皆様コンニチハ('ω')ノ
もう世間ではお盆休み真っ只中ですね。
こんなご時世なのに
周りは県外ナンバーの車で
ごった返しております。
最近は仕事終わりが遅くなっての
帰り道に道路の真ん中にポツンと1台
止まってる車を見かけます。
何してるんだろーなー?って見ると
カブトムシ探してる。
道のど真ん中で懐中電灯片手に
地面見てるんで危険極まりないですぜ。
カブトムシ採りは
夏の風物詩にも見えますが
田舎住みとしては昔、散々カブトムシの業者に
ガッツリやられたんで苦い思い出に
なってるオイラです(´・ω・`)
まぁ夜中に道で採ってるのはいいのだが
せめて4灯たこうね。
今回はJZX100マークⅡの
オイル漏れ修理作業です。
もう1JZエンジン搭載車も
けっこうな年式になり経年劣化や消耗で
色々トラブルが出てきますね。
世間のイメージでは頑丈とされている1JZですが
故障しない訳ではありません。
やはりノーメンテやオイル交換のみだけでは
トラブルになります。
当店に入庫してくるツアラー系も
色々なトラブルが多くなってきました。
今回のJZX00もオイル交換時に
オイル漏れが発見され
それの修理となります。
1JZエンジン
マメにメンテされているオーナー様なので
エンジンルームを見る限り、とてもキレイです。
でもね、オイル交換するのに
リフトアップしてみると…
エンジン下回り
エンジンのアンダーカバーを外した感じです。
この画像だとわかりづらいかな?
オイルパンのあたりに漏れたオイルが
付着しています。
アップ
拡大してみるとこんな感じ。
オイルパンも漏れ跡ありますが
スタビまでオイルが付着していますね。
エンジンのフロント側にはオイル漏れが発生する
箇所がたくさんありますので
そこの何処かとは思いますが
色々バラしていかないとはっきりとは
わからないと思います。
特に1JZエンジンはタイミングベルト採用して
いるのでタイミングベルトも脱着していかないと
わからないケースもございます。
今回はがっつりオイル漏れをなおしたいと
いう意向なので
タイミングベルト交換のタイミングで入庫して
一緒にタイミングベルト交換もろもろも行います。
どちらかというとタイミングベルト交換のついでに
オイル漏れも修理するって感じですかね。
なので
作業内容はタイミングベルト交換みたいな
内容になるかと思います。
バラし中
とりま
エンジンのプラグカバーを外してみて
一番の不安だったVVTIのプーリーを確認します。
VVTIのプーリーからのオイル漏れも
多々あるオイル漏れです。
ここから漏ってるとプーリー交換になります。
※詳しくは調べてませんが最近ではこのような
VVTIプーリーのオーバーホールをしたり修理して
くれる業者がいるそうですね。
とてもありがたいことです。
んで
プーリーを確認したところ
オイル漏れはありませんでした。
ヨカタよ( *´艸`)
画像では洗浄済みですので跡がありませんが
VVTIのオイルポンプからのオイル漏れが発見されました。
オイル管理が酷い車両や
過走行の車両にはけっこう多いトラブル箇所です。
今回は徹底的なオイル漏れ修理なので
VVTIオイルポンプも交換します。
VVTIオイルポンプにオイルを供給している
パイプがあります。
パイプ自体はヘッドにくっついています。
パイプはバンジョーボルトで装着されていて
そのバンジョーボルトの奥にフィルターが
あります。
VVTIオイルポンプを交換の際には
ここのフィルターはセットで交換しましょう。
もちろん今回もフィルター交換します。
詳しくは後ほど。
とりま
タイミングベルト関係をバラしていきますので
VVTIオイルポンプは後回しにします。
タイベルバラシ中
言わずと知れたクランクプーリーボルトの固さ。
ひと昔前は力業で緩めてましたが
しっかりとした工具があれば緩みます。
この工具はほとんどの人が使ってるんじゃないかな?
1JZタイベル交換のキモですからね、
クランクプーリーボルトは。
作業中の大半はここの労力といっても過言じゃないw
バッチリ外せました(*^^)v
毎回思うけどマジで固いから工具壊れるんじゃねーか?
くらいに固い。
この時点でタイミングベルトカバーにオイル漏れっぽい
跡がありますね。
('Д')
クランクプーリーを外し
ファンベルトのテンショナーも外した状態です。
けっこうなオイル漏れがありますね。
しかも一か所じゃないし。
いろんなところから漏ってる感じ。
最近オイル漏れ酷くなってきてたけど
以前から僅かながらにも漏れ?滲みはあった。
その僅かな漏れが蓄積された感じだ。
そこからさらに下側のタイミングベルトカバーを外した
ところ。
けっこうオイル回ってるね。
タイミングベルトにオイルがついてないからセーフっちゃ
セーフなのかな?
