Stand by you every moment~11-4 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

 

「わかった。」

 

 

 

あきらめたように言う櫻井先生。

 

でも・・・と言いながら大野先生に近づく。

 

 

 

「でもさ・・・せめて・・・院長に了解を取って欲しい。」

 

「・・・。」

 

「患者さんのご家族に話す前に・・・院長に・・・。」

 

「・・・。」

 

「経緯の説明と報告を・・・」

 

「わかった。」

 

 

 

大野先生は。

 

奥の・・・静かな部屋へと向かって行った。

 

そこで電話をかけるつもりなんだろう。

 

残された僕と櫻井先生。

 

見つめられているのがわかった・・・けど。

 

僕は目を合わせなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ。」

 

「・・・。」

 

「ねえ・・・ってばさぁ。」

 

 

 

ツン・・・と腕をつつかれる。

 

僕は。

 

たいして痛くもなかったけど。

 

ちょっと痛がるようにして・・・ツンされた腕をさすった。

 

まだ・・・目は合わさない。

 

 

 

「なんですか。」

 

「わかってるでしょ。」

 

「・・・なにがですか。」

 

「・・・。」

 

「智君。」

 

「だからなにが・・・」

 

「あれじゃぁさぁ・・・。」

 

「・・・。」

 

「生きにくいよ?」

 

 

 

意外にも優しい声。

 

僕は・・・顔を上げ櫻井先生の顔を見つめた。

 

その声と同じで穏やかな顔をしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「間違ってないよ・・・智君は。」

 

「・・・。」

 

「いや立派だよ・・・すごく。」

 

「・・・。」

 

「でもあれじゃぁ・・・敵を作りやすい。」

 

「・・・。」

 

「もっと上手く生きる方法・・・あるでしょ。」

 

「・・・。」

 

「ニノも・・・さぁ。」

 

「・・・。」

 

「何でもかんでも賛成することが・・・智君を守るってことにはならないよ?」

 

「・・・。」

 

「智君を守りたいなら・・・時には・・・」

 

「僕は・・・。」

 

「・・・。」

 

「あの人を守ろうなんて・・・そんな大それたこと思ってません。」

 

「・・・。」

 

「僕はただ・・・あの人の進む道を尊重するだけです。」

 

「・・・言い切ったねぇ。」

 

 

 

眉を上げ。

 

僕の瞳を覗き込む櫻井先生。

 

その言葉と仕草は。

 

まるで僕を子供扱いしているみたいなのに。

 

不思議と。

 

不快感はなくて。

 

その瞳からは・・・大野先生と同じ温かさを感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それだけ言い切れるのに・・・。」

 

「・・・。」

 

「なんで自分の気持ちには・・・」

 

「翔君。」

 

 

 

大野先生が戻ってきた。

 

櫻井先生が言う。

 

 

 

「智君・・・院長・・・なんて?」

 

「お前に任せるって・・・言ってくれた。」

 

「そう・・・。」

 

「ニノ・・・同席して。」

 

「はい。」

 

 

 

櫻井先生の・・・眉根の寄った心配顔が目に入ったけど。

 

僕はそのまま。

 

大野先生と一緒に患者さんのご家族が待つ部屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かな廊下を進む。

 

角を曲り・・・部屋の前に立つと。

 

大野先生が僕の方を向いて静かに話始めた。

 

 

 

「ニノ。」

 

「はい」

 

「・・・俺は・・・。」

 

「・・・。」

 

「間違ってないよな?」

 

「はい。」

 

 

 

間髪入れずに答えた僕を。

 

真剣な瞳で見つめる大野先生。

 

一瞬・・・時が止まったかのように見つめ合う。

 

・・・と。

 

突然その手がすっと伸びて来て。

 

さらっと僕の髪をなでると。

 

そのまま僕は。

 

・・・。

 

・・・。

 

抱き寄せられた。

 

その胸元に・・・くいっと。

 

抱え込まれる。

 

耳元で聞こえたのは・・・「ありがとう。」・・・の言葉。

 

僕は。

 

その不意打ちに・・・ちょっとドキッとしてしまって。

 

全身が棒になったように固まってしまった。

 

自分の腕が・・・どこにあるのか・・・ちょっとわからない。

 

抱き寄せられた腕の力は・・・たいした強さでもないのに。

 

一瞬呼吸が止まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも。

 

すぐに・・・僕から離れた大野先生が僕に背を向け。

 

入ろう・・・と言った。

 

僕は。

 

なぜか・・・固まってしまった事が恥ずかしくなって。

 

ただのハグなのに・・・と。

 

恥ずかしくなって。

 

大きく・・・深呼吸をして。

 

そして・・・大野先生と共に部屋へと入った。

 

 

 

 

 

.

 

 

つづく