Stand by you every moment~13-3 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

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ざざっと・・・テーブルの上の書類をその腕で一気に端に寄せる櫻井先生。

 

僕の前にコーヒーを置くと。

 

目の前でお弁当を広げた。

 

 

 

「ごめん・・・時間なくてさ・・・飯食いながらでいい?」

 

「いいですけど・・・。」

 

 

 

あきらかに手作りのお弁当。

 

花柄のかわいいハンカチでくるまれている。

 

それは・・・。

 

 

 

「それ・・・手作りですか。」

 

「うんそう。ナースがね・・・作ってくれたの。」

 

 

 

ふたをあけると。

 

タコのウインナーとか卵焼き。

 

緑のは・・・それは・・・ほうれん草?

 

パッと見ただけでも手が込んでいる。

 

なぜか。

 

今朝の相葉先生の寂しそうな瞳を思い出し。

 

よくわかんないんだけど。

 

なんとも言えない気持ちになった。

 

 

 

「話ってなんですか。」

 

「ん?・・・うん。」

 

 

 

タコのウインナーを二つ一緒に口に入れる櫻井先生。

 

まだ・・・飲み込んでいないだろうに。

 

すぐに卵焼きを口に入れた。

 

 

 

「あの・・・さ・・・。」

 

 

 

モグモグしながら話す櫻井先生。

 

普通ならお行儀の悪い仕草なのに。

 

どうしてか下品な感じを受けない。

 

育ちがいいのかな・・・と漠然と思った。

 

そう言えば大野先生も食べ方がすごくキレイだ。

 

箸の持ち方もキレイだし。

 

すっと添える左手も芸術的に美しい。

 

あまり大きな口をあけて頬張らない大野先生は。

 

なのに・・・食べるのが早くて。

 

 

 

「通達見た?」

 

 

 

櫻井先生に聞かれ。

 

我に返る。

 

 

 

「見ました。」

 

 

 

すぐに・・・そう答えて。

 

そして想像する。

 

今から櫻井先生が。

 

僕に何を話すのか・・・と。

 

でも・・・よくわからなくて。

 

だから・・・その次の櫻井先生の言葉を待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次期院長なんだけど・・・。」

 

「・・・はい。」

 

「俺ね・・・院長になりたいんだよ。」

 

「・・・。」

 

 

 

それは想像できた。

 

って言うか・・・多分。

 

次期院長候補・・・と呼ばれている三人とも。

 

院長にはなりたいんだろうなって・・・思う。

 

大野先生は・・・もしかしたら違うかもしれないけど・・・でも。

 

理想の病院を作りたいって事で言うと。

 

そう言う思いはあるだろうな・・・と思った。

 

でも櫻井先生は。

 

なんでわざわざ僕にそんな宣言をするんだろう。

 

ご飯を・・・多分炊き込みご飯みたいなんだけど。

 

それを大きな一口で口に入れると・・・そばにあったお茶をすぐにゴクンと飲んだ。

 

 

 

「三つ巴な訳よ・・・俺と智君と優君の。」

 

「・・・はい。」

 

「でも優君はさ・・・ほら・・・例の件で・・・。」

 

「・・・。」

 

「一歩後退しちゃったと思うんだよね。」

 

「・・・。」

 

 

 

例の件・・・とは。

 

あの「誤診騒動」のこと。

 

患者さんのご家族が・・・あのことはなかったことにしてくれて。

 

もうすっかりよくなって退院していったけど。

 

でも・・・うんあれは。

 

院長にはよくない印象だったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからさ・・・まあ・・・俺と智君のさ。」

 

 

 

ほうれん草を。

 

一気に全部箸で掴んで口に入れる櫻井先生。

 

2.3回噛んで・・・すぐにゴクンと飲み込んだ。

 

 

 

「一騎打ち的な?そんな感じな訳。」

 

「もう少しよく噛んだ方がいいですよ。」

 

「・・・。」

 

「ちゃんと味わわないと・・・作ってくれた人に失礼です。」

 

「・・・。」

 

 

 

少し屈んで食べていた櫻井先生。

 

僕を上目づかいで見つめる。

 

 

 

「やっぱ・・・。」

 

「・・・。」

 

「脳外科に欲しいな。」

 

「・・・は?」

 

「いや何でもない・・・ちゃんと感謝して食うよ。」

 

「・・・。」

 

 

 

意外に。

 

素直に言う事をきく櫻井先生。

 

そこからは。

 

びっくりするくらい丁寧に食べ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「話続けていい?」

 

「どうぞ。」

 

「まあ・・・つまりはさ・・・残ったのは俺と智君でさ。」

 

「・・・。」

 

「俺ら二人がよほどのヘマしない限り・・・もう優君が浮上してくるのは難しいと思う訳。」

 

「・・・。」

 

 

 

それは・・・そうだと思う。

 

あれは・・・ホント下手したら訴えられても仕方ないことだったと思うから。

 

 

 

「俺はね・・・何度も言うけど・・・院長になりたいんだよ。」

 

「・・・。」

 

「だから・・・ニノさ。」

 

「・・・。」

 

「俺の味方になってくんない?」

 

「・・・。」

 

 

 

 

言ってる意味が。

 

いまいちよくわからなかった。

 

櫻井先生が院長になりたい。

 

それはわかったけど。

 

どうして僕が。

 

なんで味方に付く必要がある?

 

 

 

 

 

 

 

.つづく