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ナルズ工場長の出来事

ナルズ・メカニックマイスターの営業・出来事のブログ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

 

今日はいつもより暖かい感じが

したんで朝から塗装しています。

 

いつもはごく普通の塗装用(防毒)マスクを

使っているんですが古くなってきたんで

新調ついでに少し高価なマスクにしてみました。

 

すると今まで使っていたマスクが

ゴミに見えてくるくらいの使い心地!

 

なんてったって全然息苦しくない!!

 

これは良い買い物をしました。

もっと早く使えばヨカタよ。

 

何よりこれなら花粉症もガードできそうじゃね?

って目論んでるオイラです(´・ω・`)

 

でもマスクだけだと目がやられる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回もシルビアの

クラッチ交換作業の続きです。

 

 

 

 

 

前回まではミッションを降ろし

ピボット折れというアクシデントを乗り越え

やっとクラッチ組付けまで辿り着きました。

 

 

 

前回の内容はコチラ

 

 

クラッチ交換作業を進めていきます。

 

 

ピボットがなおりましたので

レリーズフォークやスラストベアリングを組んでいきます。

 

 

 

 

 

当店ではクラッチ交換の際にベルハウジング内の

クラッチ汚れやオイル汚れを徹底的に洗浄しております。

 

一応ゴムや素材に攻撃性の低い溶剤で掃除はしております。

万が一もあるんであまり攻めれない場所もありますが

何とかこの位のレベルまで清掃致します。

 

キレイになると気分も良いですし

オイル漏れの早期発見や部品の劣化具合の発見にも

繋がります。

 

 

 

 

これでミッション側の準備は完了です('◇')ゞ

 

 

 

今回はクラッチと同時にフライホイールも交換していきます。

 

フライホイール取り付け前にこれ交換しておきます。

 

 

クラッチ交換と同時交換の定番、シール交換

 

 

恒例のクランクリアシールを交換していきます。

 

安価クラッチコースでフライホイールを外さない時は

シール交換しない場合はありますけど

当店ではほぼリアシールは同時交換しますね。

 

けっこう車種によってはこのシール、打ち込みにくいのも

あるんですよ。シルビアは比較的普通かな。

100系とかの方がメンドイ感じがする。

 

 

 

 

 

 

フライホイール

 

 

 

今回は軽量クロモリ製のフライホイールをチョイスしました。

 

軽量といっても元々S15の6速車のフライホイールは

重いので、軽量になっていても他の車に比べたら

そうでもないかも。

でもレスポンスは変わったと体感できるレベルには

軽量になってます。

 

 

 

パイロットベアリング(ブッシュ)を打ち込み

車体に装着していきます。

 

 

 

 

 

 

 


取り付け

 

 

フライホイールを取り付けます。

もちろん取り付けボルトは新品にしております。

 

ちなみに締め付けトルクは8.5~9.5キロ。

いつも9.5キロで締めてます。

 

 

今回はフライホイールの塗装が厚く感じたので

当たり面を軽くペーパーでこすってあります。

使っているうちに当たり面の塗装なんて無くなっちゃうけど

何か今回は塗装が厚く気になった。

 

 

フライホイールを組み付けましたので

お次はクラッチ組んでいきます。

 

 

 

 

 

クラッチ&カバー

 

 

今回使うクラッチはカッパーミックスのディスクに

850キロのカバー。

オイラのS14にも組んでる通称850クラッチですね。

 

これカッパーで少しペダル重いくらいで

後は純正と同じくらいの操作ができるスグレモノ。

 

 

 

 

 

クラッチ組付け

 

 

ばっちりクラッチのセンター出しを行い

カバーを取り付けていきます。

 

これにて車体側の準備が整いました。

 

ミッションをドッキングしていきます。

 

 

ドッキングおーけー

 

 

前にも書いたかも知れませんが

シルビアのなかでS15が一番ミッション載せるの

大変(´;ω;`)

フロアの形状の違いなんだろうな。

言葉で説明するのは難しいけど

ミッションを入れるコツはエンジン下げ&傾けして

ミッションを2回ひねりハウジングかわしって感じ。

 

何言ってるかわからんでそww

 

やった事ある人だとわかるんだなぁ~w

 

 

 

 

 

マウント部

 

 

今回クラッチ交換と同時にマウントも交換していきます。

 

普通ならニスモのマウントが定番なのかな?

