葬儀と後片付けを終えて横浜に戻ってきた夜、いつものように地元のスーパーで食糧を買って、クレジットカードを出そうとしたら、長財布の定位置にクレジットカードがない
えっと思ったが、慌てていて別の場所に入れたかなと思い、現金で払って帰宅した。
帰宅後改めて財布を確認すると、クレジットカードだけでなく、保険証も、銀行のキャッシュカードも郵便局のキャッシュカードもない
これだけのものが悪の手に渡ったら、どんなことだってできる。
ニセパスポートも作れるし、かなりの額のお金も借りられるし、家電など高価な買い物もできる
慌てて妹に電話したが、妹の名前を押しているのに何度電話しても私の友人が電話に出る。
仕方がないので弟に電話。これだけの物が無くなったけど、あなたは大丈夫か確認してというと、葬儀場では自分も妹も備え付けの金庫に入れていたから何も無くなっていな い、落ち着いて探せという。え～えっ 私にも金庫入れるとき声掛けてよ゛(｀ヘ´#)
落ち着けと言われても落ち着けないが、最後にクレジットカードをどこで使ったか思いだしてみる。通夜の夕方の駅だ。お盆前で混むので今のうち帰りのチケットを買っておこうと駅に行ったのだ。長財布の定位置から抜いて使ったのを覚えている。
その後はクレジットカードは使っていない。喪服用の黒い小さなバックと、入りきらないカーデガンなどは黒い補助バッグに入れて常に持っていた。手から離したのは、遺影を持って式場を出、火葬場へ移動するとき、どさくさに紛れて誰かに持って貰った。
それから１０台くらいの自家用車に分乗して火葬場まで行った。誰の車にバッグが積まれたか分からない。そういえば火葬場を後にするとき、誰かが「鍵掛けたはずなのに車が開いている！」と叫んでいた。盗まれたとしたら、あの時か、と頭はパニック状態でグルグル回るばかり
念のため、玄関に投げ出したままのキャリーを開けた。そうだ、長財布は喪のバッグには大きすぎるので補助バッグに入れていたんだと思いだしたが、補助バッグはカラ、喪のバッグはお数珠が入っているだけ、ガァーン
いよいよ抜き取られた 泣きそうになりながら、キャリーの中のものを一つ一つ全部取りだした。ジャーン、キャリーの底に大事なカード４枚がバラバラと散らばっていた
曹洞宗の葬儀なのでこんな楽器が使われた。奥は太鼓のようなもの、手前はシンバルのようなもので、鐃鈸（にょうはち）というらしい。
こちらは、木魚？複数のお坊さんがひとつづつの楽器を担当する。
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