Stand by you every moment~7-3 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

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ゴトン。

 

何かの鈍い音で目が覚める。

 

枕元のスマホを見ると。

 

夜中の三時を過ぎたあたりだった。

 

かすかに・・・リビングの方から気配を感じる。

 

・・・大野先生?

 

トイレかとも思ったんだけど。

 

何かの勘が働いて。

 

僕は・・・そっとベッドから起き上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かに扉をあけると。

 

煌々とついているリビングの明かり。

 

その奥には大野先生がいて。

 

上着を・・・ちょうど羽織っているところだった。

 

 

 

「・・・先生?」

 

「・・・ぁ・・・ごめん・・・起こしちゃった?」

 

「・・・。」

 

「・・・スマホ・・・落としちゃって。」

 

 

 

もう。

 

完全に・・・出かける準備万端の大野先生。

 

多分・・・向かおうとしているのは病院。

 

間違いない。

 

きっと源さんのためだ。

 

医者として。

 

ここまでしてあげる必要はないんだろうけど・・・でも。

 

大野先生はきっと一人の人として・・・源さんを放っておけないんだと思う。

 

優しい大野先生。

 

そんな大野先生を。

 

僕は・・・放っておけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「源さんですよね。」

 

「・・・。」

 

「僕も行きます。」

 

「いやいいんだ。」

 

「・・・。」

 

「俺が一人で行ってくるから。」

 

「でも・・・。」

 

「ニノは明日大事な手術だろ?」

 

「・・・。」

 

「これは・・・俺のわがままだから。」

 

「・・・。」

 

「わかってるよ・・・ここまでする必要はないって・・・。」

 

「・・・。」

 

「でも・・・。」

 

「・・・。」

 

「俺の気が済まないんだ。」

 

「・・・。」

 

「だから俺一人で行く。」

 

「・・・。」

 

「ニノはちゃんと寝て。」

 

 

 

そう言うと。

 

さらっと・・・大野先生が僕の髪をなでた。

 

その・・・子供扱いされた感じが。

 

不思議とイヤではなくて。

 

逆に守られているような・・・妙な錯覚に陥る。

 

僕を見つめる真剣な瞳。

 

普段は感じない歳の差を。

 

突然感じた瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大野先生が出て行った玄関の鍵を閉める。

 

本当は・・・すぐにでも追いかけたいんだけど。

 

ちゃんと寝て・・・と言われた言葉を。

 

どうしてか・・・守らなくちゃいけないような気になってしまって。

 

あの一言が・・・僕を思いとどまらせていた。

 

トイレに寄り。

 

そのまま・・・寝室へ向かってベッドに横たわる。

 

今頃大野先生は。

 

足早に・・・寒い中。

 

病院へと向かって歩いている。

 

あ・・・マフラーしてたかな。

 

手袋は・・・持ってる?

 

せめて温かい格好を。

 

ちゃんとできているかぐらい気にしてあげればよかった。

 

・・・。

 

・・・。

 

目がさえてしまって。

 

眠るどころではなかったけど。

 

僕は目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視界が遮断されると・・・他の感覚が研ぎ澄まされる。

 

今は・・・聴覚。

 

聞こえるのは足元の加湿器の音。

 

大野先生が・・・もらいものだけど・・・と言って僕にくれた加湿器。

 

元々ある古い方を大野先生が使い。

 

もらった新しいものを僕にくれた大野先生。

 

先生。

 

もう病院に着いた?

 

・・・。

 

・・・。

 

僕はそこで考えるのを止めた。

 

眠らないと。

 

眠れそうにないけど眠らないと。

 

そう自分に言い聞かせ。

 

寝返りを打ち。

 

窓に背を向けた。

 

明日は雪。

 

そんな天気予報を・・・なぜか思い出しながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.

 

 

つづく