芙蓉です。最近つくづく思うのは、
道がAとBという二つの道があったとして
Aという道を取ったから幸せ
Bという道を取ったから不幸せ
ということではないということ。
例えば…離婚という問題も、
離婚しちゃったから不幸、
離婚を回避できたから幸せということでもないし、
離婚出来たから幸せ、
離婚できないから不幸せ、
ということでもない。
「離婚しないという選択」という本を書いておきながら言うのもなんだけれど、
離婚しないという選択をしたから幸せになりました、ということが言いたいわけではないの。
結婚生活続ける選択をして、不幸な人もたくさんいるし、
離婚して幸せなる人がいるのもわかっている。
ただ、幸せになる選択…というのかな。
AとBという二つの道のどちらかを選ぶという感覚ではない、
むしろ一度宙に浮いてみるような感覚。
離婚する・しないと、相手と引っ張り合いしているのなら、一度手を放してみるのもいい。
しばらく距離を置いてみるのもいい。
結論を出さなくてもいい。
手を放したらどうなってしまうのか？
あれほど恐れていた離婚になってしまうのではないかと、身がすくむ思いがするかもしれないけれど、
案外、思いもよらない世界が開けるかも知れない。
本当は、人を愛せるということだけで幸せなんだよね
愛しているという思いだけで、心は温かくなる。生きていける。
孤独が怖いとか、報われないと悔しいとか、そういう気持ちも人間だからもちろんあるけれど、
幸せは、怖れの感情をどうにかしようとしていては永遠にやって来ない。
幸せになる選択は、ただ愛することを選ぶこと。
それでもし相手が拒否したら？
他の女を愛したら？
縁が切れてしまうのでは？
…などと考えないで、愛せますか？
「そんなだったら、もういい。愛さない」
と、次に行くことが負けではない。
でも、ただどうであっても「愛して行く」と決めたら、
その瞬間から何かが変わる。
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私も、毎晩のようにふと立ち返るのです。
どんな夫でも愛して行こうと決めた、あの日のことを。
日々当たり前に生活していると、イライラすることや
不満で心がいっぱいになる瞬間もあって、つい忘れてしまうのです。
私はこんなにやっているのに、わかってくれない！
…とかね。
でも、「ああ、私は目の前にいるこの人をただ愛して行くんだった」とまた思い出して、
家族のために戦って帰ってきた体をマッサージするようにしています。
すると愛おしさが溢れて来て、
幸せを感じるんですね。
日々、幸せになる選択をしているのかも知れません。