大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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翌日の夕方・・・戻ってきたニノは。
いつものニノで。
お土産買ってきました・・・なんて言いながら。
日本酒と・・・大きな紙袋の中身を。
俺に嬉しそうに見せてくれた。
「これ・・・めずらしかったんで・・・。」
そう言って俺に見せてくれたのは。
甘エビの塩辛だった。
「へぇ・・・めずらしいね。」
「フフ・・・ですよね。」
「でもこれ・・・ニノ・・・苦手でしょ?」
「僕は食べられませんでしたけど・・・。」
「・・・。」
「櫻井先生がすごくおいしいって言ってて・・・。」
「・・・。」
「日本酒と合うって言うから・・・だから大野先生に是非って思って。」
「・・・ぁ・・・そ・・・う・・・。」
「はい。」
「・・・あり・・・がとう・・・。」
「いえ・・・。」
俺のテンションが。
少し下がった事・・・気づかない様子のニノ。
でも。
照れて俯く感じは・・・かわいくてたまらない。
嬉しいよ。
お土産は・・・ホント嬉しい。
でも。
なんか・・・やっぱ。
・・・。
・・・。
手離しでは喜べなくて。
翔君と・・・さ。
どんな夜を過ごしてきたんだろう・・・と。
聞きたいような聞きたくないような。
そんな・・・気持ちになった。
「これは・・・ハル君に・・・。」
「・・・ハル君?」
「はい・・・この間・・・お隣さんにお土産いただいたじゃないですか。」
「・・・あ・・・ああ・・・うん。」
「そのお礼に・・・買って来たんですこれ・・・『わり氷』。」
「・・・わり氷?」
「キレイですよね・・・ちょっと変わってて・・・。」
「・・・。」
「こんなですけど・・・中はちょっとしっとりしてるんです。」
「・・・へぇ・・・。」
「これも櫻井先生に教えてもらったんです。」
「・・・そう。」
そう言えば翔君は物知りで。
そういう知識が・・・すごく豊富だったこと。
思いだした。
「これも・・・買って来たんです。」
「・・・ん?これは・・・?」
「おふです。」
「オフ・・・?」
「麩です・・・お!ふ!」
ふ・・・の形で止まる口が。
まるで・・・キスを待っているみたいで。
もう俺は・・・一体何を考えてるんだ・・・と。
少し頭を冷やした方がいいかも・・・と。
ニノからちょっとだけ離れた。
「おでん食べて来たんです・・・金沢おでん。」
「金沢おでん・・・。」
「はい・・・有名みたいなんですよね。」
「へぇ・・・。」
「櫻井先生がおいしいお店知ってて・・・。」
「・・・。」
「そこで食べたおでんがほんっとおいしくって・・・。」
「・・・。」
「これ・・・この車麩っていうのが・・・特徴みたいで・・・。」
「・・・。」
「櫻井先生って物知りですね。」
「・・・ん・・・。」
いとこをほめられてるんだから。
ホントはもっともっと。
喜ばなくちゃいけないのに。
全然喜べなくて。
って言うかもう・・・これ以上。
ニノの口から「櫻井先生」という言葉を聞きたくなかった。
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つづく