 

当店だと定番が違います。

 

 

 

 

スーパーナウ製

 

 

マジこのマウント1回使うともうこれ1択ですよ。

このパーツは当店のおすすめパーツです。

 

アルミ製のマウントでボルト留めで装着します。

リジットになってしまうのですが

そんなに振動も出ません。

なんて言ったってシフトの入り方が違う。

めっちゃオイラ好みのフィーリングになります。

 

当店に来るシルビア装着率も多い部品ですね。

 

Yahoo!ショッピング(ヤフー ショッピング)

 

 

 

 

 

これも前にも書いたかも知れませんが

オイラがスーパーナウのマウントをおす理由が

これなんですわ。

 

 

ミッションからマフラーフロントパイプに繋がるステー(純正)が

つけれる事。

このステーにはブッシュもあるんでこのステーをつけるか

つけないかでかなり違うと思います。

ステーが無いとエキマニ速攻で割れまっせ。

 

エキマニ社外でシャコタンならステーはつけましょう!

 

 

 

 

 

装着イメージ

 

 

こんな感じに装着します。

 

もちろん車検はこれで大丈夫です٩( ''ω'' )و

 

 

 

 

こんな感じになります。

 

まー

つけちゃうとマウントなんで見えなくなるパーツです。

けどオレンジ!みたいなw

 

回し者ではないですが

マジでおすすめパーツですよ!

 

外した純正マウント

 

 

おそらく新車から1度も交換された事が無いで

あろう純正マウント。

もう切れてるじゃーーん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとはフロントパイプのスタッドボルト折れも一緒に

なおしました。

ここは良く折れます。組み付ける時にスレコンを

塗っておくと全然持ちが違います。

 

折れたらボルトが回ってくれればいいのですが

大概サビまくって固着しているので

結果、穴あけして逆タップにて外しますね。

 

今回は2本逝ってるので大変でした(´;ω;`)

 

 

 

 

全て新品に打替え済みです

 

 

毎回思うけど、位置が位置だけにものすごい作業性が

悪い。

取外してやった方が遥かに楽なんだろうね。

でも取り外しするとガスケット代かかるし。

何とか交換します。

どうしてもダメな時は取り外しちゃうけどもw

 

 

 

 

 

完成(`・ω・´)

 

 

マフラーやらペラシャやら色々戻していきミッションオイルを

入れて完成となります。

 

クラッチ切れ具合、バックランプ点灯チェック、

などを行い着地。

クラッチミートポイントの調整をし試乗して

問題なければ全て完了となります( *´艸`)

 

 

余談ではありますが

S15の6速ミッションははっきり言って弱いです。

(だってアイ〇ンだもの…)

 

 

そのまま6速を使い続けるのなら

クラッチのチョイスはこだわりましょう。

 

強いクラッチやメタルなどを入れると

逃げがないのでクラッチ逝く前にミッションが逝きます。

 

ブーストアップやポン付けタービンレベルなら

今回のクラッチくらいがちょうどいいんじゃないのかな。

 

今現在(令和4年1月)で6速ミッション新品も

リビルトも出るので、まだ焦んなくてもいいけど

いずれ値上がりを経て、

品薄や生産廃止になるかもだから

ミッションよく壊す人は今の内にミッション確保するか

クラッチの見直しをした方がいいかもしんない。

 

新品とかリビルトが出るって言っても

高いかんね(´;ω;`)

 

 

 

 

クラッチ以外にも色々作業しましたが

これにてS15シルビアクラッチ交換作業は完了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

 

 

昨日定休日で

久しぶりに予定もなかったんで

全然行けてなかった家の物などの

買い出しに行きました。

 

けっこう遠くまで色々車で回って

買い物をしたんで帰りにガソリン入れて

帰るかーって事で

いつもとは違うスタンドに行ったのですが

めちゃくちゃ高い!!

