Stand by you every moment~12-3 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

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約束よりも少し早い時間。

 

院長室に入ると・・・そこには翔君がいた。

 

ゆったりとしたソファにどっしりと座っている。

 

ゆっくりと正面に座る俺。

 

いつもの・・・キツイ感じの美人な秘書さんは。

 

今日はいなかった。

 

 

 

「ぇ・・・翔君も?」

 

「そう・・・呼ばれた。」

 

「・・・昨夜のこと・・・だよね・・・。」

 

「だと思ってたけど・・・。」

 

「・・・。」

 

「俺が呼ばれたって事は・・・昨夜のこと以外にも話があるのかも。」

 

「・・・。」

 

 

 

俺も・・・そう思う。

 

昨夜の事の報告だけなら。

 

俺だけでいいはずだ。

 

最終的に患者さんのご家族と話をしたのは俺なんだから。

 

なのに・・・翔君が呼ばれていて。

 

もしかしたら優君も呼ばれているかもしれない。

 

もしそうだとしたら・・・こうしていとこの三人が同時に集まるのは。

 

初めての事だった。

 

 

 

「優君も・・・呼ばれてる。」

 

 

 

俺の心が読めたのか。

 

翔君が・・・背持たれていた体を戻し。

 

前かがみになりながら・・・小さな声で俺に言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・そう。」

 

「智君・・・気まずい?」

 

「まあ・・・ね。」

 

「だよね。」

 

 

 

そう言いながら・・・軽く眉根を寄せて俺を見る翔君。

 

いい男だな・・・と。

 

素直に認める。

 

整った顔立ち。

 

意志の強さと自信が・・・瞳に現れている。

 

昨夜の・・・あの「誤診」を言うか言わないか・・・の時だって。

 

その翔君の瞳の強さに柄にもなく本気になった俺。

 

翔君が言っていた事は・・・よくわかる。

 

俺だって騒ぎにしたい訳じゃないんだ。

 

でも信念は・・・例え翔君が相手でも曲げたくなかった。

 

納得はしていない様子の翔君だったけど。

 

最終的には俺の意思を尊重してくれた事には感謝している。

 

俺は・・・出されたコーヒーを飲みながら。

 

今日は朝からコーヒーの飲みすぎだな・・・と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨夜。

 

患者さんのご家族に。

 

すべて・・・隠すことなく伝えた俺。

 

申し訳ございませんでした・・・と詫びると。

 

隣にいたニノも一緒に頭を下げてくれた。

 

昼間の担当医から詳しく話しを聞いた後で。

 

改めてまたお話しをさせていただきます・・・と言ったところ。

 

そのご家族・・・奥さまが・・・もういいと言った。

 

 

 

「うちの主人・・・我慢強くて・・・。」

 

「・・・。」

 

「なので・・・ちゃんと先生に痛さとかお伝えしていなかったと思うんです。」

 

「・・・。」

 

「ホント・・・お医者さん嫌いで・・・。」

 

「・・・。」

 

「ダメな患者だったと思います。こちらこそ・・・ご面倒おかけしてすいません。」

 

「いえ・・・。」

 

 

 

奥様いわく。

 

ご主人の方が多分悪い・・・とそう言っていて。

 

外来での診察の事はもういいです・・・と言われたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣の翔君があくびをする。

 

ふと時計に目をやる・・・けど。

 

約束の時間は・・・もうとっくに過ぎている。

 

 

 

「翔君・・・今日の予定は?」

 

「明日のオペの下準備・・・ちょっとやっかいなんだ。」

 

「そう・・・。」

 

「ホントはニノを借りたいんだけどね。」

 

「・・・。」

 

「にらまないでよ・・・借りないから///。」

 

 

 

にらんだつもりはないのに。

 

そんな事言われる。

 

俺は・・・どんな顔しているのか・・・と。

 

自分で自分の顔が・・・わからなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて・・・院長がやってきて。

 

少し遅れて優君がやってきた。

 

細面の優君。

 

眼鏡の奥の切れ長の目が。

 

時に冷淡に見えることがあって。

 

さらには・・・俺と翔君よりも少し年が上だから。

 

親戚の集まりがあってもなかなか一緒に遊ぶ機会がなかったから。

 

いとことはいえ・・・少し遠い存在ではあった。

 

俺達と同じ・・・外科医を目指していたはずだったのに。

 

いや・・・確か脳外科を専攻していたはずなのに。

 

いつの間にか内科医になっていた優君。

 

その転身の理由は・・・俺も翔君も知らなかった。

 

 

 

 

 

 

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つづく