「英語やってもやってもできるようになる兆しがない・・・」
と落ち込んでいる方、最後だけは読んでみてください。
私の家にはテレビがないのですが
たまたま、お正月に帰省してテレビをみていると、
どの局でも不景気を大々的に取り上げ
「なんとかして!」
と言うメッセージが目に付きました。
これらの報道をみていて
2年前にシンガポールで聞いた
全米でもっとも影響力のある思想家・講演家と
いわれているジム・ローン氏の話を思い出しました。
ジム・ローン氏は大学を1年で中退したのち、
働き始めますが、一生懸命働いても
生活が楽にならないことに苛立ちを感じます。
「なぜ、人生はこんなにうまくいかないのだろう?
一生懸命働いているのに!
世界でもっとも豊かな国で暮らしているのに!」
そして
「何をすれば人生はもっとよくなるだろうか?」
と考え始めます。
転機は25歳のとき、やってきます。
彼はメンターに出会い、
「どのように豊かになり、どのように幸福になるか」
を学び、それを実践していきます。
彼は若くして
ビジネスで成功を収め、
今では現代でもっとも影響力のあるスピーカーと
いわれ、彼の講演やセミナーを聞いた人は
全世界で400万人ということです。
今日は彼のスピーチを取り上げたいと思います。
これからの社会を生きていくために、
知っておいて損はない教えだとおもいます。
カッコ内は秒数です。
動画
(0:03-)
It's not what happens that determines your life future.
It's not what happens that determines your life future.
It's what you do about what happens.
All of us are in like a little sail boat.
And it's not the blowing of the wind that determines your destination,
It's the set of the sail.
あなたの人生の未来を決めるのは周りで起こっていることではありません。
あなたの人生の未来を決めるのは周りで起こっていることではないのです。
あなたの人生の未来は、あなたがその出来事に対して、どう対処するか、
で決まります。
私たちはみな、小さな船に乗っているようなものです。
風の向きで行き先が決まるのではないのです。
帆がむいている方向で、行き先が決まるのです。
【解説】
what happens 起こったこと、出来事
determine 決める
the blowing of the wind 風の向き
destination 行き先、目的地
It's the set of the sail.
うしろに(that determines your destination)が省略されています。
0:26-
The same wind blows on us all-
The same wind blows on us all-the wind of disaster,
The wind of opportunity, the wind of change.
The wind when it's upside-down, the wind when it's favorable, and unfavorable.
The same wind blows on us all-the economic wind and social wind.
The political wind.
The same wind blows on everybody.
The difference in where you arrive in one year,three years,
or five years-the difference in arrival is not the blowing of
the wind.
But the set of the sail.
同じ風が私たちにはふいているのです。
災難の風、チャンスの風、変化の風。
混乱の風、自分にとって好ましい風、好ましくない風。
同じ風が私たちにはふいているのです。経済や社会の風。
政治の風。
だれしもが同じ風を受けているのです。
1年後、3年後、または5年後にたどり着く場所が
なぜ異なっているのか・・・それは風の向きではないのです。
たどり着く場所は、帆の張り方、帆の向きによって変わるのです。
【解説】
disaster 災難
opportunity 機会、チャンス
upside-down 混乱
favorable 好ましい
unfavorable 好ましくない
difference 違い
arrive 到着する
The difference in where you arrive in one year,three years,
or five years-the difference in arrival is not the blowing of
the wind. ~~~
But the set of the sail.
~~~
not A, but Bの構文が隠れています。
Aではなく、Bだ。という意味ですね。
(5:14-)
For things to change, you have to change.
I was hoping that the government would change and taxes would change,
economics would change, my boss would change and be more generous.
I wished for everything to change.
And my teacher said:
"No, Mr. Rohn, for things to change for you, you have to change."
Don't wish it was easier, wish you were better.
物事が変わるためにはあなたが変わらなければいけないのです。
私はかつて、
「政府が変わってくれさえすれば、税金が変わってくれれば、
経済が変わってくれれば、上司がもっと優しくなれば・・・」
こんなことを願っていた。
私はすべてのものが変わるように願っていたのだ。
すると、私の先生はこういった。
「ちがうんだよ、ローン君。
物事が変わるためには君が変わらなきゃいけないんだ。
“簡単だったら・・・”と願うんじゃなくて
“もし私によりよい対処の方法がわかってたら・・”
と願うべきなんだよ。」
【解説】
government 政府
tax 税金
generous 優しい
(5:45)
Don't wish for less problems, wish for more skills...
You don't need less problems, you simply need more skills.
Don't wish for less challenge, wish for more wisdom.
Accept the challenge, because you can't glow without the challenge.
問題がなくなることを願うんじゃなく、
問題に対処できる能力があれば、と願って欲しいんだ。
問題が少なくなれば、ではなくて、
あなたにもっと能力があればいいだけなんだ。
挑戦や困難がなくなることを願うのではなく、
もっと知恵があれば、と願って欲しい。
挑戦や困難は受け入れて欲しい、
というのも挑戦や困難がなくては
あなたが成長できないからだ。
【解説】
skill 技術、能力
challenge 挑戦、困難、チャレンジ
wisdom 知恵
glow 成長する
*「英語やってもやってもできるようになる兆しがない・・・」
と落ち込んでいる方へ
この間、私のメンターがすばらしいことを
書いていたので英語学習に照らし合わせて
アレンジしてお伝えしたいと思います。
ココロがネガティブな感情を感じたり、重い時、
その裏に隠された気持ちに気付いてあげると、
オセロを引っくり返すように、ココロが晴れる時があります。
「英語できない!」「やってもやっても上達しない!」
とイライラした時、それは意欲があるからです。
例えば、デートや大切な会議に渋滞で遅れそうなときって
イライラしますよね?
なぜなら、どうしても行きたい場所があるからです。
どうしても行きたいと思わなければ、イライラしません。
イライラするのは意欲がある証拠です。
そこまで意欲がある自分は素晴らしいなぁとつぶやいてみます。
誰かと比べて落ち込んだとき、それは上を向いている証拠です。
上を目指そうとも思わなければ、比較することもないでしょう。
上を向いている自分を褒めて下さい。
嫉妬を感じたとき、それは、なりたい自分がいるからです。
「なりたい自分を先にやっている人」を見ると、つい嫉妬します。
なりたい自分がない人は、嫉妬すら感じないでしょう。
なりたい自分がいる、ステキな自分を素晴らしいとつぶやいてみましょう。
英語をぺらぺら話している人をみて
「くそ~~!」と思うって言うことは
そういう自分になりたいからです。
嫉妬するぐらい、英語を話せる自分になりたいってことです。
「やる気になれないなぁ」と思ったとき。
大丈夫。
本当にやる気になれない時は、やる気が無いことにすら気がつきません。
やる気になれないと感じたのは、やる気になり始めた証拠です。
自分の力を優しく受け入れてみましょう。
人は何か変化して成長しようとする時、ネガティブな感情と
ポジティブな感情が訪れるようです。
ただ、面白いことに、ネガティブな感情とポジティブな感情を
同時に感じることはできません。
ネガティブな感情を感じたとき、
そもそも自分はどうしたいんだろう?
なんで、英語やりたいとおもったんだっけ?
優しくつぶやいてみましょう。
本来の自分の意欲に気が付いてあげましょう。
ちょっとでも、ココロが軽くなって、ちょとでも変化を感じたら、
おぉ、凄いぞとつぶやいてみましょう。
今回も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。