大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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「わかった。」
「すいません・・・きちんとお答えができなくて・・・。」
「・・・いや・・・いい///。」
笑った。
院長先生が。
まるで近所のおじさんみたいな顔して・・・笑った。
「一番近しい人にそんな風に言ってもらえるなんて。」
「・・・。」
「智は・・・なかなかの男だな。」
「あ・・・はい。とても素晴らしい方です。」
「あいつは昔からその・・・表現の部分では不器用で・・・。」
「・・・。」
「本当は優しいのに・・・それを上手く表に出せなくて・・・。」
「・・・。」
「いつもいいところを翔や優一に持って行かれていたんだ。」
「・・・。」
「そんな智を・・・君は優しい・・・と言ってくれるんだな。」
「・・・。」
「ありがとう。」
「・・・いえ///。」
急に照れくさくなる。
まるで・・・僕は大野先生のことよく知ってます・・・って自慢したみたいで。
なぜか・・・恥ずかしくなった///。
「でもあいつ・・・ちょっと偏食だろ。」
「ぁ・・・ええ・・・はい。」
「昔からそうなんだ・・・好きなものしか食べない。」
それは今もそう。
さらに言うと。
気に入ったら・・・ずっとそれを食べ続けている。
あのフレンチトーストが。
いい例だし。
「翔は味オンチだし。」
「・・・。」
「優一は肉が食べられないし。」
「・・・。」
「食に関しては・・・うちの家系はダメダメだな。」
「・・・。」
笑うところなんだろうか。
って言うか院長が。
こんなに砕けた感じで話をするのを聞いた事がない。
ううん。
そもそもこうして一対一で話をしたこと・・・初めてかも。
僕は・・・ありがとう・・・と言う院長を置いて部屋を出た。
そして・・・相葉先生に向かって言った。
「院長が呼んでます。」
「何聞かれた?」
「行けばわかります。」
「・・・翔ちゃんのこと聞かれる?」
「まあ・・・はい。」
「えっえっ・・・なんて言おう///。」
「思った通りに言えば大丈夫ですよ。」
「・・・ホント?」
「はい・・・院長先生はちゃんとした方なので・・・。」
「・・・。」
「相葉先生の一言が致命傷になるとか・・・そういうのはないですよきっと。」
「・・・わかった・・・ニノちゃんを信じる!」
「そんなに固くならないで///。」
僕は。
右足と右手が一緒に出てるんじゃないかってくらい緊張している相葉先生を見送り。
ナースの石井さんに軽く会釈をして・・・院長室を出た。
一応。
今日のこと・・・あの三人の先生には内緒にしておいてくれ・・・と。
院長に口止めされている。
そんなに罪悪感を感じることでもないし。
秘密のこと・・・って訳でもない。
多分院長は・・・あの三人が次期院長候補だってこと。
隠さないと思うし。
次期院長。
・・・。
・・・。
大野先生は・・・どう思うんだろう。
例えばもし。
もしも本気で大野先生が院長になりたい・・・って思うのなら。
それは応援したいと思っている。
ただ・・・大野先生に院長先生が似合うかどうか・・・と言われれば。
それはまた・・ちょっと別の話だけど・・・でも。
大野先生が本気でなりたいのなら。
応援したい。
でも・・・ってことは。
櫻井先生と須山先生は。
ライバルって事になる。
派閥とか・・・そういうの。
僕には関係ないけど・・・でも。
そうなると。
僕は「大野派」って事になるんだろうか。
・・・なんて。
事の重大さは別として。
その響きがちょっと・・・おかしくて笑ってしまった。
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つづく