Stand by you every moment~6-4 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

「大野先生?」

 

「・・・ん?」

 

「僕は行きません。」

 

「・・・。」

 

「どこにも。」

 

「・・・。」

 

 

 

ふっと。

 

大野先生の目が・・・まぶしそうに僕を見る。

 

眉根が寄って・・・口がへの字になる。

 

まるで・・・泣くのを我慢しているかのようなその無防備な表情に。

 

ちょっとドキッとして。

 

目をそらす。

 

こんな子供みたいな顔・・・見たことなくて。

 

慌てた。

 

 

 

「降ります。」

 

「・・・ん。」

 

 

 

車から降りて・・・深呼吸をする。

 

一緒のタイミングで車から降りた大野先生は。

 

もう・・・いつもの顔で。

 

大人の・・・大野先生の顔だったから。

 

ちょっと安心して。

 

車から離れた。

 

僕は店の入り口へと向かって歩き始めた。

 

足早に・・・僕の隣に並ぶ大野先生。

 

そして・・・僕に言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「棚置く隙間の長さ・・・測ってくんの忘れた。」

 

「え・・・。」

 

「多分これくらいだったと思うんだけど・・・。」

 

「じゃあそれより狭い棚にすれば大丈夫ですか?」

 

「多分・・・あ・・・もうちょっと狭かったかも。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「じゃあ・・・今日は下見にしましょうか。」

 

「・・・。」

 

「慌てて買うと失敗しますし。」

 

「せっかく来たのに?」

 

「また来ましょうよ。」

 

「・・・ん。」

 

 

 

若干納得していない顔してたけど。

 

幅とかは大事だから。

 

それはしかたない。

 

昨夜もう一度・・・大野先生に測るように言えばよかった・・・と。

 

ちょっと後悔しながら・・・僕は。

 

少し背が丸まっている大野先生と一緒に店内へと入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優秀な脳外科の大野先生。

 

なのに・・・私生活では時々ぬけているところもあって。

 

でも僕は・・・そんな人間っぽい大野先生に。

 

とても好意を持っている。

 

僕でできることならなんでもしてあげたいし。

 

役に立ちたい。

 

医者としても人としても尊敬できる大野先生。

 

昔・・・高校の担任教師が。

 

人との出会いは宝だ・・・って言ってたけど。

 

まさにそう。

 

大野先生と・・・この病院で出会えたことは。

 

僕にとっては大きな宝だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ・・・どう?」

 

「いいですね・・・色はこれでいんですか?」

 

「いやもうちょっと暗い方が・・・。」

 

「ぁ・・・これ・・・パンフレットありますね。」

 

「ああ。」

 

 

 

二人で。

 

パンフレットを覗きこむ。

 

ページをめくる大野先生の指が・・・キレイで見惚れる。

 

爪は短く切ってあり。

 

清潔感がある。

 

ささくれとかなくて。

 

手荒れもない。

 

節があまり太くなくてすらっと伸びた指。

 

パンフレットに添えた自分の指とのあまりの違いに。

 

少しだけ恥ずかしくなって。

 

さっと・・・手を降ろした。

 

眉根を寄せ。

 

難しい顔をしてパンフレットを覗きこんでいる大野先生。

 

口も少しとがっている。

 

大体・・・わかってきている。

 

こういう顔をしている時は。

 

迷っている時。

 

きっと・・・色がたくさんありすぎて。

 

困ってるんだと思う。

 

目がキョロキョロ動いていて・・・落ち着かない。

 

ホントにこの人は。

 

・・・。

 

・・・。

 

かわいらしい人だ。

 

ついついこうしてお世話をやいてしまうのも。

 

大野先生の魅力の一つなんだろうな・・・と。

 

そんな事思いながら・・・僕は声をかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「茶色系統がいいんじゃないですか?本棚も確か茶色ですよね。」

 

「ん・・・ああ・・・そうだね。」

 

「濃い茶色なら・・・これか・・・これ・・・ですね。」

 

「・・・ん。」

 

「現物見てみます?」

 

「ん・・・そうする。」

 

「すいませーん。」

 

 

 

僕は店員さんに現物を見せてもらおうと声をかけた。

 

大野先生は静かに周りを見回している。

 

この・・・時間がゆっくり流れる感じも。

 

大野先生の魅力の一つだな・・・なんて思いながら。

 

僕は・・・店員さんに話かけた。

 

 

 

 

.

 

 

つづく