Stand by you every moment~19-5 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

「作りますから・・・今からおでん。」

 

「・・・ぇ・・・。」

 

「材料買って来たんです・・・おでんの元も。」

 

「・・・でも・・・疲れてないの?」

 

「大野先生に食べてもらいたいんです。僕が食べたおいしい金沢おでんを。」

 

「・・・でも・・・」

 

「おいしかったんです。すごく。」

 

「・・・。」

 

「だから・・・大野先生にも・・・。」

 

「・・・。」

 

「すごくおいしかったから・・・その・・・。」

 

「・・・。」

 

「どうしても・・・食べて欲しいっていうか・・・。」

 

 

 

小さくなって聞こえなくなったニノの声。

 

二人・・・見つめ合う。

 

ずっと・・・翔君とニノの二人きりの時間を・・・空想の向こうにトリップしていた俺。

 

急に・・・リアルが戻ってきたかのように。

 

今俺の目の前にニノがいる事に・・・改めて気づく。

 

何かを訴えるように・・・じっと俺を見つめる瞳。

 

その・・・クリアな瞳を見て。

 

・・・。

 

・・・。

 

ついさっきまでトゲトゲしていた心が。

 

今のニノの言葉で・・・す・・・っと丸くなる。

 

俺に。

 

俺に食べて欲しい・・・と言うニノ。

 

そのために作ってくれる・・・と言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだろ。

 

うん。

 

なんか・・・さ。

 

俺が・・・モヤモヤしていただけで。

 

急に翔君とニノが近づいたと想っていただけで。

 

本当は何も変わっていなくて。

 

ニノは・・・相変わらず俺の隣にいるニノで。

 

翔君よりも俺を。

 

俺の事を・・・思ってくれているような。

 

そんな風に急に思って。

 

さっきまで感じていたひねくれたような心が。

 

まっすぐになったっていうか。

 

ぴん・・・と伸びたっていうか。

 

俺は。

 

・・・。

 

・・・。

 

一人で何を思い悩んでいたんだろう。

 

嫌な空想をあえてするなんて・・・おかしな話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニノが持っている・・・おでんの元みたいな箱を手に取り。

 

裏の説明書きを読みながら・・・ニノに言った。

 

 

 

「俺も手伝うよ。」

 

「いいですよ・・・僕が全部・・・」

 

「一緒にやろうよ・・・ね。」

 

「・・・じゃ・・・ぁ///お湯・・・沸かしてください。」

 

「・・・ん。」

 

 

 

二人。

 

キッチンに立つ。

 

黙々と・・・互いが互いのやるべきことをやる。

 

時々・・・ニノの指示が飛ぶのは。

 

オペ室と逆だけど・・・でも。

 

こうして隣同士に立っているのが。

 

やっぱり・・・しっくりきて落ち着く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔君とどんな風に過ごしてきたのか。

 

今でも気にはなる。

 

でも。

 

こうして俺の元に戻ってきてくれたニノ。

 

いや・・・家がここなんだから戻って来るに決まってるんだけど・・・でも。

 

それだって。

 

ニノの心が翔君に向いていたら。

 

例えば二人で出張帰りに飲みに行くとか・・・できたのに。

 

それをしないで帰ってきて。

 

俺に・・・食べておいしかったおでんを作ってくれる・・・と言うニノ。

 

もう・・・それで。

 

・・・。

 

・・・。

 

十分だよ。

 

まだ・・・トゲトゲした部分はあるけどでも。

 

ニノがこうして隣にいてくれる今を。

 

心やすらかに一緒に過ごしたい。

 

今の俺の正直な思いは。

 

ただただ・・・それだけだ。

 

だって・・・これは。

 

同じ時は二度とない大事な時間なんだから。

 

 

 

「僕ちくわぶ好きなんです。」

 

 

 

そう言いながら・・・ちくわぶを切るニノ。

 

 

 

「俺たまごが好き。」

 

「フフ・・・僕もたまご好き。」

 

 

 

言いながら・・・笑い合い見つめ合い過ごす今。

 

今この瞬間を。

 

何度も・・・エンドレスにリピートできればいいのに・・・なんて。

 

そんな事を・・・思って。

 

我ながら突拍子もない発想に。

 

少しだけ苦笑いした。

 

 

 

 

.

 

 

 

 

 

つづく