Stand by you every moment~14-4 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

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「院内人事に・・・俺は別に口出すつもりはないんだ。」

 

「・・・。」

 

「そういうのよくわかんないし。」

 

「じゃあ・・・どういう意味なんですか?」

 

「う・・・ん・・・その・・・対外的にっていうか・・・。」

 

「対外的?」

 

「いやだから・・・。」

 

 

 

急にしどろもどろになる先生。

 

持っていたグラスを。

 

けっこうまだずいぶんと入ってるのにコクコクっと・・・ほぼほぼ飲みほした。

 

立ち上がりキッチンへ行き。

 

上の棚をゴソゴソする先生。

 

ゆっくりと戻って来ると。

 

その手には・・・柿ピーとチョコレートを持っている。

 

腰を据えて飲む気なんだ・・・って言うことがわかって。

 

ちょっと嬉しくなる。

 

まだこの話題をしてくれることに。

 

僕に説明しようとしてくれるんだ・・・と。

 

そう思ったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「海外の医師団の事・・・知ってる?」

 

「はい・・・活動の事は・・・聞いてます。」

 

 

 

それは知ってる。

 

かなり有名だし・・・同じ医療に携わる者として。

 

それに参加している人達の事。

 

すごいな・・・って。

 

本気で尊敬しているから・・・だから・・・よく知っている。

 

 

 

「今さ・・・ちょっと・・・そのなり手がなくて・・・。」

 

「・・・。」

 

「それなりの病院が持ち回りで・・・その・・・医者とか看護師とかを派遣しようって・・・。」

 

「・・・。」

 

「そういうその・・・国家レベルでバックアップして・・・やるっていう・・・。」

 

「・・・。」

 

「計画があるらしいんだ。」

 

「へぇ・・・。」

 

 

 

それは知らなかった。

 

なり手がいない・・・なんて。

 

確かに過酷だし。

 

言葉の壁とか衛生面とか。

 

そういうの・・・大変だと思ってたけど。

 

 

 

「なり手がいない・・・と言うよりは・・・。」

 

「・・・。」

 

「多分・・・需要が多いってこと・・・なんだろうけど。」

 

「・・・。」

 

 

 

それなら・・・なんとなくわかる。

 

世界中で医者を必要としている人はたくさんいるだろうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕が薄めに作ったグラスの水割りを・・・またくいっと飲む先生。

 

柿ピーを数粒指でつまんで。

 

ぽん・・・と口へとほおりこんだ。

 

ポリポリ・・・という音が。

 

話の内容とは逆に・・・なんだか呑気に聞こえて。

 

するり・・・と体の力が抜けた。

 

っていうか・・・自然と体に力をいれていたこと。

 

今気付いた。

 

 

 

「それ・・・で・・・?」

 

「ぅん・・・まあ・・・それで・・・。」

 

「・・・。」

 

「うちの病院に・・・例えば依頼された時に・・・。」

 

「・・・。」

 

「誰を推薦するかっていう・・・そういう事を・・・さ・・・。」

 

「・・・。」

 

「決めるのは院長だから・・・。」

 

「・・・。」

 

「だから・・・」

 

「誰か推薦したい人がいるんですか?」

 

 

 

僕も。

 

柿ピーに手を伸ばし。

 

数粒つまんで口へといれた。

 

確かこれ。

 

黄金比・・・みたいなのがあったはず。

 

なんだっけ。

 

六対四だったっけ・・・七対三だったっけ・・・なんて。

 

そんな事思いながら。

 

ポリポリと噛んでいた・・・から。

 

気づかなかった。

 

じっと・・・見つめられていることに。

 

・・・。

 

・・・。

 

え・・・と。

 

何か僕・・・変な事言った・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・先生・・・?」

 

「・・・ん・・・。」

 

「あの・・・。」

 

「うん・・・そう・・・だね・・・推薦したい人・・・うん・・・いや・・・。」

 

「・・・。」

 

 

 

歯切れの悪い言い方。

 

海外医師団に推薦したい人がいる。

 

それだけが院長になりたい理由ではないだろうけど。

 

ずいぶんと言いにくい様子の大野先生を見て。

 

もうこの話はやめようと思った。

 

大野先生は院長になる意志がある。

 

それを知れただけでもう十分だったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう・・・残り少ないグラスのウイスキー。

 

薄くなった琥珀色の液体を見つめ思う。

 

自分の気持ちは・・・もう決まった。

 

櫻井先生には悪いけど。

 

大野先生が院長になりたい・・・と知った今。

 

僕は全力で大野先生の味方をするつもりだ。

 

だから。

 

櫻井先生には今日のこと断わろうと決めた。

 

第一・・・僕が誰につこうが。

 

櫻井先生が言うような・・・そんなに影響があるとは思えない。

 

きっと・・・もっと。

 

役員とか・・・古株の医者とか。

 

そういう人が直接的な決定権を持っているだろうから。

 

だから・・・僕一人がどう動こうと。

 

たいしたことはないって・・・思う。

 

 

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つづく