先日、1年半のモスクワ生活を終えた日本人の友人にあってきました。
彼女は旦那さまのモスクワ駐在について行き、
いったん帰国し、出産されてからモスクワで子育てをしたため、
なかなか他では聞けないお話を聞くことができました。
彼女によると
「ロシア人は子供連れにはめちゃめちゃ優しい」
とのことで、
レジに子供連れで並んでいると必ず先に通してくれたり、
電車・バスでとにかく話しかけられたり、
席を譲ってもらえたり、
空港の入国審査で先に通してくれるなど、
子育て中の女性にはとってもありがたい国のようです。
ある日、彼女が子供を背中にくくりつけて
スーパーマーケットをあてどもなく歩いていると、
よぼよぼのロシア人のおじいちゃんに話しかけられたそうです。
男の子か、何歳か、などという話をひとしきりした後で
おじいちゃんは彼女の手に10ルーブル(約50円)を握らせて
「これでなにか買ってあげなさい」
といって去って行ったそうです。
そのおじいちゃんはよぼよぼで、
年金生活者で、生活は苦しいはずなのに
いい話だな~と思いました。
ロシアの年金生活者は年金支給額が少ないために
生活が苦しく、年間10%ともいわれるインフレも手伝って
マイナス20度の野外でおばあちゃんが
10ルーブルで靴下とかを売っていたりするんですよね。
その一方で、「持てるもの」の勢いはすさまじく、
モスクワはバブルの真っ只中にいます。
物価上昇もすさまじく、
帰国前に彼女がとある高級スーパーで
ティラミス(ケーキですね)を買ったら
なんと1切れ2千円だったそうです(笑
日本にも高級スーパーはあれど
ケーキ1個に2千円とは・・・!
ロシアといえば、7月から国民的アニメ
「チェブラーシカ」が映画館で公開されていますね。
このアニメは旧ソ連時代に作られた、
ほのぼのとした人形劇で
私のロシア人の友達は
「こんな作品でロシアの子供たちは“優しさ”を学ぶのよ。」
と言っていました。
残念ながら日本でのDVDはプレミアがついて高額に
なっているようですがここから映画の予告編が見れます。
チェブラーシカ公式ホームページ
見ていると心が温まるようなすばらしい作品ですので
機会があれば是非映画館に足を運んでみてくださいね。
今日も長文お付き合いいただき、感謝します。
今日があなたにとって特別に素敵な一日になりますように!