昨年12月23日
引越しをした新居にて、今までで一番のお顔を見せてくれたミルク。
2019年8月に保護するまでのミルクです。
こちらの餌場では猫ちゃんを可愛がっていた家主さんが他界され、餌場のある納屋が解体されることになりました。
こちらの餌場は帰還困難区域であった長泥地区との境に位置し、中の子たちがごはんを食べに出てくる貴重な餌場でもありました。
給餌のためにボランティアが訪問すると納屋から出て、深い草の中に隠れてしまい、ボランティアが立ち去ると納屋へ戻りごはんを食べる・・・
他の子たちが捕獲器で保護されるのをずっと目にしてきたミルクは、設置した捕獲器には全く反応せず。
最後の祈りを込めて、「まだおさん」が製作してくださった給餌BOX型の捕獲器を設置し、翌日、解体期限のギリギリで保護することができました。
捕獲を引き継いでくださった村のボランティアさんから「入った！」と嬉しいご報告、その時のことは今でも忘れません。。。
きっと、これからも忘れることはないでしょう。
保護当初、メンバー宅にて
先住猫のココアちゃんの側に行きたくてシャーされてるミルク。
保護当初推定年齢10歳を超えていると言われたミルク。
おそらく18歳くらいだったのだと思います。
今年に入り、3日くらいから急に食べられなくなり、顎から喉の腫瘍が短期間で悪化してしまったようです。
12月に抱っこした時には、かなり体重が軽くなっていたので、次回、会えるかな・・・と思っていた矢先でした。
1月7日11時30分
いっぱいいっぱい頑張って預かりさま宅に迎えていただいたミルク。
最期は撫で撫でしてもらいながら、人の温もりを感じてお空へと旅立ちました。
飯舘村でミルクのお世話をしてくださったボランティアの皆さま
フードや防寒具などを託してくださったご支援者の皆さま
メンバー宅から一時預かりしてくださった猫の未来とびらのSさま
看取り覚悟で最期までミルクのお世話してくださったMさまへ
ミルクは命あるうちに保護することができ、暖かなお家とごはんに不自由のない生活をすることができ幸せだったと思います。
大変お世話になりました。。。
～ミルクより感謝を込めて～
ミルク、もう一度、ちゃんと抱っこしたかったよ。。。
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