Stand by you every moment~14-2 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

 

結局・・・洗い物を手伝ってもらって。

 

やっぱり少しだけ飲もうか・・・と言われ。

 

飲む準備をしてリビングへと戻った。

 

ウイスキーの水割りを慣れた手つきで作る僕。

 

大野先生の水割りの好みはわかっている。

 

少し濃い目に作って・・・氷をたくさん。

 

クルクルとグラスを回しながら・・・手の熱で溶かしながら飲むのが好きみたいだった。

 

僕は・・・最初から薄目。

 

氷は少なめで・・・レモンを少し絞るのが最近のお気に入りだ。

 

作り終え・・・グラスを合わせ乾杯する。

 

くいっと・・・最初の一口を大きく飲む大野先生。

 

今日は酔いそうって・・・そう言ってたのに。

 

大丈夫なのかな・・・なんて思いながら僕もグラスに口をつけた。

 

あまりもったいぶっても・・・と思い。

 

すぐに話そうとしたんだけど。

 

そもそも・・・何をどう話すべきなのか。

 

イマイチまとまっていなくて。

 

だって一応・・・櫻井先生と話をしたって事は内緒なんだから。

 

それで・・・話すのを躊躇してしまったんだけど。

 

じっと大野先生が僕を見るから。

 

だから見切り発車で話始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大野先生は・・・。」

 

「・・・うん?」

 

「院長に・・・なりたいんですか?」

 

「・・・。」

 

 

 

見切りにしては。

 

ずいぶんとハッキリ質問してしまった・・・と。

 

言っておいて・・・ちょっとあせった。

 

 

 

「通達・・・見たの?」

 

「・・・はい・・・。」

 

 

 

厳密には。

 

通達も見たし櫻井先生から話も聞いたし。

 

なんなら・・・少し前に院長からも直接聞いていたから。

 

僕からしたら今さらの通達なんだけど。

 

 

 

「そっか。」

 

 

 

手の中で。

 

グラスをユラリと揺らす。

 

やっぱり手がキレイだ。

 

って言うか・・・うん。

 

グラスをじっと見つめる瞳もキレイ。

 

男性に・・・キレイはおかしいのかもしれないけど。

 

思うんだからしかたないよね。

 

くぴっと・・・もう一口。

 

大きく飲む。

 

すでにグラスの中身は半分くらいに減っている。

 

それをまた・・・ユラユラと揺らす先生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なりたいかなりたくないかって言ったら・・・。」

 

「・・・。」

 

「ぅ・・・ん・・・なりたい・・・かな。」

 

「え。」

 

「え?」

 

「ぁ・・・いえ・・・。」

 

 

 

ちょっと・・・意外。

 

あんまり興味がないのかもって・・・勝手に思ってたけど。

 

そうでもなくて。

 

やっぱりなりたいんだ。

 

・・・。

 

・・・。

 

優しい人だと思ってた・・・けど。

 

あ・・・別に・・・だからってその・・・いわゆる野心があるかないかっていうのは。

 

優しいかどうかとは別問題だけど・・・でも。

 

そう。

 

穏やかな人だと思ってたから・・・ちょっと驚いた。

 

争い事は好まないって・・・そう勝手に思ってたけど。

 

櫻井先生と須山先生とライバルになる覚悟があるんだ・・・って。

 

ちゃんと野心があるんだ・・・って・・・そう思って。

 

あ・・・でも。

 

野心があるのかどうか・・・わからないよね。

 

そう。

 

大事なのは理由だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうして・・・院長になりたいんですか?」

 

「・・・。」

 

「・・・わかりますけど・・・病院で一番偉い人だから・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・でも・・・大野先生は・・・別に偉くなりたい訳じゃないですよね?」

 

「そう・・・偉くなりたいわけじゃないよ。」

 

 

 

大野先生が笑いながら言い。

 

グラスのウイスキーを・・・くいっと。

 

今度は少しだけ飲んだ。

 

よかった。

 

ちょっとなんか・・・そこは安心した。

 

・・・でも。

 

例えば大野先生が「偉くなりたい」って言ったとしても。

 

それでも言葉通りにはきっと僕は受け取らないと思う。

 

だって大野先生はそういう先生じゃないから。

 

 

 

「じゃあやっぱりその・・・医者としてのビジョン・・・ですか?」

 

 

 

以前に聞いた事を思い出す。

 

医者主体の治療ではなくて。

 

患者主体の治療をしたい・・・と言っていた事。

 

それは院長になれば叶うことかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大野先生の手からグラスを預かる。

 

また氷をたくさんいれ。

 

ウイスキーをいれる。

 

いつもよりもちょっとピッチが早いかも・・・と。

 

頭の端の方で・・・ぼんやりと思った。

 

意図的に・・・さっきよりは薄めに作って。

 

コトン・・・とグラスをテーブルに置くと。

 

ありがと・・・と大野先生が小さくつぶやいた。

 

グラスをテーブルに置いたまま。

 

ゆらっと傾けながら先生が話を続ける。

 

 

 

 

 

 

.

.

 

 

つづく