('Д')('Д')
下側のタイミングベルトカバーのクランクプーリーの
ところの裏側です。
オイルが溜まっておりました。
しかも白くなってるのわかります??
これオイルに水分が入って白濁しているんです。
もしかしてウォーターポンプも漏ってる??
オイル漏れが激しすぎて水漏れわからんね。
そんなじゃじゃ漏れじゃないと思うけど。
恐らくウォーターポンプのOリングからじゃないかな。
まぁ元々ウォーターポンプは交換する
予定なので。
それにしてもオイル漏れがすごいですね。
画像には写ってませんが
ヘッド上の方からの漏れもすごい。
カムプーリーの裏側とそこのカバー裏からの
オイル漏れもかなりあります。
カムプーリーのシールからかな?
タペットカバー
カムプーリーのオイルシール交換するのは
もちろんカムプーリーを取り外さないといけません。
インパクトでやればタペットカバー開けなくても
いけますが
しっかりとトルク管理でカムプーリーを締めつけたいので
タペットカバーを開けます。
タペットカバーからのオイル漏れもあったので
どうせ交換なんです。
カムプーリーオイルシール
プーリーを外しカバーも外したところです。
シールからの漏れも確かにあるんですが
それ以外にもある感じ。
これカムホルダーの継ぎ目からも漏ってるね…
漏り過ぎじゃね?
ちょいと作業は前後しますが
このタイミングでVVTIオイルポンプを外します。
スペース的にスロットルを外さないと
ポンプは抜けません。
オイルポンプ摘出
スロットルを外し横に避けておけば
ポンプを外す事ができます。
オイルポンプ自体からの漏れもありますが
ここの根元のOリングからのオイル漏れも
かなり多いですね。
先ほども触れましたがオイルポンプのフィルターも
交換していきます。
オイルポンプが外れると作業しやすいです。
バンジョーボルトを抜くとこんな感じ。
先っぽにフィルターあるのわかりますか?
網っぽくなってるやつ。
軽く掃除した感じ。
こっちの画像の方がわかりやすいかな?
オイル管理はけっこうマメにやってたけど
バンジョーの内部のオイル通路は
多少ゴミ?っていうのかな?
なんかグミみたいのが多少出てきました。
画像に写ってるのがそれです。
バンジョーはこんな感じにバラせます。
先っぽのがフィルターです。
フィルターのみ交換です。
参考までに品番載せておきます。
安価なのでオイルポンプ交換の際にはセットで
交換しましょう。
新品のフィルターを組んだ感じです。
バンジョーボルトの通路もガッツリ清掃済みです。
バンジョーのガスケットも交換しましょう。
カムホルダーの先のところです。
VVTIのオイル通路もかねてます。
なのでここにオイルが通る訳です。
ここは特にOリングがある訳でもなく
ガスケットやパッキンがある訳でもなく
液体ガスケットのみです。
やはり過走行やオイル管理により
ここから漏るようです。
この車両はけっこうな漏れがありました。
ここからの漏れが主な漏れっていっても
いいくらい漏ってますね。
清掃
キレイに液体ガスケットの残りなどを
清掃しました。
エライ大変です(;´・ω・)
液体ガスケットのみのシールするところは
座面の精度などが重要です。
清掃し段差があれば研磨し
徹底的に密着度を上げます。
もちろんホルダー側も清掃します。
特にインテーク側のホルダーは
オイルポンプの通路にもなりますので
内部にゴミや異物が無い様にかなり神経を
使います。
ホルダーを組み付け
カムシールも交換しました。
これでオイル漏れもなおってくれるでしょう!
ここまで来てしまえば
あとプーリー組んで
タイベル交換作業ですね。
ってところで
かなり長くなっちゃったんで
この辺で('◇')ゞ
今回はオイル漏れも
かなりの箇所からあって
一気になおしていくって感じになりました。
ってか漏れ過ぎって思いますが
けっこう1JZってオイル漏れ多いですよ。
特にタイベル車はベルトにオイルが付着しちゃうと
切れやすくもなるしコマ飛びもしやすく
なります。
オイル漏れは早期修理がいいですよ。
オイル漏れ修理作業
まだまだ続きます。
次回お楽しみに♪
それでは
またねー('ω')ノ