 

今世間ではガソリン高騰ですが

いつも入れてるスタンドと8円位の差が。

 

 

じゃあいつものスタンドまでガソリン持つから

そっちで入れた貧乏性なオイラです(´・ω・`)

 

 

外食とかプライベートな物を買う時って

少しの差額だったらまぁいいっか!ってなるけど

ガソリンって数円上がっただけでも

すごい高い印象があるよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はS15シルビアの

クラッチ交換作業です。

 

 

 

正確にはクラッチ・フライホイール交換で入庫。

 

今現状は買ってからクラッチ1回もやってないし

走行距離もけっこういってるのでクラッチ交換

しておきましょうと言う事で依頼されました。

 

なので今現在何のクラッチが入っているか

不明です。

 

 

 

まぁ降ろしてみればわかるんですが。

 

 

 

シルビア系は外から何のクラッチが組んであるか

わかりません。

 

 

でもある程度はわかります。

レリーズフォークのブーツを取り隙間から覗くと

ほんのちょっとだけカバーが見えます。

社外クラッチとかだどカバーに色がついていますので

何なく判断ができると思います。

 

あとミッションベルハウジングの下の小窓。

あれを空けるとフライホイールの裏が見えます。

社外の軽量フライホイールとかだと穴あき加工されて

いたりする物だとここから判断できますね。

 

あとはちと面倒だけどセルモーターを外せば

フライホイールの確認ができそうですね。

 

 

まぁ降ろしちゃうのが確実なんですが('◇')ゞ

 

 

 

 

 

 

 

てな事で

作業を進めていきます。

 

※シルビアのクラッチ交換作業の内容は

他でもあげておりますので細かいところは割愛します。

クラッチ交換の詳しい内容は他のブログを見ていただけると

幸いです。

 

 

例によってシルビアは室内からバラし始めます。

 

後から室内やっても問題ないのですが

どうせ室内を触るのであれば作業前のキレイな手で

バラシていった方がいいと思います。

 

 

 


シフトブーツ

 

 

S15の6速車は他のシルビア5速車とブーツの造りが

違います。

S15の6速の場合、ブーツがたくさんあります。

 

大体ここでクラッチ交換を1回でもやってるか

どうかが判断できます。確実ではないけどね。

 

画像のブーツの造りをよく見てみて下さい。

取り付け部がオイルシールみたいに叩き込みに

なっております。

なのでブーツを外すのにマイナスなどで

こじって外さないといけない訳です。

すると外す際に微妙に曲がる訳です。

 

なのでマイナスでこじった跡があったり

ブーツの取り付け部が微妙に浮いていたり

するとクラッチ交換やってんなーって感じです。

 

まぁブーツ新品交換されていたら

わかりにくいんですけどね。

でもここのブーツ、ほとんどの車屋さんは変えないから。

 

 

 

 

シフトが取れると、こんな感じです。

 

やっぱりS15の6速ミッションの方が

フロアからシフトのベースが飛び出し量が多い気がする。

 

 

 

 

 

ミッション取り外し

 

 

ミッション降りました。

 

外してる最中や、ベルハウジング内の汚れや

スラストベアリングの消耗具合をよくチェックしましたが

初めてクラッチ交換なのか1回でもやってるか

ちょっと判断しにくい感じでした。

 

ボルトの頭に回した形跡があるかないかとか

注意深く見ましたが、よくわからんちん。

やっぱりバラして確認しないとわかりません。

 

 

外したクラッチ類、フライホイール

 

 

まごうことなき純正クラッチと純正フライホイールです。

 

 

御存知の通り、S15の6速の純正フライホイールは

ダンパー付きです。

振動や軽いジャダーを消す機構とは謳ってますが

ぶっちゃけ半クラしやすい機構です。

ちょっと違うかな? ミートしやすいって言った方が

いいのかな?

