大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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「俺はね。」
「・・・。」
「予防に・・・力を入れたいんだ。」
「・・・予防?」
「そう予防。」
「・・・。」
「あのね。」
そう言いながら。
櫻井先生は立ち上がり。
僕の隣へと・・・座り直した。
ずずっと・・・椅子を寄せ。
顔を近づけて話す櫻井先生。
「ニノも知っていると思うけど・・・。」
「・・・。」
「例えば予防薬とか・・・そういうのを開発したいと思ってもさ・・・。」
「・・・。」
「病気との因果関係を証明するのは・・・難しいだろ?」
「・・・はい。」
「膨大なデータが必要になる。」
「・・・わかります。」
「でも・・・誰かがそれをやらなくちゃいけないし。」
「・・・。」
「できるとしたらそれは医者が・・・病院がやるべきことなんだと思ってる。」
「・・・。」
「って言うか・・・俺達にしかできないし。」
言いたいことが・・・なんとなくわかる。
でも・・・そのデータをとるのは・・・けっこう大変だし。
そもそも薬の認可とか・・・日本は特に遅いから・・・だから。
「だから・・・製薬会社とタッグを組んでさ。」
「・・・。」
「こっちも・・・薬理学を学んで・・・。」
「・・・。」
「・・・予防薬の開発には力を入れたいんだ。」
「・・・。」
薬理学。
・・・。
・・・。
それって・・・確か。
「それ・・・相葉先生が・・・」
「そうそう!雅紀がやってるやつ。」
「・・・。」
「その研究をさ・・・全面的にバックアップしてやりたいんだよ。」
「・・・。」
瞳がキラキラしてる櫻井先生。
それからも・・・予防薬の必要性とか。
相葉先生の研究の成果とか。
そういうの・・・を。
いつになく雄弁に僕に語る櫻井先生。
その熱心さに。
医者としてのプライド・・・みたいなのを感じて。
少し・・・心うたれた。
「わかりました・・・櫻井先生の味方につきます。」
「・・・サンキュ。」
「でも・・・。」
「・・・。」
「具体的に何をしたらいいか・・・僕はその・・・あまり・・・」
「智君の事好きって気づいたんだね。」
「・・・。」
不意打ちのように。
顔を覗き込まれる。
あまりの直球に言葉に詰まったけど。
でも。
どうせ・・・全部ばれてるし。
そう。
ばれてるなら。
「はい。」
「お・・・素直だね。」
「もう・・・隠しても無駄ですし。」
「そうそう・・・無駄だよ。」
「って言うか・・・いつ気づいたんですか。僕がその・・・大野先生を・・・その・・・」
「愛してるかって?」
「・・・は・・・い・・・。」
「ん~・・・けっこう最初っからかなぁ・・・。」
「・・・。」
「ニノの目がさ・・・明らかに・・・智君を見る目が違ってて・・・。」
「・・・目って///。」
「俺・・・その・・・海外生活が長くてさ。」
「・・・。」
「そういう・・・男同士のとか・・・たくさん見てきてるから・・・。」
「・・・。」
「だから・・・そもそもそういうのはアリって前提で人の事見てるからさ。」
「・・・。」
「気づくのが早いんだと思うよ。」
「・・・。」
なるほど・・・と思った。
僕は・・・逆で。
男同士なんてありえないって・・・そう思ってたから。
だから・・・自分の気持ちにすら・・・気づけなかったって事。
「そういう櫻井先生は・・・どうなんですか。」
「・・・ん?」
「誰かその・・・そういう・・・お相手・・・みたいな人・・・。」
「・・・。」
ふと。
なぜか・・・相葉先生が・・・頭に思い浮かぶ。
でも。
すぐに・・・頭を軽く振って追い出した。
自分がその・・・大野先生の事そう思ってるからって。
みんなもそうとは限らないし。
そういう想像は・・・なんか失礼な気がして。
・・・でも。
・・・。
・・・。
何か・・・心に少し引っかかる思い。
でも・・・。
.
.
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つづく