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ナルズ工場長の出来事

ナルズ・メカニックマイスターの営業・出来事のブログ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

すっかり季節は寒くなりつつ

秋というか冬に近づいてきたこの頃で

ございます。

 

朝夕はけっこう冷えたりするんですが

日中は暖かく汗ばむ時もありますね。

 

だからなのか周りで紅葉がまだイマイチで

観光客もちとガッカリな感じです。

 

まじで少し前の秋と違ってきましたね。

 

そんな紅葉を見て和むなんて

気持ちは1ミリも持ち合わせてない

オイラです(´・ω・`)

 

寒くなる方が憂鬱だぜ…

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はJZX100マークⅡの

作業を続きです。

 

 

前回からエライ間が空いてしまって申し訳ないです。

 

前回まではタイミングベルトなどを組んだところでした。

その続きになります。

 

前回の内容はコチラ

 

タイミングベルト・ウォーターポンプなども交換し

クランクプーリーも交換となりました。

 

当初の目的のオイル漏れ箇所の修理も

前回でほぼ完了です。

 

あとは外した部品を組んでいけば終わりなんですが

またまた色々問題が出てくる訳で(´;ω;`)

 

ファンベルトテンショナー

 

 

1Jの鳴きどころのベルトテンショナーです。

プーリーのベアリングがけっこうすぐに異音が出たり

ガタが出たりします。

その部分だけ部品は出ないので交換となると

テンショナーASSYとなるのですが

それはあくまで純正の話。

 

ここのテンショナープーリーのベアリングの品番は

わかりますので単品でベアリングをとれば

ベアリングのみ単体交換は可能です。

 

部品供給は純正だとASSYですが

プーリーはバラせますのでベアリング交換が

可能となっております。

当店でもけっこうな台数の交換を行ってきました。

 

しかし今回はテンショナー自体の張力も弱くなって

きてるしプーリー自体の状態も悪いので

ASSY交換します。

おそらく走行距離20万キロ無交換だと思うので

そういったケースはASSY交換をおすすめします。

 

 

 

 

テンショナー部分に漏れたオイルが溜まっていました。

 

テンショナー内部は単純にバネなのでオイルが

混入しても多分大丈夫かと思いますが

もしかしたら何かしらの影響があるかもしれないし。

 

 


 

オイル漏れの経路の位置関係です。

 

少し洗浄してますがわかると思います。

 

ヘッドカバーやエンジン上部からのオイル漏れが伝わって

漏れてますね。

 

 

エンジンタイミングベルトカバー

 

 

ファンベルトテンショナーASSY

 

 

クランクプーリー、プーリーボルト

 

 

いずれも新品交換します。

特に1JZエンジンはクランクプーリーとテンショナーは

消耗品なので長く乗る方は予備で持っててもいいと

思います。

最近は1JZ搭載車、特にJZX系の部品が出なくなって

きたのが増えました。

ほんと最近出なくなってきたの増えまくりですね。

 

消耗品はけっこう残ると思いますが

外装品、内装品はどんどん製廃となってます。

 

普段平成一桁年式のシルビアやスカイラインあたりを

触ってるオイラとしてはツアラー系なんてけっこう

新しく感じるんですよ。

それで製廃部品だらけってのが信じられん。

 

 

 

 

例によって1Jのクランクプーリーボルトはめっちゃ

高トルクなので専用工具にて締め付け。

 

 

バッチリです。

プーリー周りが新品部品なので気分もいいですね(*'▽')

 

 

 

 

エンジン前回りが組みあがりましたので

お次はエンジンのタペットカバーパッキン交換します。

 

 

タペットカバーパッキン

 

 

IN側とEX側でパッキンは違います。

品番は画像を参照してください。

 

後ろ側に入る半月状のパッキンも

同時交換です。

けっこうここからの漏れが気づきにくく

ミッション下側から覗くと漏れてる車両が多いです。

交換するのは簡単ですが

古い液ガスを掃除するのが大変ですね。

液ガス残りはオイル漏れ再発の原因になりますから

神経質に取り除きます。

 

 

プラグ

 

 

タペットカバーが装着できたので

お次はプラグ交換です。

これは調子が悪いとかではなく交換時期なので交換です。

 

