Stand by you every moment~11-1 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

Side.N

 

 

 

 

 

早い。

 

とにかく・・・早いオペだった。

 

そして。

 

思う。

 

大野先生と櫻井先生は・・・すごいコンビだって。

 

 

 

「そこ・・・。」

 

「切る?」

 

「いや。」

 

「じゃあ広げる。」

 

「ん。」

 

 

 

言葉は少ないのに。

 

コミュニケーションが一瞬で取れている。

 

驚くのは。

 

櫻井先生が大野先生の様子をすごく見ているってこと。

 

もちろん自分の手元も見ているんだけど・・・でも。

 

それ以上に大野先生の目を見たりして。

 

気配を探っていることに驚いた。

 

全然自分の存在を・・・主張しない。

 

脳外科のスペシャリストでありながら。

 

助手に徹している。

 

さらには・・・大野先生への尊敬みたいなモノも見えて。

 

だって・・・大野先生のリズムを大事にしてくれているようだから。

 

だから・・・少しだけ意外に思った。

 

櫻井先生のオペをした時に感じたあのグイグイ行く感じが。

 

全然・・・感じられなくて。

 

静かに進むオペ。

 

大野先生と・・・櫻井先生の間に少しだけ感じる・・・血の絆。

 

二人の間に流れる同じ血が。

 

目に見えた様な気がした。

 

 

 

「やっぱり・・・腹膜炎だ。」

 

「ちょっと洗おう。」

 

 

 

つぶやくような大野先生の声に反応する櫻井先生。

 

すぐに生理食塩水が入れられ洗浄される。

 

その素早い動きに。

 

まるで・・・大野先生の手が四本あるような錯覚を起こす。

 

さらには。

 

 

「そっち・・・。」

 

「これね。」

 

「そう。」

 

「引っ張るよ。」

 

「ん。」

 

 

 

大野先生から感じる少しの甘え。

 

そして・・・二人のテンポの良さに。

 

突然感じる疎外感。

 

僕からは患部がちゃんと見えなくて。

 

それはいつもの事なんだけど。

 

だって大野先生はあまり患部を大きく切らないから。

 

だから・・・よく手元が見えないことがある。

 

って言うか・・・僕がちゃんと見える必要はないんだけど。

 

でも・・・それを。

 

いつもは感じないのに。

 

なぜか疎外感として今日は強く感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

間違いなく今。

 

大野先生のパートナーは櫻井先生だ。

 

当たり前だけど僕じゃない。

 

今までもこうして・・・大野先生のいわゆる前立ちの助手の先生はいたけど。

 

こんなにもスムーズにオペが進んだ先生はいない。

 

って言うか・・・大野先生の態度が全然違う。

 

多分・・・絶対的な信頼。

 

お互いの間に・・・それがあるんだと思う。

 

 

 

「鉗子。」

 

「はい。」

 

「俺も鉗子。」

 

「はい。」

 

 

 

次々とオーダーされる手術器具。

 

僕は・・・少しだけ沸き起こった心のザワザワを心にしまい。

 

気を引き締めて。

 

なんとかこの二人について行かなくちゃ・・・と。

 

そう・・・思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっという間に患部の切除が終わり。

 

再びの念入りな洗浄。

 

そして縫合が始まる。

 

緊張が緩み・・・櫻井先生が話し始めた。

 

 

 

「智君さ・・・。」

 

「ん。」

 

「ホント昔から手先が器用でさ・・・。」

 

「・・・。」

 

「ほら・・・みち子ちゃんの人形の髪の毛・・・。」

 

「・・・。」

 

「絡まっちゃったヤツさ・・・。」

 

「・・・。」

 

「延々ずっと解いてたの・・・覚えてる?」

 

「・・・覚えてない。」

 

「隣でずっとさ・・・みち子ちゃんもそれ見てて・・・。」

 

「・・・。」

 

「あ~あ・・・みち子ちゃん取られちゃったって俺思ったもん。」

 

「いつの話してるの・・・。」

 

「正月。小学生かな・・・4年生か5年生くらいの時の。」

 

「・・・全然覚えてないよ。」

 

「智君っていつもそうだから・・・。」

 

「・・・。」

 

「ホントもてたよね。」

 

 

 

僕の知らない話。

 

また・・・感じる疎外感。

 

ちらっと僕を見る櫻井先生。

 

目が合う。

 

そう言えば・・・この間もそんな話をしていた。

 

大野先生がもてるって。

 

どういうつもりで。

 

何が言いたくて・・・そんな話・・・。

 

って言うか。

 

みち子ちゃんって。

 

誰。

 

 

 

 

.

.

 

 

つづく