 

うちら修理屋などはこの機構がついている

クラッチの事を「軟弱クラッチ」と呼んでますねw

この軟弱クラッチ、いろんな車種に採用されて

いるのですが最近だと86/BRZの純正もこれですね。

 

 

 

軟弱クラッチだからってダメって事ではないですよ。

 

市販車って色んな人が乗る訳で。

女の子から老人まで色々な方が乗られる訳ですよ。

やっぱり乗りやすいクラッチの方がいい訳なんですよ。

 

 

兎に角、このダンバー付きはメリットは前記した通り、

デメリットは重い。けっこうな重さ。

この機構のせいで重いのです。

 

 

なのでクラッチ交換の際に

軽量のフライホイールに交換して

漢仕様クラッチにしましょう٩( ''ω'' )و

 

そんなん言ってもフライホイールをダンパー無しに

してもクラッチディスクにダンパーがあれば

普通に乗れるしね。

全然問題ない。

 

もっと言うと最近の社外クラッチ

かなり乗りやすいのが増えてきましたね。

ひと昔前のメタルとか半クラやばいくらい無いし

ペダルもめっちゃ重かったし。

渋滞で左足死ねるしw

坂道発進マジ大嫌いになるしww

 

 

 

 

 

 

また脱線しましたね(+o+)

作業に戻ります。

 

 

 

 

 

 

クラッチディスク

 

 

外したディスクの状態です。

画像の面はフライホイール側となります。

 

少し荒れてますが、けっこうキレイに減ってますね。

残量もまだ少しある感じ。

 

 

 

 

カバー側

 

 

ディスクのカバー側面。

 

こちらの方が減ってる感じもするし

リベットまでの段差も僅かにある感じでした。

でもあんまり変わらんかw

 

 

 

距離が距離だけに

これだけ残っているってちょっと不思議。

 

ディスクとカバーの状態をバラして単体で

見ると、これ1回交換してるっぽいね。

 

おそらく1回、純正で交換してるみたいな

感じがします。

 

 

 

 

 

スラストベアリング

 

 

手で回すとけっこうな音が。

普通使い込んでいてもシャーって音が大きい位ですが

これはもうジャー!!とかジャリジャリ!!って音が

してました。

 

音が出ている出ていない関係無しに

このベアリングはけっこうな負担がかかっている

部品なのでクラッチ交換の際には

100%交換します。

 

 

 

 

 

んでね、

スラストベアリングとかレリーズフォークを

ミッションから外して掃除しようかなーって

思って作業していたら・・・

 

 

 

 

ここの場所ってわかります?

 

そう、ミッション側にあるピボットです。

 

レリーズフォークの支点にあり

フォーク裏にあるって感じです。

 

もちろん支点となる訳ですから

クラッチレリーズからの圧でフォークが押され

クラッチカバーのダイヤフラムを押す力を

ここで受けてる訳なんです。

 

大概、画像の様に頭がこすれて光ってますね。

 

このピボットは普通ミッションに固定されて

います。

 

 

 

 

でもね…

 

 

折れてるーーー(;゚Д゚)!!

 

 

フォークとか外していたらポロって落ちた。

 

 

そう、これが俗に言う「ピボット折れ」

 

 

完全に折れると

クラッチが切れなくなります。

 

今回は折れはしていたんだけど

辛うじて乗っかっていた感じです。

 

折れて残ったネジの断面を見ると

昨日今日折れた感じではないようですね。

 

ネジが噛んでいたとしても半山がいいとこ。

 

これは

すごく良いタイミングでクラッチ交換しましたね!

