Stand by you every moment~14-3 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

「それも・・・まあ・・・あるけど・・・。」

 

「・・・。」

 

「でも・・・。」

 

「・・・。」

 

「それは医者個人としてでもまあ・・・できなくはないから。」

 

「じゃあ・・・。」

 

「・・・。」

 

「なんで・・・?」

 

「・・・ぅ・・・ん・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「すいません・・・こんな事聞いちゃって・・・。」

 

 

 

聞いておいて。

 

踏みこみすぎたかも・・・と反省する。

 

大野先生だって言いたくないこと・・・あるかもしれないのに。

 

そう言えば少し言い淀んでいる雰囲気に。

 

今さらだけど気づいた。

 

気まずくなってグラスのウイスキーをくぴっと飲んだ。

 

そう・・・だよね。

 

僕に理解してもらう必要とか。

 

大野先生にはないんだから。

 

深入りしすぎて・・・ちょっと失礼だったかも。

 

そういうこと全部。

 

知る立場にいないのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知る・・・立場・・・。

 

・・・あ・・・れ?

 

今・・・少しだけ。

 

心がざわついた。

 

ううん違う。

 

だって・・・こうしてそばにはいるけど・・・でも。

 

一緒に住んでいるのは大野先生の優しさであって。

 

大野先生と僕は医者と看護師って関係だし。

 

だから・・・それ以上の関係では・・・なくて。

 

って言うか・・・それ以上って。

 

なに。

 

 

 

「知りたい?」

 

 

 

突然そう聞かれて。

 

反射的に大野先生を見た。

 

その・・・声が。

 

なんか・・・甘くて。

 

急に・・・距離の近さを感じる。

 

密やかな何か・・・を。

 

これから告げるかのように・・・じっと見つめられ・・・僕は。

 

 

 

「はい・・・知りたいです。」

 

 

 

その瞳をまっすぐ見つめ返しながら言った。

 

いいの?

 

教えてくれる・・・の?

 

テレビもつけずに。

 

ソファに二人で座っている。

 

さっきまで聞こえていた外の車の音も。

 

今は全然聞こえない。

 

もう・・・遅い時間。

 

だけど。

 

大野先生と僕には時間がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は・・・。」

 

「・・・。」

 

 

 

見つめられたまま・・・囁くような小さな声で。

 

大野先生が言う。

 

その・・・次の言葉を待っている僕に。

 

突然すっと。

 

でも・・・緩やかに伸びて来た大野先生の指。

 

あ。

 

触られるって思ったら。

 

一瞬で緊張して。

 

金縛りにあったように動けなくなった。

 

 

 

「なんか・・・ついてる・・・。」

 

 

 

そう言いながら僕の髪に触れる大野先生。

 

すいっと・・・指で何かをつまむと。

 

テーブルの下のゴミ箱へ・・・それを捨てた。

 

こんな時に。

 

髪にゴミつけてるなんて・・・と。

 

恥ずかしくなる。

 

って言うか。

 

どうして今。

 

大野先生が僕に触れる・・・と思って。

 

緊張とか。

 

なんでしたんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいません。」

 

 

 

小さい声で言うのがやっとで。

 

いつもと違うこのドキドキする感じは。

 

多分飲んでいるせいだ・・・と。

 

そう思いこむ。

 

って言うか。

 

それ以外に理由がない・・・と思う。

 

静かな夜・・・だから。

 

余計に自分の鼓動が聞こえそうで。

 

ちょっとだけソワソワする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「院長になると・・・。」

 

「・・・はい。」

 

 

 

ゆっくりと話出す大野先生。

 

僕は耳を傾けた。

 

 

 

「ある意味・・・院内の事・・・思い通りに動かせるでしょ?」

 

「・・・。」

 

「もちろん簡単ではないけど・・・その・・・俺の意思で選べるっていうか・・・。」

 

「・・・選べるって・・・それは・・・。」

 

「・・・。」

 

「製薬会社とかってこと・・・ですか?」

 

「ん?ああ・・・まあそれもそうだけど・・・。」

 

「・・・。」

 

「そこは別に・・・そんなにこだわってない。」

 

「・・・。」

 

「って言うか・・・逆にそういうとことの付き合いは俺は・・・あんま得意じゃないから・・・。」

 

「・・・。」

 

「それをしなくちゃいけないとなると・・・院長は大変だなって思うけど・・・。」

 

「じゃあ・・・選べるって言うのは・・・?」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「人事・・・とか・・・。」

 

「・・・人事?」

 

「いやまあ・・・人事って言うとおおげさなんだけど・・・。」

 

「・・・。」

 

 

 

大野先生の顔を覗き込む。

 

人事ってどういう意味なんだろう。

 

え・・・もしかして。

 

救急を辞めたい・・・とかそういうこと?

 

あ・・・でも。

 

大野先生なら自力で異動できそうだし。

 

だから。

 

そうじゃなくて。

 

誰か救急に欲しいってこと?

 

それとも。

 

誰かを・・・辞めさせたい?

 

 

 

 

 

 

 

.

 

.

 

 

つづく