Stand by you every moment~18-1 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

Side.N

 

 

 

用事を思いだしたので・・・と。

 

大野先生にそう言って。

 

夜勤出勤のために・・・先に家を出た僕。

 

病院に向かう途中で。

 

櫻井先生に「話がしたい。」と連絡をすると。

 

じゃあ食堂で・・・と言われた。

 

大事な話なので・・・できれば先生の部屋で・・・と言ったんだけど。

 

部屋の整理整頓をしている最中で。

 

座るところも足の踏み場もない・・・と言われ。

 

なんか・・・部屋がどうなってるか想像がついたから。

 

じゃあ・・・としかたなく食堂で待ち合わせをすることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着替えて・・・食堂に行くと。

 

櫻井先生が自販機の前で待っていてくれて。

 

二人で・・・一番端っこ窓のすぐそば。

 

ちょっと柱で死角になるような場所に移動し正面に座った。

 

僕の好きな缶コーヒー・・・っていうか・・・櫻井先生も好きみたいなんだけど。

 

それを買っておいてくれた先生。

 

ありがとうございます・・・と言いながら缶をあけ・・・一口飲んだ。

 

もう・・・すっかり外は暗くなり。

 

食堂は閑散としている。

 

ここなら・・・誰にも聞かれずに話ができそうだ。

 

 

 

「・・・どう?」

 

 

 

涼しい顔で。

 

僕に聞く櫻井先生。

 

いつもの僕なら・・・「何がどう?なんですか・・・。」と。

 

そう聞くところなんだけど。

 

そう・・・もう。

 

そういう駆け引きみたいなの。

 

止めた。

 

だって・・・全部。

 

ばれてるみたいだし。

 

なんかもう・・・いまさら。

 

隠すコトなんて・・・何もないような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「櫻井先生に・・・つきます。」

 

「・・・。」

 

 

 

にやっと。

 

僕を見て笑う。

 

でも・・・それは。

 

嫌な感じはしなくて・・・バカにされたような感じではなくて。

 

妙に・・・距離が近づいたような。

 

そんな・・・感覚になる笑顔だった。

 

共犯者。

 

言うならば・・・そんな感覚。

 

何も・・・悪い事はしていないけど。

 

 

 

「でも・・・1つ条件があります。」

 

「なに。」

 

「先生の・・・医者としてのビジョンを教えてください。」

 

「・・・。」

 

「もし院長になったら・・・どんな病院にしたいのか。」

 

「・・・。」

 

「それを聞いてからじゃないと・・・」

 

「わかった・・・まあ・・・当然だよな。」

 

 

 

案外あっさりと同意してくれたことに。

 

ちょっと肩透かしされたような感覚になる。

 

でも・・・そう。

 

これは・・・とても大事な事。

 

もう・・・櫻井先生につく・・・とほぼほぼ決めてはいるけど・・・でも。

 

やっぱり味方になるならなるなりに・・・見極めたいっていうか。

 

どういう考えを持っているのか・・・聞きたいし。

 

それなりにちゃんと・・・応援するに値する人なのか・・・を。

 

ただただ・・・知りたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

.

 

.

.

 

 

つづく