 

 

 

 

でもこれで

わかった事はこれだけじゃないのですわ。

 

 

 

先ほどのピボットの画像2枚で

気づいた方もいると思われます。

気づいていなくても

現役の整備士やチューナーな方なら

あれ?って違和感を感じるかと思います。

 

わかりづらいからどうかなーー??

 

 

そうなんです。

 

 

 

この折れたピボットをよーく見てみて下さい。

 


なんか折れたピボット、溶接されてね??

 

 

そうなんです、このピボット

1度折れたかなんだかで溶接修理されております!!

 

これで1回でもミッション降ろしてるの確定ですね。

でもワンチャン、フォークブーツ外してフォーク

ずらしてやれば出きるかも??

わからんけど。

 

 

しかも折れたピボットを溶接してるとか

絶対ダメですよΣ(・ω・ノ)ノ!

 

 

こんなところ溶接したら確実に歪んで

真っすぐになってないし

熱でピボット自体の強度も変化しちゃうし

絶対にやってはいけない事。

 

溶接するとそこは強くなるけど

またすぐ横が折れる。

人間の骨折と同じ。

 

だから次に力が大きくかかるネジ部が

折れてるでそ?

 

 

これはアカンで!!

 

 

ましてピボットって安価な部品。

強化クロモリのピボットにしても

3~4千円くらい?

ニスモのでもそのくらいで買えると思う。

安いのだと1,500円くらいのもあったと思う。

 

それをわざわざ溶接でなおすとはね。

 

余談ですが

昔とかは社外クラッチ組んだり

特殊なクラッチを組むとクラッチペダルの

ミートポイントが変わりすぎちゃって

調整するのにピボットを削ったり

ワッシャかましてみたりして調整するって

時代もあった。

今ではレリーズカラーの厚みで調整したり

ベアリングを違う物にして辻褄合わせしてるのが

ほとんど。

 

 

なんでわざわざ溶接した意図がわからん(+o+)

 

 

ピボット

 

 

もちろん新品交換します。

使うのはニスモ製。

 

強化ピボットのほとんどは土台につく

ワッシャは平ワッシャ。

純正とかだとスプリングワッシャの物が多いね。

 

 

ピポッドは新品交換するから

いいとして問題はミッションケース側の残ったネジですわ。

 

 

 

 

 

もしかしたらマイナスとかでちょいちょいってやったら

動いて取れてこないカナー?

 

ポンチとかでコンコンって叩いたら回って出て

こないカナー??

 

 

なーんて色々やってみましたが甘かったです。

全然ガッツリついていてビクともしませんw

 

もうちゃんと?取るしかないようですね。

 

 

 

逆タップで取ってみます。

 

注意してやらないとケース側ネジ山をダメにしたり

無理やり回して土台が割れるとかあります。

そうなると最悪ミッションケース交換になる訳です。

 

シルビア系の5速なら、ここ壊してもフロントケース

(通称天狗の鼻)交換で何とかなりますが

6速ミッションの場合はミッションケース交換になります。

 

土台がミッションから生えてるからね。

なんでこんな造りにしちゃったんだろう。

 

これも悪名高いアイ〇ンミッションだからなのか…

 

 

画像は折れたネジのセンターに印(ポンチ)

打ったところです。

 

 

 

 

慎重に真っすぐにドリルで穴をあけて

逆タップをねじ込みます。

 

もう全神経を集中し外していきます。

 

 

 

 

 

 

取れました!!

 

 

 

何とか無事に摘出する事に成功!

