大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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Side.N
昨日・・・役員の定例会議が開かれ。
そこで正式に院長候補の話があった・・・と。
今朝病院の全スタッフに通達された。
次期院長候補は。
須山先生と大野先生と櫻井先生。
この三人だ・・・と通達があった。
わかってはいたけど。
でも・・・なんとなく院内がざわついている。
今日は大野先生の脳外科の手術の日だった。
脳外科の医者はこの病院にはたくさんいるんだけど。
今日のオペは大野先生が執刀する。
時々・・・大野先生は。
腕が鈍らないように・・・と難しいオペをすることがある。
それが許されるのも。
やっぱり・・・次期院長候補だということをみんなが知っていたから。
だからなんだろうな・・・と思った。
今朝は一緒に出勤して。
ちょうど・・・登校するハル君に会った。
ハル君は・・・また大野先生に「今日は手術するの?」と聞いて。
確かに今日は手術をするから・・・だから。
「今日はするよ。」と大野先生が言った。
それを聞いて眼をキラキラさせるハル君。
僕達と別れる角を曲がるまで。
今日の手術の事を・・・たくさん聞いてきた。
誰の手術なのか・・・どこを切るのか。
興味がすごくあるみたいで。
ハル君は本当に医者になるかもしれないな・・・なんてそんな事を思っていた。
病院について。
じゃぁ・・・と言いながら医局へと向かうその大野先生の後ろ姿を。
ちょっと複雑な思いで見送った僕。
あまり・・・感じた事のない感覚。
寂しい・・・とはちょっと違うんだけど。
なんだろ。
・・・。
・・・。
思った通りに口にするならば。
僕の知らない大野先生の時間が始まることに。
うん・・・そう。
やっぱり疎外感。
そんなモノを感じたんだと思う。
って言うか///。
なんか失礼だよね・・・僕。
そんなに近しい間柄って訳でもないのに。
ただ一緒に暮してるってだけなのに。
大野先生の全部を知ってるみたいな・・・そんな考え方。
変・・・だよね。
まだ出勤したばかりだけど僕は。
コーヒーでも買おうと食堂へと向かった。
自販機にコインを入れていると。
突然後ろに気配がする。
あ・・・と思った時にはもう。
膝カックンされていた///。
「や///ぁ。」
「わわ///っ・・・。」
自分でしておいて。
驚いたような声をだすのは。
「ゴメンねニノちゃん・・・こんなにうまくキまるなんて思わなくて///。」
相葉先生が。
後ろから僕を羽交い絞めのようにして・・・ぐっと抱き止めてくれた。
支えてくれたことに思わずお礼を言いそうになって。
いや違う。
そもそも元凶は相葉先生だしって思って。
口をつぐんだ。
「何考えてたの?ずいぶんと無防備だったね。」
「別に・・・何も・・・。」
大野先生の事。
少し考えてたけど。
さすがにそれは恥ずかしくて。
本当の事は言えなかった。
「それよりいいんですか?今日オペですよね。」
「うん・・・大野先生と一緒のオペね。今まだ時間あるからリラックスタイムしようと思って。」
「ここで?」
「うん。ザワザワしてる方が俺落ち着くの。」
「・・・。」
「あんま俺・・・予習とかしたくないんだよね。」
その時その時の患者さんの様子を最優先に見る相葉先生らしいな・・・なんて。
そんな事思った。
「通達されたね。」
「・・・ですね。」
通達・・・と言う言葉で察する。
きっと時期院長候補のこと。
この間院長に僕と相葉先生と内科ナースの石井さんが呼ばれ。
三人の事聞かれたけど。
それが公の発表になったって感じで。
院内のスタッフ全員が知るところとなった。
って言うか・・・やっと公表されたって感じ。
噂がもう・・・ほぼほぼ真実として広まっていたから。
「あの日さ・・・院長にさ・・・聞かれたでしょ?大野先生の長所と短所。」
「聞かれましたよ・・・相葉先生も聞かれたでしょ?櫻井先生の長所と短所。」
「うん聞かれた。」
「・・・。」
「ニノちゃん長所はなんて言ったの?」
「僕は・・・フツーに・・・。」
「フツーに?」
「優しいって・・・言いましたけど・・・。」
「・・・短所は?」
「短所は・・・って言うか相葉先生はなんて言ったんですか?櫻井先生の長所。」
「俺?んとね・・・俺はね・・・。」
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つづく