皆さまの想いとともに。。。 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)
2011.3.11東日本大震災より、11年が経過。
 
コロナや災害が相次ぐ中、この度もご支援ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
 
 
2017年3月、帰還困難区域の長泥地区を除き避難解除となった飯舘村。
来年春の避難指示解除を目指して、帰還困難区域である長泥地区の一部区域(17%)で先行して住民が自宅に寝泊まりしながら帰還への準備を進める「準備宿泊」が始まっているそうです。
しかしながら、活動に入り村の中で車を走らせても何の変化も感じられない。
そう思うのはわたしだけでしょうか。
 
 
2022年11月1日現在の避難状況
(飯舘村HPより)※()内、前月比
県外避難者数:  164名(±0名)
県内避難者数:3187名(△17名)
村内帰還者数:1233名(△3名)
 
 
歳月が経つにつれ、家の主人が他界し、代替わりしたお宅では家屋の解体や、野生動物の寄り付きを嫌うなどの理由から餌場の撤去が行われ、数少なくなった餌場では、野生動物も出現するようになり、餌場から姿を消したり、無残な死を遂げた子もいます。
 
歳を重ねてきた飯舘村の子供達・・・
厳しい状況が続いています。
全国どこも同じような状況かと思われますが、天候や災害の影響などで、山で食べ物にありつくことができなくなってしまった野生動物の影響が出ています。
 
ワンちゃんや猫ちゃん鶏さんも、
そして、野生動物も、
どちらも同じ大切な命です。
毎回毎回思うのですが、住み分けができて共存できれば良いと思うのですが・・・
 
そのような状況下、当会では、餌場の提供をして頂いている親交の深い飼い主さんや家主さんと情報を共有し、不妊手術がなされていない新顔ちゃんが姿を現した場合には、他のボランティアさんとも意見交換を行い、状態にあわせて保護を行ったり、もとの餌場に戻しています。
 
ですが、一度捕獲器に入った子は、次は入りづらい。
 
できれば手術を機に保護して新たなにゃん生を歩ませてあげたい。
 
当会では預かりさまにご協力いただきながら、保護した子を人馴れさせ、新たなご家族とのご縁を繋ぎ、枠が空いた分だけ、次の子を保護しているような状況です。
 
もどかしい気持ちでいっぱいですが、あの子達の目を忘れることなど決してできません。
 
今、できることは、これ以上幸せになれない命を増やさないことです。
 
定例の活動では、給餌・支援活動がメインとなりますが、時間が許す時は、不妊去勢手術のための捕獲や、それを機に保護したり、季節に合わせた環境改善などもイレギュラー活動として行っております。
 
今回の活動は、給餌がメインですが、イレギュラー活動で捕獲に入った餌場へ、監視カメラの継続や新たな設置。
そして、捕獲器を設置予定です。
 
一度捕獲器に入りTNRされた子たちの捕獲は、かなりの苦戦を強いられています。
これからの時期、厳しい寒さも一層増してくるので、猫ちゃんたちが散って新たな餌場を求めてさまようことがないように、春まで一旦捕獲をストップするか、今回の活動で状況を見極めたいと思います。
 
 
ご支援者の皆さま、ご協力者さま、ボランティアさんとともに繋いできた大切な命・・・
 
当会では「命ある」うちに、
「姿を確認できている」うちに
頑張りすぎるくらい頑張ってきた子達を穏やかに安心できる場所で過ごさせてあげたい。
 
 
飯舘村の猫ちゃんの受け入れ先を緊急募集致します。

それぞれの子の詳細につきましては、保護後、メディカルチェックを行ってからお伝えさせていただくことになります。

とても難しいお願いだとは重々承知しておりますが、ご支援者の皆さまととともに繋いできた命、どうかお力をお貸しください。

 

どうか命あるうちに保護させてください。

 

叶うならば、安心して眠れる寝床と、彷徨うことなく毎日のご飯を口にできるようにしてあげたい。

 

これからの時期、野生動物も冬を乗り越えるために今まで以上に活発になります。
どうか、命あるうちに保護をさせてください。
お力をお貸しください。
 
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☆仕分け積込みメンバー

(コロナのため仕分け積込作業なし)

 

☆現地入りメンバー

kksan、kishimoto、natsumint

 

 

26日(土)、メンバーが仕事を終えて合流、お昼過ぎに東北道へ。




東北道は色付いた紅葉で鮮やかに。





16時半過ぎに拠点に到着し、想いのこもった物資の仕分け積み込みを行う。


まもなく作業が終わる時にボランティアのKさんから携帯が鳴る。


夕方から道の駅「までい館」で花火があがるため、近所で花火に怯えるワンちゃんがいるので、そばにいてあげたいということで向かっていた時にボランティアさんの車が泥濘にはまり脱出できなくなってしまったとのこと。