 

ネジ山に何か塗られて(ロック剤かな?)ますけど

何とか大丈夫そうです。

ふーーい(;´・ω・)

 

 

 

 

土台の方もタップを通しネジ山をキレイに

してあります。

 

ワッシャ当たり面も荒れておりましたので

オイルストーンにて面出ししました。

 

ここの取り付け部に隙間や段差があると

それもまた折れの原因になります。

 

 

 

 

 

ピボット装着

 

 

無事にピボットが装着できました。

これでバッチリなはずです。

 

強化ピボットにしておけば

当分大丈夫です。

 

ものすっごい圧着力のクラッチや

多板のメタルクラッチとかはクラッチ交換の

度にピボットも交換ですよ。

 

ちなみに激しい仕様のクラッチで激しい使い方を

すると強化ピボットでも折れる事があるらしいです。

当店でも強化ピボットが折れているのは

3回位見たことはあります。

まぁ大概折れてるのは純正ですけどね。

 

 

 

 

ってところで今回はこの辺で。

 

次回からはクラッチ、フライホイールを

組み込んでいきます。

 

 

 

続きを

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

【 P.S. 】

 

 

 

 

 

先日お客様から新年のご挨拶を

いただきました。

 

 

この場をお借りして

ありがとうございますm(_ _"m)

 

 

こんな高価な物を

味音痴なオイラには勿体ないですが

何かの機会に堪能させていただきます( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

世の中では

またコロナの猛威がハンパないですね。

 

なんか前回よかすごいみたいで

ちょっと外出するのが怖いです。

 

こちら鴨川は田舎なんですが

観光地なので休みの日になると

県外ナンバーで溢れかえってるので

不安が山盛りです。

 

最近ではマスク着用、手指消毒が

根付いて来たんで少しは安心ですけど。

 

 

でもね、地元のスーパーとかで

マスクもしない、大声で話し込んでる

地元の老人たちを何とかしないと

いけないと思うオイラです(´・ω・`)

 

そういう老人に限って接種受けてないのよね。

マジ老〇イ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はL175Sムーヴの

修理作業です。

 

 

このムーヴが入庫した時は真夏。

 

けっこう暑い時期だったと思います。

 

最初はエアコンが全然効かないといった症状で

運転してると暑さでキツイと言ってらっしゃいました。

 

じゃあエアコン見てみる?って事で入庫予定を立てて

居ましたら、信号待ちとかで止まっていると

ホットランプが点くと言う事。

 

こらアカンと言う事で早急に入庫です。

 

 

 

 

 

 

見た感じは至って普通。

サブタンクにも水は入っていました。

でもそれはオーナーが自分で足したらしい。

足した時はサブタンク空だったそうです。

うう~~ん(;゚Д゚)

 

 

 

ラジエターキャップ開けてみた

 

 

おやおや、水が全然入っておらんではないか!

 

 

 

キャップ

 

 

キャップ裏はこんな感じになっとりました。

普通はこんなんじゃないよ。

先にもう1つゴムがついてる。

 

取れてしまっているね。取れたヤツは

何処に行ってしまったのだろうね??

 

恐らくラジエター内かアッパーホースの先あたりに

引っかかってるとは思うけど。

 

こんなラジエターキャップ最近ちょいちょい見るよ。

 

長年キャップ交換していないとこうなる確率が

高い。

キャップ交換は出来ればLLC交換の度交換。

最低でもLLC交換2回に1回くらいはキャップ交換したい。

キャップ1個1,000円くらいだよ。

 

 

話それるけど

最近の車だとクーラントがスーパークーラントに

なってるのが多くてスーパークーラントだと

メーカーにもよるけど10万キロ無交換とか

謳っています。

そもそもスーパークーラントとはいえ

そんなに持ちません。

バカ正直にクーラントも10万キロ無交換するって

事はキャップも交換しないよね。

もうねトラブルしかないよね。

まぁ部品には当たりハズレもあるし個体差も

あるんで全部がダメになっちゃうって訳でも

ないのがまた厄介。

 

 

もちろんラジエターキャップも

消耗品ですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

 

 

 

 

 

 

話がそれたところで

戻します(`・ω・´)

 

 

 

 

 

そもそも水が入っていないので

水を補充し圧をかけて

何処から水漏れがあるかどうなのかを

まずチェックしたいと思います。

 

 

リークテスター

 

 

水を補充し(けっこうな量が入った)

テスターにて圧をかけてみる事に。

 

あまり高圧かけるとダメだよ。

それこをラジエターキャップくらいの圧をかけましょう。

まぁ漏れなら大体1キロくらいかければわかると思います。

 

 

 

 

 

 

ハケーンΣ(・ω・ノ)ノ!

