Italie2 イタリアワインの旅(トスカーナ編) | パリ7区 ワイン・シャンパーニュに囲まれたくらし

パリ7区 ワイン・シャンパーニュに囲まれたくらし

フランスワインに恋して、フランスにやってきました。
日本でのワイン輸入業を経て、
パリ7区・エッフェル塔付近に落ち着いてから早7年。
フランスの日常生活あれこれ・ワインについて綴っています。

(お酒は適量で愉しみましょう)

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こんにちは、ゆりです。

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さて、先日少しお伝えしましたイタリアワイン紀行。


日本にもだいぶ輸入されているワインの造り手ですが、みなさん「マッツェイ」という生産者はご存知ですか?

イタリア人で知らない人はいないほど、歴史と品質、そして「格」のある一家所有のワイナリーで、

トスカーナをはじめ、イタリア全土で3拠点にわたって醸造所を所有しています


歴史も古く、12世紀からワイン造りを始めていたと言われています。また、「キャンティ」という名前を

最初に公文書に使用したとして、トスカーナのワインといえば3つの指に入る生産者です。



当時、トスカーナで新しく新築したばかりの醸造所を訪れました。

特にこの醸造所のすごいところは・・全てグラヴィティシステムでワイン造りをしているところです。


※グラヴィティシステム・・・収穫~瓶詰めまでの全ての醸造工程で、重力の力を使って(下に落として)

             ブドウ、ブドウ果汁、ワインを移動させること。ポンプなどを使用した無理な

             移動はワインの負担となるため、ワインの品質にダイレクトに影響します。


以下、写真を使ってご説明したいと思います。

  ①ブドウの除梗、破砕

       ↓

  ②カーヴでの醸造(発酵etc)

       ↓

  ③地下セラーでの熟成・瓶詰め


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①ブドウの除梗、破砕


ブドウが矢印のところの穴を通り、下の階のタンクに落ちます。


②カーヴでの醸造(発酵etc)



ブドウがこの穴から落ち、その後ステンレスタンクのなかでアルコール発酵の段階に移ります。



アルコール発酵中。ブドウの果皮が、ブドウ果汁の上に浮いてシャポーを形成しています。



機械でのピジャージュ。


※ピジャージュ・・・ブドウの果皮・種から構成されるシャポー(フランス語で「帽子という意味です」)

          の上から圧力をかけることにより、(この場合は機械ですが、人が入ってやるときも

          あります。)ブドウ果皮からタンニンや色素をより多く抽出すること。

③地下セラーでの熟成・瓶詰め




天然のカーヴを拡大してつくったセラーのため、管理せずとも自然な湿度が保たれています。


グラヴィティーシステムは最近でこそ様々な地方・ワイナリーで見かけますが、

マッツェイがこれを作ったのは8年前。当時としては画期的なことだったのではと思います。



外の様子


なだらかな傾斜と心地よい日差しに、ブドウ樹も喜んでいるようでした。


オリーブの木もたくさん。ここからあの美味しいオリーブオイルができるのですね音譜


次回は、ピエモンテのワイナリー訪問時のレポートをさせていただきますクラッカー


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