10分ほどして仕分け積み込みが終わったので、目的地に向かっていると道路に横たわる白いワンちゃんの姿が…


直ぐに車を止めて駆け寄ると、白くてテリア系のちょっとパサついた毛並みの中型のワンちゃん…

明日、給餌に向かう予定だったメリーちゃん…


メンバーにその旨伝え、ボランティアのKさんにも連絡し、確認してもらうがメリーちゃん…



当会の車が止まってまもなく、村の方が通報してくださったパトカーも駆け付けてくださり、後続で停車してくださっている車を通すために、メリーちゃんを歩道に移動してくださいました。



現場に残されていたメリーちゃんとぶつかった車の破片です。


メリーちゃんは震災前に遺棄された子で、80歳を超えているお母さんが週二回通ってお世話されていて、昨日も来られたそうです。


お友だちに会うために、道路を渡ろうとした時に花火が鳴り、警戒心の強いメリーちゃんでもびっくりしてパニックになってしまったのかもしれません。


メリーちゃんのお家には同じように遺棄された子が他に4匹いましたが、2匹が行方不明、1匹は保護、1匹のモクは敷地内で噛み殺されて首輪と骨が残されていました。


お母さんに係留するように、もっと強くお願いしていれば事故に遭うことはなかった。

だけど、係留していて何かに襲われモクのように噛み殺されたらと思うと強くお願いできなかった…

メリーちゃん、ごめんなさい。


警察の方とのお話も終わり、メリーちゃんを当会の車に乗せて、ボランティアさんの車のレスキューへ。





花火の音に怯えていた「たまちゃん」。

ボランティアさんが寄り添ってくださっていたので無事で良かったです。





警察の方もお手伝いにきてくださり、当会の車で牽引してレスキュー完了。




そのあと、メリーちゃんを車に乗せて拠点に戻り、ボランティアのKさん、拠点のお母さん、メンバーで、倉庫に寝かせて血で汚れてしまったメリーちゃんのお顔を拭いて、震災から頑張って生き抜いてきたメリーちゃんに声をかけて、明日の埋葬の時まで、ゆっくりと眠らせてあげることにしました。


メリーちゃんのお家に通い始めて初めてメリーちゃんを撫でることができました。


そのあとは、隣町に戻り不足分のフードの買い出しです。


明日の朝は、メリーちゃんのお母さんが飯舘村の家に戻られるので、メリーちゃんがお母さんを待ち続けていたお家で一緒に埋葬することになりました。


その前に8時からボランティアさんたちが拠点にメリーちゃんに会いに来てくださいます。


当会はその前に捕獲器設置があります。


今日は気持ちが動転してしまいましたが、明日は心を平静に保ち命あるうちに保護できるよう集中して頑張ります!



今後の「さくらちゃん」の捜索につきましては、今まで行った貼紙を頼りに、情報が入り次第、現地対応することと致します。

 

 

※活動行程について

今まで飯舘村のボランティアさんとの情報共有のため行程を記載しておりましたが、随時、情報を共有しながら活動を行っているため、万一の事態を防ぐため、行程の詳細は記載しないものと致しますのでご了承くださいませ。

 

26日(土)

拠点(支援物資仕分積込・活動道具積込)

27日(日)

捕獲器・監視カメラ設置〜12号線北側~12号線南側~拠点(片付け)

 

 

 

皆さまに託していただいた想いとともに、メンバー一同、安全第一で、より多くの命をつなぐことができるよう、これからも最善を尽くしてまいります。

 

どうか、一人でも多くの子たちと出会い、お腹と心を満たしてあげることができるようお祈りくださいませ。

 

現地入りを支えてくださっている全ての皆さまに心より感謝申し上げます。

 

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※支援物資到着のご報告の件でございます。


月ごとの状況にあわせ、オフィスとヤマト営業所止め、福島県飯舘村拠点の三ヶ所に分けて物資の募集をさせて頂いております。

「ヤマト運輸さん以外」からオフィスへ、ヤマト運輸さん営業所止めへ、福島県飯舘村拠点へご手配いただいた物資ともに伝票整理がこれからとなります。

ブログ上、「支援物資の御礼」の記事内にてご報告させて頂きます。
その旨、予めご了承くださいませ。

 

※支援物資御礼の記事で記載しているハンドルネームの件でございますが
迷惑メッセ等で不快な思いをされている方がおりましたら
ハンドルネームからイニシャルへ変更させて頂きますので
メッセージにてご一報頂ければと思います。

 

※メッセージへのご返信が遅れており申し訳ございません。

順次お返事申し上げますので、少々お待ちくださいませ。

 

 

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CDCA 代表理事 西澤ひと美

090-3815-2924  

 

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2022/11/26現在