風街レジェンド イモ欽から | ・・・の続き

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エヴァ・オーリンも、ペ・ドゥナも、まとめて好き。

風街レジェンド。
ハイスクールララバイ/イモ欽トリオ
セクシャルバイオレットNo.1が終わり、客席通路を走るイモ欽トリオ。BGMは欽どこのテーマだったかもしれない。ふつお・よしおの風貌は変わらず。わるおのリーゼントが白髪交じりなのがすばらしいチョイスだと思う。「ぼくたち箸休めですから」「トイレにいくなら今」的な自虐も、悲惨さがなく上手い。細野さんのモノマネは似てないがそれもよし。よしおは還暦を迎えたという。でもかわらない。イントロがはじまると、客席がなんとなく前のめりになる。ヒット曲だもん。松本隆さんのお祝いのイベントなのでフルコーラス歌います。と。フツオくんの歌声が変わらない。すごい。カラオケでの歌唱でも歌声はそのままに感じた。2日目は客席も一緒にフリを踊っていたひとたちがいたなあ。楽しそうだった。お笑い番組からの歌だけど、間違いなく名曲。歌詞の設定もメロディもアレンジも、贅沢な1曲だとあらためて感じた。古く感じない。途中、鼻血を出す演出もあり。だから、ちょっと歌詞が飛んだのも愛嬌。ぜんぜん箸休めじゃなかった。ほんと松本×細野の名作だもの。

赤道小町ドキッt/山下久美子
黒の膝上ノースリーブのかわいいワンピースで階段降り。ときどきスカートの裾をたくしあげ、ああ久美子だーと懐かしくなる。久美子節。若い若い。

誘惑光線クラッ/早見優
このイベントの衝撃No.3に入る勢い。アイドル早見さん。衣装もキラキラ感も歌唱もアイドルである。現在のおかあさん感を拭ってステージに立っていらっしゃる。たぶん当時のダンス。美脚ものぞめるデザイン。寄せた胸元はちょっとオトナアイドルなんだけど、わたしはかなりシビレタ。クラッと。やられた。アイドルはこうなんだ、と。いいものを見せていただいた。いまもたまに「クラッ」のコーラスが日常に滑り込んでくる。アイドルっていいですね!

次「キラッ」が来るのか?と客席の半分くらいは思ったはず。わたしもそう思った。
ところが、グランドピアノが運び込まれ。

冬の旅 菩提樹・辻音楽士/鈴木准 河野紘子
セットチェンジ。グランドピアノが再び登場。クラッ、からの、旅は冬。クラシックの翻訳 これも松本さんのお仕事なのだ。クラッも松本作品。シューベルト訳詞も松本作品。それらをほぼ連続して聴くのはレジェンドだけ!声の太さがとっても気持ちよく、ピアノもものすごく素敵だった。きっとご本人たちはアウェイ感があったかと勝手に推測しますが、分母は同じ、松本さんの言葉。わたしは冬の旅を生で聴いたのははじめて。次 機会があれば是非に聴きにいきたい。

グランドピアノが奥へ格納され、リゾート写真がスクリーンに映し出される。あれか?あれか?

そして大瀧さん作品へ。