 

 

1JZエンジンプラグ交換の定番といっても過言ではない

コイルのカプラー割れです。

ここのカプラーは割れやすいですね。

 

お客様によくここのカプラーを割れにくくする方法って

あるの?と聞かれますが結論から申し上げますと

無いです。

カプラーのプラスチックがエンジンの熱に侵され

割れますので対策といったらプラスチック保護剤の

浸透系のものを塗りこんでおくくらいですかね。

当店でも数台実験しましたが塗っても割れるものは

割れましたね。

塗ったら長持ちするって事も特に感じられませんでした。

 

長持ちさせるコツは取り外す時と装着する時に

優しく丁寧にやる事くらいですかね。

それでも少しでも違和感を感じたら交換が

望ましいです。

 

 

過去のブログでも何回も紹介していますが

コイルカプラーの単体供給はあります。

 

1個単位で出ます。値段は数百円だと思いました。

品番は画像を参照してください。

 

安価なのでDIYでプラグ交換される方は

予備っておいた方が賢明です。

 

交換方法は過去のブログで紹介しておりますので

参考にしてください('◇')ゞ

 

 

 

やっとここまで組みあがりました。

あともう少しで完成です(*'▽')

 

 

 

 

エンジン始動

 

 

油脂類、クーラントを入れエンジン始動。

 

アイドリングさせオイル漏れや水漏れのチェック。

漏れがなかったら一度エンジンを止めて

上カバーを外しカムプーリーやエンジン前側の

オイル漏れなどをチェックします。

 

クーラントのエア抜きを終えて完全暖気終了後、

試乗して再リフトアップし漏れチェックします。

 

 

漏れ無しです('◇')ゞ

 

 

オイル漏れはバッチリ完治しました。

 

その他の消耗品交換もしたので一気にリフレッシュ

した感じがありますね。

 

世間では1JZエンジンは頑丈ってイメージがありますが

オイラ個人的にはエンジン本体は耐久性は確かに

あると思います。

昔ながらの鉄ブロックだしね。

 

個人的感覚ではエンジンの補類機や消耗品の耐久性は

無いと思います。

どんな車にも言えますがトラブルを放置したり

気づかず悪化してしまうと早期発見なら一部部品交換とかで

済むのもASSY交換、もしくは補類機が悪さしたり影響して

エンジン本体がダメになるケースも多々あります。

 

これからどんどん古くなるJZX系の車体、

走行距離も過走行のものが増えていく1Jエンジン、

維持するのも大変ですがトラブルの早期発見や

マメなメンテにて長く乗れると思います。

 

今や貴重ともなりつつあるJZX系なので

大事に、時には大胆に乗り続けて欲しいですね( *´艸`)

 

 

製廃が多くてもいいじゃないか。

良い車は乗りつづけたいもんですね。

 

 

 

長かったJZX100オイル漏れ編はこれにて

完了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またね('ω')ノ

 

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

最近多忙で更新できなく

申し訳ございません。

 

気づいたら

もう10月になり半ばにもなってしまいました。

 

言い訳ではないのですが

最近はワクチン接種や出張や出事で

てんやわんやしてまして

今、やっと少し落ち着いてきた次第で

ございます。

 

あれ?こないだまで

夏だ!暑いぜ!なんて言ってたのが

少し寒くなってきて

やばいぜ冬がくるぜ!って気持ちより

季節巡るの早すぎ!!って思ってしまう

初老のオイラです(´・ω・`)

 

ほんと歳とると時間の流れが

爆速になるでよ…

 

 

 


 

 

 

ナルズのオイルキャンペーンの

お知らせです。

 

 

毎年恒例のオイルキャンペーンですが

最近忙しさにかまけてやっていませんでしたが

今年はやります!

 

 

2021ナルズオイルキャンペーン内容

 

【実施日程】

令和3年10月21日~令和3年12月21日まで

 

【内容】

オイル交換のお客様にはオイル10%OFFで提供!

