②福島沖地震活動報告2022年3月18日(金)出発、19日(土)~21日(月) | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

 

活動二日目は宮城県庁災害対策本部へ。
宮城県の避難指示は訪問前日の17日にすべて解除されており、避難場所も閉鎖。
避難所が開設中であれば、避難所を訪問、貼紙をさせていただきペットの相談を受け付けるのですが、それができない。
地震により壊れた建物や開いてしまった窓や扉から脱走し、迷子になっている猫の情報が入ってきている。
災害対策本部のご担当者様と打合せを行い、訪問時の20日現在の住宅の被害状況を共有させていただき、まずは住宅被害が出ている市役所や役場、福島県内で被害が大きかった海沿いの地域に近いエリアを訪問し、罹災証明書やブルーシートなどを取りに来られる方の目につきやすいところに貼紙をさせていただくことに。
 

 

訪問当時20日に住宅被害があがってきていた市町は5ヵ所になりますが、情報があがってきていない地域があるので、これから増えてくる可能性があるとのこと。

 

<住宅被害が出ている市町>

仙台市

岩沼市

登米市

大崎市

大郷町

 

上記、5か所に加えて、美里町・東松島市・山元町・白石市を訪問。

土地勘がないため、地図を頼りに。

 

 

 

仙台市役所

災害対策課の課長に県庁のご担当者様よりお話を通していただき貼紙をお渡し。

 

 

大崎市役所

環境保全課

今のところ、脱走の情報は来ていないが、目の付くところに貼紙をしていただけるとのこと。

 

 

 

美里町役場

管財課ご担当者様に貼紙のお願いを。

 

 

美里町役場から登米市役所に向かう途中、ブルーシートが張られているお宅が目に入る。

 

 

 

 

登米市役所

こちらでは休日窓口の職員の方にお願いし、支所があるため、貼紙を多めにお渡し。

 

 

東松島市役所

市民生活課

被害状況としては、屋根瓦が落ちているという情報が数件来ているが、家屋の損壊は入ってきていないとのこと。

但し、飯舘村の拠点のオーナー様宅と同様に、建物の外観には大きな被害が出ていないが、室内の家具が転倒し、食器などが散乱しているお宅が多いとのこと。

 

 

東松島市役所を出たあと、

大郷町役場

岩沼市役所

上記2ヵ所を訪問し、貼紙をお願いする。

※写真は撮り忘れ

 

 

 

 

山元町役場

警備室に貼紙を預けて、総務部企画財政課のご担当者様と後日お話し、公民館などへの貼紙をご検討いただく。

 

 

途中、角田市付近で通りに面している電信柱数本が斜めになっていました。

突然視界に入ったので写真を撮る間もなく・・・

 

 

 

 

白石市役所に着いた頃にはすっかり日が落ちていました。

こちらも写真を撮り忘れていますが、市役所の反対側にある防災センターを訪問し、貼紙をお渡しする。

白石市では新幹線の脱線もありましたが、道路や水道管の被害が大きかったそうです。

 

 

宮城での活動を終えて、郡山の迷子捜索の現場に入ってくださっている協力ボランティアさんと合流することに。

現場への移動にご協力くださったボランティアのSさんご夫妻ありがとうございました!

 

 

目印はマック!
わかりやすい写真、
走りっぱなしだった緊張感が一気にほぐれた。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

協力ボランティアのksanと合流し、郡山市「ほまれちゃん」の迷子捜索現場へ。

ほまれちゃんの家はマンションの上階、地震の大きな揺れでお風呂場の窓が開き、そこからいなくなったそうです。

大きな水害があった際に仔猫ちゃんだった「ほまれちゃん」は保護され生き延びることができました。

保護されてからは完全室内飼い、お外の世界を知りません。

未だに情報が全くなく、毎日、飼い主さんは必死で捜されています。

どうか無事に飼い主さんのもとへ帰ることができますように、引き続き皆さまのご協力をお願いいたします。

 

 

 

捜索現場をあとにして、ボランティアのksanを送り届けるために飯舘村の役場近くに来ると、メモリアルホールのガラスが割れて落下している。

 

拠点に戻ったのが23時頃・・・

ボランティアの皆さま、お疲れさまでした。

 

この日の夕方から、横浜市で保護した「ムーミン」の預かり様より、様子がおかしいと連絡があり、翌21日の活動を終えてから病院へ向かうことに。

 

 

三日間の活動最終日の21日(月)は、災害ボランティアセンターを立ちあげられている山元町の社協と南相馬市の社協を訪問。

 

 

 

その前に通り道のコロちゃん宅とマルコちゃん宅の給餌BOXを確認。

両方ともご飯が入っていたので安心してボランティアセンターへ。

 

 

瓦屋根のお宅でブルーシートが目立つ・・・。

 

 

山元町社協

ボランティアさんが現場に入られる際にペットのことで困られている方がいらっしゃれば気にかけていただくよう、貼紙とあわせてお願いする。

 

 

 

 

南相馬市社協では、次の週末(3月26日~)から本格的に稼働することになるそうで、職員の方に情報を共有してくださるということで100部ほど希望されたので、急遽、コンビニでプリントアウトしお届けに上がる。

 

今回の三日間の活動はここまでになります。

 

このあとは、ムーミンの預かりさまと当会のかかりつの動物病院で待ち合わせし、様子がおかしいムーミンの受診になります。

 

災害は突然発生するため、当会の活動も災害発生後の週末から活動を開始することが多く、急な被災地入りとなりますが、今回もご協力くださったボランティアの皆さまのおかげで無事活動を終えることができました。

 

また、ご多忙の中、対応してくださった役所の職員の皆さま、社協の皆さま、避難所の受付の皆さま、ご協力に心より感謝申し上げます。

 

引き続き迷子捜索など、ご相談を受け付けております。

また、地元の団体様で迷子捜索に伴う捕獲器が不足している場合には、当会の捕獲器を貸出することが可能です。

遠慮なさらずにお声掛けくださいませ。

 

 

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