 

 

 

するとすぐに漏れが発見されました。

 

場所はラジエターアッパータンク付近ですね。

 

車体にラジエターが付いている状態だと

漏れてる箇所の確認は難しいですが

ラジエターアッパータンク付近から漏れているのは

確実です。

 

てか圧が1キロかけるどころか

圧かけて速攻で漏れてきたぜ。

 

 

 

オーバーヒートの原因はラジエターでした!

 

 

 

でも気になるのが

オーバーヒートするようになってエアコンが効かなくなった

訳ではないのですよ。

 

先にエアコンが効かなって、しばらくしてから

オーバーヒートするようになったと。

 

オーナーにも確認しましたが

その順番で間違いないと言う事でした。

 

更に詳しく聞くと

エアコンが効かなくなって

しばらくしてオーバーヒートするようになった時に

オーナーが水を足そうとしたら水は入っていたそう。

 

なのでオーバーヒートしたての時はまだラジエターは

無事だったのかもしれない。

 

 

 

 

 

それを踏まえて

ラジエターはもうダメで交換なので

外していきます。

 

 

 

外したラジエター

 

 

かなり作業割愛しましたがラジエター外れました。

 

軽だとチャイチーですねw

水が入ってないとめちゃ軽いし。

 

 

 

 

 

 

バラシ

 

 

ちなみにラジエター摘出までムーヴの場合

このくらいまでバラします。

コンデンサーを前にずらすのがキモです。

 

 

 

 

 

 

 

 

再度チェック

 

 

先ほど車上漏れチェックではラジエターアッパー付近とまでしか

わからなかったので

単体で圧をかけてチェックします。

どっちみちラジエターは交換だけど

今度のためというか対策というか

何処から漏れがあったのか確認したかったもんで。

 

 

 

 

 

 

 

ぴゅーーーーーーっとね!!

 

 

圧かけたとたんぴゅーっと水が噴き出しました。

 

クジラの潮吹きみたいに景気よくww

 

 

ラジエターのアッパータンクに亀裂が入り

割れて、そこから漏ってました。

 

 

純正ラジエターのほとんどが

ラジエタータンクは樹脂製なので

悪くなくても経年劣化や振動で割れる事があります。

 

コストの問題もあるんだろうけど

樹脂製タンクはもたんよ(´;ω;`)

 

 

 

 

 

 

 

電動ファンモーター

 

 

あとチェック画像はありませんが

ファンモーターに電源入れてみて作動チェックを

行ったところ、うんともすんとも動きません。

 

手で軸を動かしてやると、ほんの僅か動くのですが

すぐに止まってしまいます。

 

モーターもご臨終です。

 

 

 

 

ちっと今回の修理依頼を受けた時から

予想はしていたんです。

ファンモーターがダメなんじゃないかな~?って。

 

一応、ラジエター外す前に

エンジンかけてエアコンオンで電動ファンが回らないのは

大抵モーター逝ってます。

今回も回らなかったんでほぼモーターがダメって予想していました。

 

単体チェックで電源ぶっこんで動かないので

モーター逝ってるの確定しましたが。

 

 

 

 

 

 

色々理由はあるんですよ。

 

 

 

まずエアコンが効かなくなった原因ですが

おそらくラジエターより先にファンモーターが動かなくなって

しまったのだと思います。

 

 

モーターが動かず風が当たらないので

コンデンサーが冷えずエアコンが

効かなかったんだと思います。

 

それでもまだ走れば走行風が当たるので

エアコンはともかく車のオーバーヒートまでは

走っていれば何とか避けれるレベルかと。

 

でも信号待ちや渋滞、プラス真夏の気温で

ラジエターが逝ったんでしょうね。

 

 

あくまでも推測ですけど

多分それが正解です。

 

