(お酒は適量で愉しみましょう)
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なぜか突然決まったボルドーシャトー訪問。結構唐突だったのでどうなるかと思いましたが、
無事に、とっても充実した時間を過ごすことができました
まず、最初に行ったサン・ジュリアン村の2級シャトーシャトー・グリュオー・ラローズ Château Gruaud-Laroseの紹介から
(※ボルドーワインは、1855年にパリ国際博覧会にむけてナポレオン三世の命により、1~5級までシャトーが指定され、それが今でもシャトーの格付けとして残っています)
メドックの地図
ボルドーの特徴(特にメドック)は、なんといっても水が近いこと。
畑のすぐそばにガロンヌ川が流れているため、シャンパーニュによくあるような地下のカーヴがなかなか見つかりません。ブドウ造りの面でも、排水機能に優れた石ころ土壌がカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に適しています。
メドックはその昔、もともと耕作に向いていないと言われていましたが、オランダ人が開拓した後に急速にブドウ造りが発展するようになりました。
さて、グリュオー・ラローズ。ここは片手で数えられるしかない、地下にもセラーがあるシャトーとして
有名です。そして、とても美しい!普段はヴィジットはあまり受け入れていないということですが、もったいないと思うほどでした。
日本の国旗を掲げて歓迎してくれました。 なんとも素晴らしい心遣い
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
もうここでしか見つからない、貴重なヴィンテージの眠るカーヴも拝見しました。
(1800年代のものがたくさん残っていること自体がすごいですね・・。)
そして、少々マニアックな話になってしまいますが、
ここのシャトーの最大の特徴は、なんと
雹(ひょう)探知機の機械を導入していることです。
天候不順に悩まされた2013年、特に色んな地方(シャンパーニュ、ブルゴーニュ含む)でも雹の被害は多大かつ深刻なものがありました。雹があたると、ブドウ果実がやられるだけではなく、葉やブドウ樹自体が傷んだり、それがブドウ樹の病気の引き金になることもあるからです。
特に収穫量が減ってしまうということは、販売できるワインの量が少なくなるということですから、どこの造り手も雹が降らないことを一心に願っています。
グリュオー・ラローズでは、シャトーの周りを畑がぐるっと取り囲んでいるため、探知機が畑のど真ん中にあり、これが大気中の気圧の変化により雹がくるのを感知し、特殊なアラームで雲の中の雹を攻撃するそうです。
なんだかサイエンスフィクションみたいな話ですが、本当のようです 笑
たしかにボルドーでは、雹を攻撃するロケットミサイルがある話を耳にしたことがありますが、それだと化学物質をブドウ畑に撒いてしまうことにつながるので、ここでは音(アラーム)で対応しているそう。
ものすごく高そうな機械ですが・・品質と消費者・生産者の健康へのこだわりがうかがえますね![キラキラ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
その後北上してポヤック村でブドウ樹撮影
また、他のシャトーへの訪問や、白ワインの権威と呼ばれるボルドー大学教授のデュボルデュー氏へのインタビューを行った時の記事も、また書きたいと思います!
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