第170号
参議院選挙が3日後の7月10日に迫るなか、マスコミでは自民党圧勝と報じられてゐるやうだが、こんなものは報道の名に値しない。有権者の投票意欲を削ぎ、投票率を下げるだけだ。
こんなものを信じてはいけない。18歳以上の人は投票に行かう。18歳未満の人は周りの18歳以上の人に、投票に行かせやう。投票率が上がれば、マスコミの予想なんてカンタンに覆るものだ。
今回もしも自民党圧勝などといふ結果になれば、どうなるか。
ワシは予言する。
その一。来年、消費税は12%になる。3年後には15%になる。その根拠は第163号で説明したので、お読み下さい。
その二。今年の後半から物価がどんどん上がって止められなくなる。電気、ガス、食品、日用品が2倍、3倍になるが、給料は上がらない。これも第168号で触れた。
公共サービス、教育費、社会保障費は削られ、防衛費だけが倍増する。これは第166号に書いた。
都市には失業者、路上生活者がフツーに見られるやうになる一方、大企業は儲かって笑ひが止まらない。これも第164号に書いた。
今回の争点は、改憲であるかのやうに報道されているが、あれは見せかけだ。外国の紛争にかこつけて、国民の関心を内政から逸らすといふ、昔っからある方法に騙されてはいけない。
岸田に改憲するなんて根性はない。母校開成高校出身の財務官僚たちを中心に狙ってゐるのは増税なのである。
庶民の生活を破壊する自公政権と、その翼賛勢力たる維新・国民民主に投票してはならない。
比例代表は次の四つの党、何れかに投票して頂きたい。
比例代表 推薦党
1 れいわ新撰組
2 共産党
3 社会民主党
4 立憲民主党
※ 投票してはいけない党
自民党 公明党 維新 国民 N党
都道府県別の選挙区では、候補者の多い次の5都府県のみだが、推薦候補を挙げたので、ぜひ1票を投じてほしい。
選挙区 推薦候補
神奈川県
1 浅香由香 (共産)
2 内海洋一 (社民)
3 寺崎雄介 (立民)
東京都
1 山本太郎 (れいわ)
2 山添拓 (共産)
3 服部良一 (社民)
3 蓮舫 (立民)
埼玉県
1 西みゆか (れいわ)
2 梅村 早江子 (共産)
3 高木真里 (立民)
大阪府
1 八幡愛 (れいわ)
2 辰巳孝太郎 (共産)
3 石田敏高 (立民)
愛知県
1 塚崎 海緒 (立民)
2 須山 初美 (共産)
3 我喜屋 宗司 (れいわ)
政治は何のためにあるのか。困ってゐる人々、立場の弱い人々、未来を拓く子どもたちのためにあるのだ。家のない人々、食べ物のない人々、病院から出られない障害者、投票できない外国人…そんな多くの人々のためにも有権者は投票に行かねばならない。
行くんだ! 行かせるんだ! そして、「今だけカネだけ自分だけ」の腐れ切った政治屋どもには退場してもらふのだ。
今日はこれまで。
(2022年7月7日 第170号お終ひ)