【その2】”子育てキーワード「心の安全基地」” | 【夏海のお部屋】精神薬の完全断薬から丸10年の軌跡

【夏海のお部屋】精神薬の完全断薬から丸10年の軌跡

夏海のお部屋へようこそ

あなたは、あなたのままで良いんだよ

毎日頑張って生きてるよね、私たち。

頑張っていても、頑張れない日も、あなたのことが大好きです。

ごめんなさい。私には子供がいないので『親の立場』になったことがく、だから子供の立場のまま厳しい言葉を言います。

 

 ↓↓これを読んで

 

 

最近の子供の不幸なところは、『大人が吐く弱音を見せられること』だと思うんですよね。



大人が痩せ我慢をして大人であろうとする時代が終わってしまい、特に『若いこと』がもてはやされている日本では、成熟した大人になろうと目指す『大人像』を探すのではなく、どうすれば若いままでいられるのかを追求する方向に行っている気がします。



大人としての責任とか、大人としてかっこ悪いと言う意識が低下して、昔の常識では考えられなかったようなことを大の大人がやらかす時代になっています。



子供時代に、私の実家には『大人』はいませんでした。



母親からは、頼りにならない我儘でどうしようもない父親の話を聞かされ、母親本人も自分のことで精一杯過ぎて「守らねば」と気を付けていられるのは弟一人が限界で、愚痴を聞かされるか怒られるかの記憶しかなく、


唯一頼れる存在だと思って相談した学校の先生からすら突き放されて、


私が「全ての問題は自分一人で解決しなければならないんだ」と悟り誰も頼れないと覚悟したのは、小学四年生でした。



周囲に誰も頼ることができる人がいない子供は不幸です。


周囲に頼りになる大人がいないと、自分がその代わりの大人にならなければならない。


(実際に私は父親の代わりとして母親から頼りにされていた)



心身的な虐待を受けている訳ではなく、衣食住に困ることはなくても、成長過程において不安定な子供時代に安定している者が周囲にいないと歪んでしまう可能性が高い。



正解が分からない、お手本がない状態、基礎がない状態で、見よう見まねで自分を育てないといけない、



その『見よう見まね』のお手本が、お手本として相応しいのか。。。なね?



心を病んでしまった人は、私のように周囲に頼れる人がいなかった人なのではと思うのですが、どうでしょうか?



『向こう側が見えない』と言うのが

私が好きなポイント


【編集後記】


トラウマ治療のEMDRの治療を受けるにあたって、『心の安全地帯』を作ることをまずやるのですが、私にはどこにも何もなくて愕然とし、私の人生の中に『安全地帯』が一つもなかったのだと言うことを思い知りました。


(転々と引っ越した家のどれもが安全基地ではなく、唯一捻り出したのが親友になった人の一度だけ泊まりに行った家の2階にある物干しスペースだと言うね。)