Stand by you every moment~10-1 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

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Side.O

 

 

今日は夜勤。

 

ニノと一緒に家を出た時に。

 

隣のハル君に会った。

 

これから手術なの?・・・と。

 

目を輝かせて俺に聞くハル君。

 

どうやら・・・俺の事はちゃんと医者だと思っているらしい。

 

今日はするかどうかまだわからないんだ・・・と言うと。

 

お兄ちゃんは手術上手いの?・・・なんて俺に聞く。

 

俺が苦笑いしていると。

 

ニノが代わりに答えてくれた。

 

このお兄ちゃんはすごく手術上手いんだよ・・・と。

 

すると眼をキラキラさせて。

 

じゃあ今度手術教えてね・・・と俺に言う。

 

俺は・・・そう。

 

相手は子供だけど・・・ここはちゃんと言わなくちゃ・・・と思って。

 

小さくても男だから・・・だから。

 

きちんと言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しゃがみこみ・・・同じ高さに視線をあわせて。

 

ちゃんと目を見て・・・言った。

 

 

 

「あのね・・・ハル君。」

 

「・・・なぁに?」

 

「手術っていうのは・・・人の命を救う事だから・・・。」

 

「・・・。」

 

「とっても大事な事なんだ。」

 

「知ってるよ僕。お腹切るんだよね。」

 

「うんまあ・・・そう・・・だね。お腹だけじゃないんだけど・・・。」

 

「そうなの?」

 

「そうだよ。だから・・・簡単には教えられないんだ。」

 

「・・・。」

 

「これからハル君がちゃんと勉強して・・・」

 

「いつ?いくつになったら教えてくれる?」

 

「・・・ハル君が・・・大人になったら。」

 

「・・・おとな・・・。」

 

「そう。大人になって・・・資格をとったら・・・俺がちゃんと教えてあげる。」

 

「シカクってなに?」

 

「あ・・・えと・・・それは・・・。」

 

「ハル君・・・それも大人になればわかるからね。」

 

 

 

ニノが。

 

同じように・・・しゃがみこんで。

 

ハル君と視線を合わせて言う。

 

 

 

「今はママとパパの言う事をちゃんと聞いて・・・学校のお勉強をちゃんとするんだよ?」

 

「・・・うん。わかった。」

 

 

 

元気よく言いながら・・・廊下を駆けて行くハル君。

 

俺とニノは・・・二人顔を見合わせて。

 

軽く笑って・・・マンションを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は食堂で・・・少し遅めの夕飯を食べている。

 

眼の前にはニノ。

 

あれから・・・気に入ったのか。

 

今日もフレンチトーストを食べている。

 

意外に大きな一口のニノ。

 

口いっぱいに頬張るニノが。

 

やっぱりかわいいな・・・と思う。

 

テレビで天気予報が流れている。

 

また・・・今週末に。

 

雪が降るらしい。

 

先週の雪景色がテレビで流れる。

 

俺は・・・それを思い出しながら。

 

あの日の事を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「櫻井先生に送ってもらう事になりました」

 

 

そう送られてきたLINE。

 

てっきりタクシーで帰って来ると思っていたから。

 

どうして・・・と思い一瞬思考が停止しかけたけど。

 

とりあえず「了解」とだけ送った。

 

そう・・・だって不思議なことではない。

 

遅い時間・・・車できている医者が。

 

他の医者やナースを乗せて帰ることなんて。

 

よくある話だ。

 

ましてや翔君とニノは男同士。

 

さらには今日は・・・ニノが脳外科の翔君のオペを手伝った形になっている。

 

お礼も兼ねて送るのは・・・ありえる話だった。

 

・・・。

 

・・・。

 

でも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内心は穏やかではない。

 

なぜか翔君はニノを気にかけている。

 

この間の翔君の言葉を借りるなら。

 

男だから都合がいい・・・と言う事もあるんだろうけど。

 

本当にそれだけなのか。

 

いや・・・それだけに決まっている。

 

だってそれ以外に・・・何があるっていうんだ。

 

・・・と。

 

そう・・・思いこんだ。

 

窓から見る外。

 

まだ・・・雪が降っている。

 

静かに降る雪。

 

まるで羽根がフワフワと落ちて来ているようだ。

 

病院から歩いて20分の距離のここ。

 

車なら・・・雪が降っていたとしても数分だ。

 

俺は。

 

すぐそこにあったダウンを羽織り。

 

スマホを手にベランダへと出た。

 

 

 

 

 

.

 

 

つづく