※エンジン・ミッション・ATF(ATオイル)・デフオイル全て

※ブレーキフュードのみ除く

 

※当店はワコーズオイルを使用しております。

 

 

 

 

 

さらにオイル交換していただいたお客様には

豪華特典クジ引きを実施します。

 

 

【クジ引き内容】

お一人様オイル交換1台につきクジ引き1回引けます。

 

 

【クジ引き特典】

 

特賞: オイル20%OFFチケット・車検工賃20%OFFチケット

 

1等: 豪華景品

 

2等: ワコーズバリアスコート

 

3等: ワコーズフューエルワン

 

4等: オイル10%OFFチケット

 

5等: 景品

 

ハズレ無しです( *´艸`)

※豪華景品と景品は当たってからのお楽しみです♪

※チケットは次回からご使用できます。

 

 

 

これを機会に当店でオイル交換

いかがでしょうか?

エンジンオイルのみの交換、ギアオイルのみの交換も

承っております。

 

ギアオイル(ミッション・デフ)などはリフトでの作業と

なります。

リフトの空き状況によりお待ちしていただく可能性もありますので

オイル交換の際には事前に予約をお願いします。

 

自分の車にあったオイルの種類や番手、

ご相談に乗ります。

お気軽にご予約お待ちしております。

 

 

オイル交換のご予約

お待ちしております(*'▽')

 

 

それでは

またねー('ω')ノ

 

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

8月中旬から忙しかったのも

あるんですが

9月頭から謎の腰痛に悩まされ

病院に通いながら仕事しております。

 

元々腰痛持ちなんだけど

今までの腰痛とはレベルが違う位の

痛さが…

 

病院での検査では骨とかには

異常なかったからヨカタけども。

 

やっと少し良くなってきて

多少動けるようになってきたオイラです(´・ω・`)

 

今回腰が痛いとどれだけ生活に制限が

出るのか痛感したね。

腰が痛いと気持ちも落ちるし。

 

病院で言われたけど

やっぱね、仕事前のストレッチとか

定期的な運動をやった方がいいらしい。

 

そんなん

やる時間あったらやっとるわw

 

 

 

 

 

今回はJZX100の

オイル漏れ修理の続きを

やっていきます。

 

 

前回までタイミングベルトやウォーターポンプを

外してカムシールなどを

交換しました。

 

前回の内容はコチラ

 

ヘッド周りのオイル漏れを修理し

カムホルダーなどを組み付けましたので

VVTIオイルポンプと、そのフィルターを組み付けます。

 

 

フィルターをつけた感じ

 

 

ガスケット類も交換します。

 

ガスケットがアルミのワッシャータイプなので

締め付け時のオーバートルクに注意です。

 

続いてオイルポンプを装着します。

 

VVTIオイルポンプ

 

 

参考に品番載せておきます。

 

ずいぶん前の事なのでこの時は部品出ました。

今も確か出ると思いました。

 

余談ですが最近100系の部品が製廃ラッシュが

続いております。

これもいずれ無くなるのかなぁ…

 

オイルポンプからオイル漏れしてるJZX100

たまに見ますよ。

オイル管理が悪くてフィルターが詰まり

ポンプがうまく動かずVVTIが作動おかしい事例も

たまにありますね。

 

オイルポンプ言ってますが

VVTIプーリーに行くオイルライン(オイル量)を

変化させているのでオイルバルブの方が正しい

言い方なのかも。

 

ちょいとミスで取り付け画像は無くなっちゃたんで

ゴメンナサイ。

 

ここら辺が組み終わったんで後でもいいんですが

スロットルを戻していきます。

 

けっこう汚れてますね

 

 

ここってあんまりバラさないので

たまにバラしてみるとこんな感じになってます。

 

ブローバイやらタービンシールなど汚れる原因は

たくさんありますが

どうしても動かしていれば絶対汚れます。

これはしかたない事なのです。

 

 

 

清掃後

 

 

時間をかけて、ここまでキレイに清掃しました。

 

今回は外したついでになりましたが

定期的に掃除したい場所でもありますね。

 

ここも適当に洗浄してしまうと調子悪くなる

可能性もあるのでご自分でやるなら下調べしてから

やってくださいね。

 

 

 

 

ウォーターポンプ

 

 

お次はウォーターポンプを組み付けていきます。

画像の新品のポンプはドライブジョイです。

ポンプASSY交換です。

 

 

ポンプ装着

 

 

ブロック側のOリングがずれないように組みましょう。

 

皆さんご存知かと思いますが

ドライブジョイのポンプはぶっちゃけ中身トヨタ純正です。

 

画像の矢印のところに製造番号?認識番号?みたいな

刻印が純正ポンプだとあります。

ドライブジョイはただその純正ポンプの刻印を削って

あるだけで純正より安い!って物です。

それなら使うまでですわw

 

だって物が同じなら安い方がいいでしょ?

