最近、職場でのお昼は誰かと一緒に食べています。
今の仕事はテレフォンオペレーターで、出社から退社までの時間、お客様と喋り倒します。
私たちの仕事は電話を受ける仕事で、
例えて言うと、ハンバーガーを買いに来たお客様に
セットは如何ですか?とお勧めしたり、
一緒にポテトは如何ですか?とお勧めする仕事です。
私はと言うと、
お客様の相談を受ける係だと言うスタンスで、
ハンバーガー一個より三個買った方がお得ですよと伝えるのは、あくまでもお客様にとってお得だからで、
一緒にポテトは如何ですか?と伝えるのは、
同じようにお客様に必要だなと思えるタイミングでお伝えしますが、
断るのはお客様側の都合(課題)なので特別に落ち込むこともないのですが、
電話のたびに一喜一憂すると精神が持たないだろうにと思います。
つい昨日、夏海さんは引きずらないタイプですよねって言われて「うん」と即答したのですが、
そして、「一話完結だから」と言って笑ったのですが、
私もずいぶんと変わったもんだなと思った訳です。
こう言っていれば結果は変わったんじゃないかとか、
私が悪かったんじゃないかとか、
反省するにはコツがあって、
ベクトルが過去に向かうのか未来に向かっているのかによって
失敗の引きずり方が違ってくるよなぁと思い至りました。
もう少し言い方があったんじゃないか
言葉のチョイスを間違えてしまったのだろうか?
と
そのような思考方向は過去にベクトルが向いているので
現在や未来に気持ちが向くまでに少し時間がかかりますよね。
未来に活かせない反省はただの趣味でしかないので、
出来るだけ早く未来に活かす為には
過去に向かう思考を出来るだけ少なくするに限るんですよね。
では、未来にベクトルを向けた思考とは具体的にどのような考え方なのかと言うと、
過去の失敗はそのまま受け入れて考え過ぎないことと、
(過去を踏まえて)次の機会が来たらどのように対処しようか?と言った具合に
次への戦略を練ることに力を注ぎ込むと、
ベクトルが過去から未来へと切り替わるので、
何なら早く同じシチュエーションにならないかなと、逆にワクワクと機会を待つことにすらなるんですよ。
過去はもう終わってしまったことで、変えようがないこと。
過去に戻ってやり直せないのだから、やり直す想定で考え続けることは答えがない問いかけをし続けることと同じです。
過去に起きたことを丸ごとトレースする機会なんて100%ないのだから
(だって、相手の気分が全く同じなんて有り得ないからねぇ)
同じシチュエーションで同じ経験をすることを大前提にして反省し続けるのは、たとえ答えが出たとてその『正解』を次に活かせるかどうかは。。。ねぇ。
ならばそれを一つの症例として覚えておいて、次にはどんな言動で対処するのかを想像する方が実践的だと思うんです。
で冒頭に戻って。
私はそれが出来ておらず、反省ばかりしていたなぁと、
そして次に活かせなかったなぁと思った訳です。
あの時こうしていれば良かった
あの時こんな言葉で伝えていたら良かった
ではなく、
次のこんな機会には、このように行動しよう
や
次のこんな機会には、こんな言葉で対処しよう
(もしくは、黙っていよう)
と、
『あの時』(過去)に、ではなく『次の機会に』(未来)と言う思考方向を身につけた方が効率(スピード感)が変わって来ます。
そして過去に向かう思考より未来に向かう思考の方が明るいんです。
(だってね、変えられない過去をずっと考えて過去の失敗を反芻し続けるなんて暗くなるに決まっているもん)
で、
じゃぁ、過去に向かいたい自分の思考方向をどのように未来に向けるのか?って話です。
次の記事では、それに付いてお話しします。
【編集後記】
最近お昼を一人で過ごさなくなったので、
楽しいけれど一人の時間がなくなるジレンマに陥っています。
強制でもないし、一緒に食べないからと言ってどうと言う訳でもないんですけどね。