Stand by you every moment~12-5 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

次の役員会議で次期院長の事は正式に発表する・・・と言う院長。

 

改めて優君と翔君と俺を・・・次期院長候補として紹介する・・・と言った。

 

実際に自分が退くのはまだ先だけど。

 

早めに後継者を決めておきたい・・・と言う。

 

院長だって・・・それなりに俺達を見て。

 

そして・・・判断するんだろう。

 

だからこそ・・・こうして発表をするんだろうから。

 

俺達の力量と器。

 

そして向上心・・・カリスマ性・・・人を引き付ける力。

 

そういうの・・・しっかりと見るつもりなんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ・・・と言って院長が部屋を出て行った。

 

残された三人が・・・少しきまずい雰囲気になる。

 

最初に口火を切ったのは・・・優君だった。

 

 

 

「智。翔。」

 

 

 

いきなり・・・そう言う優君。

 

昔からそう呼ばれていたけど・・・でも。

 

院長に呼び捨てされるのとは違う雰囲気をその声の中に感じる。

 

俺の方が上。

 

まるで・・・そう言っているように聞こえる。

 

 

 

「俺達はライバルってこと・・・だな。」

 

「ライバルって・・・優君・・・。」

 

 

 

翔君が困った様な声を出して言う。

 

 

 

「そうだろ?1つしかないイスを三人で争うんだから。」

 

「いやだからさ・・・争うって言葉がおかしい・・・」

 

「きれいごとじゃないから・・・これは。」

 

 

 

翔君の言葉をさえぎって優君が断言する。

 

こんなに・・・冷たい人だったっけ。

 

 

 

「智は俺の足を引っ張るつもりだろうけど・・・。」

 

「優君!」

 

 

 

声を荒げたのは。

 

翔君だった。

 

 

 

「昨夜の事なら・・・智君はそんなつもりで言ったんじゃないよ。」

 

「つもりはどうでもいいんだよ。結果がすべてだから。」

 

「・・・。」

 

 

 

結果がすべて。

 

わかるけど・・・あまり好きな言葉ではない。

 

 

 

「俺は院長になるつもりでいる。」

 

 

 

ハッキリと。

 

俺と翔君に言う優君。

 

 

 

「翔よりも智よりも・・・その思いは強いと思ってるから。」

 

 

 

そう言うと。

 

立ち上がり・・・部屋から出て行った。

 

俺と翔君・・・二人同時にため息をつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「優君って・・・こんなだったっけ・・・翔君。」

 

「う~ん・・・ここまでではなかったと思うんだけど・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「なんで・・・さ。」

 

「ん?」

 

「・・・優君は内科医になったの?」

 

「さぁ・・・知らない。」

 

 

 

翔君も知らないのか。

 

別に知ったからってどう・・・とはならないけど。

 

でも。

 

少し不思議に思っていた。

 

 

 

「変な事にさ・・・巻き込まれないといいね。」

 

 

 

翔君が言う。

 

それは俺も思う。

 

本来は医者である俺達三人。

 

あまりそれ以外のところで・・・・頭を悩ませたくはない。

 

それは翔君と考えが一致しそうだ。

 

俺と翔君は・・・小さくため息をついて。

 

そして・・・一緒に院長室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

窓の少ない廊下を歩きながら思う。

 

俺は本当に院長になりたいのか?ということ。

 

人事に口出ししたい・・・というのも結局はニノの事が関係しているし。

 

理想の医者としてのビジョンはあるけど・・・それは院長にならなくてもできるだろうし。

 

でも・・・うん。

 

男として。

 

あんな風に優君に言われたら・・・あっさりと引く気にもならず。

 

闘争心とまではいかないけど・・・優君には負けたくない・・・という気持ちも沸き起こる。

 

じゃあ翔君にはいいのか・・・って。

 

そうなるけど・・・でも。

 

・・・。

 

・・・。

 

ニノ。

 

不意に思いうかぶ愛おしい人の面影。

 

翔君がもし院長になったら・・・それこそニノを早速脳外科に・・・なんて。

 

言われるかもしれない。

 

やっぱり。

 

人事を扱える・・・と言う意味では。

 

院長になること・・・譲れないような気がする。

 

翔君を見ても・・・何を考えているのかはわからなかったけど。

 

でも。

 

ずっと前から不安に思っていた・・・院長のイス争いが。

 

とうとう始まってしまったか・・・と。

 

そんな思いでいっぱいだった。

 

自分だけの力では・・・どうにもできない大きな力が働き始める。

 

そう・・・感じていた。

 

 

 

 

 

 

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つづく