純正マニア以外なら。

 

 

 

 

 

ウォーターポンプが組めましたので

お次はタイミングベルトを組んでいきます。

 

クランクシール

 

 

とその前にタイミングベルト交換の時のお約束的な

クランクシールも交換します。

 

画像は既に外しちゃってありますが

ここからも少しオイル漏れがありました。

 

 

タイミングベルト

 

 

って事でタイミングベルト組みました。

もちろんプーリー類も交換してます。

VVTIオイルポンプのところで触れてませんでしたが

VVTIプーリーも組み付けてます。

 

1JZエンジンだとタイミングベルトのテンションは

オートテンショナーなんで悩まなくていいですね( *´艸`)

 

 

 

さて

ここまで組んでしまえば後はラクショー?

カバーつけてベルトテンショナーつけて

クランクプーリー組んでいきます('◇')ゞ

 

 

ベルトカバー

 

 

外した時にわかっていた事なんですが

カバーがエライ事になっとります。

 

カバーはプラスチック製です。

 

カバーの表面がなんか気泡みたいに

ブクブク??ブツブツ??になってます。

 

これでも一応清掃してありますが

オイル漏れによる汚れが落ちきれない

とこもありますね。

 

 

あとけっこうな擦り傷が。

 

 

カバーのブクブクは

ここにオイル漏れのオイルが付着していた

跡です。

けっこうなオイル量が漏れていたので

オイルの熱やオイルが滲みったりで

こんなんになったんだと推測されます。

 

ブクブク跡もオイル漏れの伝わった跡通りに

ブクブクになってます。

 

 

問題はこの擦り傷。

 

 

 

この擦り傷はクランクプーリーが接触した跡。

 

カバーがオイル漏れにより歪み、ふくらみ接触したと

最初思ってましたが

よく観察、点検したら

クランクプーリーの内部のブッシュのへたりにより

接触していたようです。

 

 

クランクプーリー

 

 

見た目だと平気そうに見える外したプーリー。

 

裏側なんでカバーと接触した跡がわかりますね。

 

全周に傷がなくある場所にしかないです。

それはそこだけが当たってるって事で

歪みがあるからですね。

 

見た目的にはよく見るとブッシュ部に僅かに

ヒビみたいのがありました。

 

ブッシュに不具合?経年劣化?が

あり歪みがあるのかと思われます。

 

最悪ブッシュが抜ける?外れる?とプーリーが

分離してしまいファンベルトが回せません。

 

車載時にもわかりにくいですが

プーリー単体にして確認すると、結構ブッシュが

動きます。

よく1JZクランクプーリーは10万キロごと交換した

方がいいなど巷では噂がありますが

当店で見てる1JZでは15万~20万キロ程度で

クランクプーリーがダメになってくる傾向にありますね。

 

あとはもうJZX100も古いので

一度もクランクプーリーを交換していない車両は

走行距離関係なしに新品交換をおすすめします。

 

 

プーリーボルト

 

 

ここはエライ勢いのトルクで締まっているので

普通に外しただけでもボルト角にダメージが入ります。

意外と安価なので

ここもついでに交換した方がいいんですよ。

 

余談ですが

ボルトのネジやボルトの頭の締付トルクに

詳しい方だと座面摩擦だけでボルトが締まっているのでは

御存知かと思います。

高トルクで締め付けているボルトなどは

ネジ自体の伸びも考慮して設計されております。

なのでこういったボルトはけっこう交換しない方も

居ますが考え方の違いなのでそれぞれです。

 

オイラも全部の車のクランクプーリーボルトを

交換するかって言われるとしませんが

1JZエンジンのボルトは結構交換します。

 

まぁ装着後でも後から交換できるっちゃー

できるから後回しでもいいけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってところで今回はこの辺で。

 

 

次回もお楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