あとどのタイミグでキャップが壊れたのか

不明ですが、あの状態なら圧がかかりません。

御存知の通り、ウオーターラインの圧はラジエターキャップ

で管理しています。

 

あのキャップなら圧がサブタンクに逃げてしまい

圧がかからないと水は100℃で沸騰します。

※キャップが正常であれば圧がかかります。

圧をかけると水は100℃で沸騰しません。

 

 

 

これもラジエター割れの原因の1つかも知れないね。

 

 

 

 

 

 

 

さらにもう1つ理由が。

 

 

最近のダイハツ車のファンモーターが

逝きまくる!と言う事です。

 

当店でもダイハツ車のファンモーター故障で

入庫多いです。

部品屋にも問い合わせしましたが

特にダイハツもファンモーターはよく出ると。

 

 

 

純正も対策品になってると…

 

 

 

詳しく書くと

ムーヴは最初からついているファンモーターが

年式やグレードにより大きく分けて3種類あると言う事。

大体平成15年~25年くらいかな?

そのくらいの車両が当てはまります。

 

 

その内、2種類が対策品になってるらしいです。

 

しかもその2種類の内、1種類は対策品のファンモーターに

するのにラジエターシュラウド、ファン羽、取り付けブラケットを

セットで交換しないとダメって事。

 

調べたら今回のムーヴ、ビンゴじゃーーん!!!

 

セット交換だと3~4万円いってしまうので

何とか社外品を見つけて今回はモーターのみで交換します。

 

あと数年しか乗らないと言う事なので

今回はお金かけたくないので社外品におちつきました。

社外っていってもけっこう金額はしますよ。

 

 

 

 

 

 

ああ、

あと言い忘れてましたが

ここまで逝きまくるファンモーター、

未だリコールにはなっておりません!

(令和3年時点)

 

 

 

 

もう古い年式の車種もあるし

走行距離もいってるだろうから今更リコールにしないのかもね。

 

 

 

 

 

 

 

 


ラジエター

 

 

ラジエターも社外品です。

 

今や色々なメーカーから社外が出ているので

何処の社外メーカーが良いとか悪いとかよくわかりません。

 

社外品、特にラジエターは造りの問題もあるんで

取り付け前に入念にチェックしましょう。

 

今回は取り付け後になっちゃいましたが

ロアホースの取り付け部のOリングから漏れがあり

(新品なのになんで漏るのよ…製造チェックしてねーのかね)

再度取り外してOリングを交換して漏れがなおりました。

 

 

 

 

 

 

組付け

 

 

 

モーターも組み込み車体に戻していきます。

軽いからラクショーですw

 

 

 

 

 

 

 

 

取り付け後、クーラントを入れエア抜き。

 

しっかりとエア抜きをして電動ファンが回るかチェック。

 

ちゃんと電動ファン可動しております( *´艸`)

 

 

水漏れも完治し

エアコンもビンビンに効くようになりました

( *´艸`)

 

 

 

 

御存知の方も多いと思いますが

これまたダイハツ車のエアコンはよく壊れる。

モーターじゃなくて別件で壊れてるのかな?とも

思ってましたのでモーターでエアコン復活してよかったです。

 

 

一時はファンモーターでそんな金額するの!って

焦りましたが、社外品でなんとかなり

オーナーともどもほっとしました。

 

社外品で耐久性も心配なところもありますが

今現在も何ともなく動いているそうです。

 

 

 

あとは余談になりますが

そのファンモーターです。

 

対策品になっているモーターですが

その対策品のモーターも長く持たないという事らしいですね。

これはあくまでも噂程度の事なので

真意はわかりませんが、そういったお話は聞いた事があります。

 

その話が本当なら対策されてねーやん!って事だぁね。

 

なので対策品のモーター使うなら

まだ社外品のモーターの方がマシなのかも?

 

てか純正のモーターも製造元は社外品と

同じところだったりねーーww

 

 

 

それはないかww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