごめ・・・なさ・・・。」
「・・・ん・・・もう・・・いいから。」
「・・・り・・・がと・・・。」
「うん・・・うん。」
「さ・・・とし・・・。」
「・・・うん・・・うん。」
ただうなづくだけ。
でも・・・きっと伝わっている。
それくらいの事・・・わかるだけの。
俺達二人だと・・・そう思っているから。
ICUのナースに。
何かあったら連絡して・・・と言い残し。
眠りについた和を置いて・・・俺は仮眠室へと向かった。
家に帰るつもりなんて・・・最初からなくて。
だって和はここにいるんだから。
本当はずっとICUにいたかったんだけど・・・そうも行かず。
ここ・・・仮眠室で夜を明かそうと決めた。
仮眠室に入ると・・・え・・・?
「翔君?」
「ぁ・・・智君・・・ニノ・・・どうだった?」
「ぁ・・・う・・・ん・・・相葉先生の言う通りの時間に・・・無事に目覚めたよ。」
「雅紀・・・すげぇな。」
「状態も安定してるから・・・すぐに病棟に移れそうだし。」
「回復早そうだね・・・よかった。」
「・・・って言うか・・・え・・・なんで・・・いるの?」
「なんでって・・・俺・・・執刀医だよ?ニノになんかあったら・・・」
「そうだけど・・・いや・・・俺がいるから。翔君疲れてるでしょ・・・家に帰って・・・」
「いやいや・・・ある意味ニノは俺の患者な訳だから・・・。」
「でも・・・それじゃぁ悪いよ。」
「俺より智君・・・家にもどった方が・・・」
「翔ちゃん買って来たよ~!あれ・・・?大野先生?」
「・・・相葉先生・・・。」
「遅せぇよ雅紀・・・腹ペコだし。」
「ごめん・・・って言うか大野先生いたんだ・・・あ・・・じゃあ俺の1個あげるね。」
そう言うと。
いい匂いのする袋から・・・吉〇家の牛丼を出してきた。
「いや・・・大丈夫だから・・・。」
「お腹空いたでしょ?食べて食べて。」
次々と・・・箸やら紅ショウガやらを出す相葉先生。
・・・え・・・相葉先生も・・・泊まるの?
「悪いよ・・・相葉先生の牛丼なくなっちゃうから・・・。」
「いいのいいの。俺3つ買って来たし。」
「・・・3つ・・・。」
「そう。3つ食べれるかなぁ・・・って思いながら・・・でもさ・・・2こにしちゃって足りないのヤダし。」
「・・・そう・・・だけど・・・。」
「でもやっぱり寝る前に3つは食い過ぎだよね。だから1個あげる。あ・・・翔ちゃんは2つね。どっちもツユダクだよ。」
「サンキュ。」
「大野先生・・・俺の全部ネギダクだけどいい?」
「いいけど・・・あ・・・ありがとう。」
「食べよ♪お腹すいちゃった。」
「雅紀。手拭き取って。」
「・・・はい。」
自然と。
食べ始める俺達三人。
って言うか・・・この流れで行くと。
やっぱり相葉先生も泊まるらしかった。
和を・・・心配してくれてるんだろう。
もう。
・・・。
・・・。
俺は・・・何も言わなかった。
.
つづく