震災後の街に活気を取り戻す!「フラ女将」が実現する地域活性の現状(2) | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

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元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

・トコナツ歩兵団によるケミストリー「フラ女将」

 

大場:当初、我々としては上品なプロモーションをしていきたいと思っていました。しかし上品なものは、他のプロモーションに埋もれてしまい、目立つことは難しいと感じていたのです。そんな中、渡部さんが遊び心あふれる指導をしてくれたおかげで、「自分たちで何か面白いことをやろう!」と思えるようになったのです。渡部さんたちの提案は型にはまっておらず、斬新で、とても刺激を受けました。

 

野田:トコナツ歩兵団はいわき湯本を俯瞰したうえで「フラ女将」という固有の企画を作り上げてくれました。パンフレット1つとっても、冊子全体のデザインや構成は今までになかったテイストです。いわき市内だけではなく、他の地域からも絶賛の声をいただいています。

 

 

また、会議の雰囲気づくりも非常に上手で。否定したり、言葉を遮ったりすることなく、女将さんの言葉を引き出し、湯の華会を盛り上げてくれています。まさに、地方都市にはない感性で我々を引っ張ってくれる存在です。

 

・女将同士の絆も

 

大場:フラ女将として活動をするというのは、決して簡単なことではありません。それぞれの女将は旅館の仕事の合間をぬって活動するしかなく、その時間を確保するための調整だけでも一苦労です。でも、せっかく参加するならと、アイドルになったつもりで楽しむようにしています。

2016年4月に発行した小冊子には、女将14人が登場。一人一人がポーズを取り、それぞれのキャッチフレーズも付けた。またレトルトの「フラ女将カレー」やフラ女将のラベルを貼ったオリジナル純米酒「絆」など、オリジナル商品の開発にも力をいれています。

 

野田:最近では、いわき観光まちづくりビューローが企画した「女将と一緒に田植えをするツアー」に、首都圏から多くの人が参加してくれました。そのときは、女将が“もんぺスタイル”に身を包み、参加者と一緒に田植えをした後、フラを披露。非常に好評でした。

 

大場:よく、周りの人からは「女将同志ライバル関係なのでは?」と言われます。でも実際は、女将ならではの悩みを打ち明けられる数少ない仲間として、お互いの連帯感も生まれています。

 

(3)に続く。

 

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