Stand by you every moment~17-2 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

食パンと・・・といた卵。

 

それから・・・それは・・・バター?

 

コンロにはフライパンが置いてある。

 

それは・・・え・・・?

 

 

 

「初めてだから・・・。」

 

「・・・。」

 

「上手くいくかわかんないんだけど・・・。」

 

「・・・なんですか・・・それ。」

 

「・・・ん///?」

 

 

 

ちょっと恥かしそうに・・・僕を見る大野先生。

 

久しぶりに見たその瞳に・・・吸い込まれそうで。

 

一瞬・・・身体が揺れた様な錯覚に陥り。

 

僕はテーブルについた手に・・・ぐっと力を入れた。

 

 

 

「これ・・・。」

 

「・・・。」

 

「フレンチトースト。」

 

「・・・ぇ。」

 

「ニノ・・・好きでしょ?」

 

「・・・。」

 

「だからさ・・・レシピ・・・聞いてきたんだよ。」

 

「誰に・・・ですか・・・?」

 

「食堂のおばちゃん。」

 

「・・・。」

 

 

 

テーブルの端に。

 

くしゃっとなった紙が置いてある。

 

大野先生の綺麗な字で・・・何か走り書きがされている。

 

端の方が少し・・・黄色く濡れているのは。

 

卵がついちゃったから・・・なのか。

 

少しだけ。

 

僕の鼓動が早くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは・・・。」

 

「ホントは今・・・練習しようと思ってたんだよ・・・こんなのやったことないから。」

 

「・・・。」

 

「ニノにさ。」

 

「・・・。」

 

「食べてもらおうと思って。」

 

「・・・。」

 

「ちょっと・・・元気ないから・・・。」


「・・・。」


「・・・。」


「・・・。」




しばらくの沈黙。


気づいたら。


見つめられていた。


心配を隠さないその瞳。


ごめんなさい・・・すら言えずに。


ただ見つめ返す。


何か。


言おうとしてすっと息を吸った大野先生。


でも。


すぐに口を閉じ。


僕から目をそらして言った。




「・・・ナイスタイミングで起きてくるから・・・さ。」

 

「・・・。」

 

「ちょっとあせったけど・・・。」

 

「・・・。」

 

「体調悪いとか・・・ある?今。」

 

「・・・いえ・・・大丈夫です。」

 

「そう・・・食える?フレンチトースト。」

 

「・・・はい・・・食べられます。」

 

 

 

あなたが僕に作ってくれる物なら。

 

なんだって・・・食べます。

 

そう・・・思ったら。

 

目の奥が。

 

くぅっと熱くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ・・・つけるんだよな・・・確か。」

 

 

 

そう言いながら。

 

そのキレイな指で・・・同じ大きさにカットされた食パンを。

 

そっと・・・卵の中にひたした。

 

指先が・・・黄色く濡れる。

 

そのまま・・・食パンをきゅぅっと卵の中に沈め。

 

視線を紙に流す。

 

じっと。

 

止まったまま。

 

紙を見ている。

 

その・・・横顔の美しさに見惚れ。

 

見つめられる紙にすら・・・嫉妬する。

 

 

 

「ああ・・・火・・・か。」

 

 

 

そう言うと。

 

汚れた手をキッチンペーパーで拭うと。

 

コンロに火をつけ弱火にした。

 

バターをひとかけら。

 

フライパンに入れる。

 

淡々とこなしていく手順。

 

まるで・・・オペみたいで。

 

自然と僕は横に立った。

 

 

 

「で・・・これを・・・いれるんだよな?」

 

「・・・ですね。」

 

 

 

一緒に紙を覗き込む。

 

いつもの立ち位置。

 

僕の居場所だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「手で・・・いい?」

 

「今さら・・・です。」

 

「だな。」

 

 

 

肩が触れ合うくらいの・・・隣同士の至近距離。

 

僕が・・・食パンがひたっているボールを持ち上げると。

 

大野先生が・・・そこから食パンを取り。

 

フライパンに入れた。

 

じゅっと言いながら・・・一瞬で広がる香り。

 

バターの香りも深くなる。

 

甘さが加わって・・・思いっきり吸い込むと・・・心がふわっと軽くなり。

 

僕は・・・思わず言葉がこぼれた。

 

 

 

「いい匂い。」

 

「・・・な。」

 

 

 

自然に目が合い。

 

目尻を下げた大野先生の瞳の奥に。

 

優しい優しい深い青が見えた・・・ら。

 

 

 

 

 

   あ・・・好き

 

 

 

 

 

そう・・・思った。

 

心をぎゅっとつかまれ。

 

きゅっと口を結んでいないと・・・思わず言葉がこぼれそうになるくらい。

 

自然にそう・・・思った。

 

多分・・・見つめ合ったのはコンマ何秒。

 

不自然にならないように・・・視線をフライパンへとうつした・・・けど。

 

今。

 

・・・。

 

・・・。

 

たった今。

 

思った。

 

好き・・・って。

 

大野先生の事・・・好きって。

 

今。

 

素直に思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.

 

 

 

.

.

 

 

つづく