Stand by you every moment~9-5 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

僕は。

 

返事に困った。

 

多分・・・もてない訳ではないと思うんだけど・・・でも。

 

もててるって言うには・・・ちょっと違う気もするし。

 

って言うか・・・大野先生。

 

もてたの?昔?

 

それはいつの・・・

 

 

 

「ごめん・・・長く引き留めて。」

 

「ぁ・・・いえ・・・ありがとうございました。」

 

 

 

櫻井先生のそのセリフに。

 

いつまでも座っている自分が急に恥ずかしくなり。

 

聞きたい事はあったけどそれを胸にしまい込んで。

 

僕は助手席の扉をあけた。

 

って言うか・・・引き止めたのは櫻井先生の方だし・・・と突然気づき。

 

別に僕は悪くない・・・と思い返し堂々と車から降り始める。

 

その途中・・・僕の背に櫻井先生が声を投げる。

 

 

 

「ねぇ・・・やっぱり脳外科に来て・・・」

 

「行きません。」

 

「だよね・・・。」

 

 

 

顔も見ないで答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意外にしつこいんだな・・・なんて思いながら。

 

まだ・・・雪が降っている外に降り立つ。

 

車から少し離れたところで見送ろうと立っていると。

 

助手席の窓が開いて。

 

運転席から櫻井先生が僕を呼んだ。

 

 

 

「ニノ。」

 

 

 

窓から僕を覗き込む。

 

 

 

「そう呼んでいい?」

 

「いいですけど・・・。」

 

 

 

そんな許可いらないのに・・・と思いつつ。

 

でも言われず突然呼ばれたらむっとするかも・・・と思い直し。

 

一応了解する。

 

・・・と。

 

ぬっと手が伸びて来て。

 

櫻井先生が言った。

 

 

 

「じゃあ握手。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「何の握手ですか。」

 

「ん~・・・仲直り?」

 

「別にケンカしてたとかじゃ・・・」

 

「いいから・・・ね。」

 

 

 

空中で櫻井先生が。

 

まるで握れ・・・と言わんばかりに手をヒラヒラさせる。

 

しかたなく近づき・・・伸ばす手。

 

シートベルトしている櫻井先生が。

 

なぜか右手を差し出すから。

 

僕からは遠い。

 

窓から少し助手席に乗り込むようにしてその手を握ろうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・と。

 

 

 

「ちょ・・・わ///。」

 

 

 

ぐん・・・と手首をひかれ。

 

上半身が窓から車へとのめり込む。

 

もう片方の手で助手席のシートについてバランスをとったけど。

 

片足が・・・ピョン・・・と浮いた。

 

 

 

「ちょっ・・・!あぶな・・・」

 

「気づいてないんだね。」

 

「はぁ?」

 

 

 

少しつんのめった体勢の僕の頭上から。

 

降って来る櫻井先生の声。

 

気づいてないって・・・なに?

 

見上げると。

 

意外にも・・・優しい顔をしていて。

 

軽くケンカ腰だった僕の気持ちはちょっとだけ萎えた。

 

 

 

「自分の気持ち。」

 

「・・・。」

 

「気づいてないんだね。」

 

「自分の気持ちって・・・。」

 

「じゃあね・・・おやすみ。」

 

「・・・。」

 

「ゆっくり休んで。今日はありがとう」

 

 

 

そう言うと僕の手を離し・・・前を見る櫻井先生。

 

僕は・・・しかたなくズルズルと・・・体を引き後ずさり。

 

窓から外へと出た。

 

・・・と同時に。

 

エンジン音がして・・・さっと・・・走り去る黒のセダン。

 

見送るつもりもないのに僕は立ち尽くし。

 

そのテールランプを見えなくなるまで見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って言うか。

 

なに。

 

自分の気持ち?

 

気づいてないって・・・どういうこと?

 

何の話?

 

脳外科に行くとか行かないとか・・・そのこと?

 

いや僕は。

 

気づくも何も・・・脳外科には全然行く気もないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか・・・うん。

 

ちょっとは好ましく思った櫻井先生だけど。

 

やっぱり。

 

相性が悪い。

 

って言うか・・・うん。

 

苦手だ。

 

言いたいことだけ言われて。

 

僕の言う事を聞いてくれない。

 

横柄・・・とはちょっと違うけど。

 

何か含んだような言い方も。

 

子供扱いされてるみたいで。

 

好きじゃない。

 

あの時。

 

大野先生に子供扱いされた時は。

 

イヤじゃなかったのに。

 

・・・。

 

・・・。

 

さむ。

 

早く帰ろう。

 

僕は・・・ちょっと小走りになりながら。

 

マンションへと・・・入った。

 

 

 

 

 

.

 

 

つづく