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ナルズ工場長の出来事

ナルズ・メカニックマイスターの営業・出来事のブログ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

 

今日何か雪降るとか

言ってたのでビビリ倒してましたが

全然降らないし、むしろ少し暖かい。

 

こんな予報はどんどん外れて

欲しいぜ。

 

もう雪はお腹いっぱい。

 

ただでさえ物流が遅れてるのに雪で

更に遅れるとか田舎には大ダメージ。

 

 

ほんと運送屋さんが頑張ってくれてる

お陰で田舎は生活できると思っている

オイラです(´・ω・`)

 

マジ感謝ですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はZC71Sスイフト

異音修理、リア編です。

 

 

前回までフロントの異音の修理が

完了しました。

 

本当はフロントとリアの作業を同時進行して

いたんですがわからなくなるんで

フロントとリアで分けております。

 

 

前回の内容はコチラ

 

 

 

リアに関しては

ほぼほぼ検討がついておいます。

 

 

止まっていると音しない。

走ってると音がする。

異音はモーター音の様な音(ミューン)から

始まり、速度が上がるに従って異音も

変化していきます。

 

 

察しの良い方ならすぐにわかりますね。

 

 

スイフトみたいなFF車の

リアの回転系と言えばあれしかないですね!

 

 


リアハブベアリング

 

 

走行距離が多くなると

よくダメになる部品です。

 

初期はリフトなどに上げてタイヤを

空回りさせても異音が出ない事が多いです。

 

実際走行すると異音が出るケースが多く

負荷がかからないと異音が出ないといった

感じです。

 

本当に末期になると空回りでも

かなりの異音が確認できるのですが

そのくらいになると結構危険なので

こういった回転系のベアリングなどは

異音が出てきたら早目交換をおすすめします。

 

 

 

末期な状態も様々ですが

ベアリング内のコロとレースが減って

ガタが出ているのです。

そこには潤滑用のグリスも入っています。

そのまま使用しているとガタの摩擦で

グリスに引火する場合もあります。

引火までならなくても熱はかなり持つ事になるので

ブレーキの効きも関係してきます。

 

レアケースではベアリングが熱を持ち過ぎた

せいなのか不明ですが

車体側にベアリングが張り付いてしまい

全然取れなくて破壊して外した経験もあります。

 

 

異音を察知したら早目の

点検をおすすめします('◇')ゞ

 

 

 

 

では

早速作業を進めていきます。

 

リアドラム

 

 

ZC71Sの場合、ハブベアリングはドラム内の

ハブにあります。

全ての車種がドラムにハブベアリングがある訳では

ありません。

車種によって車体側にあったりドラムが取れて

残ったハブ内にあったりと

様々です。

 

比較的スズキ車はこのZC71Sみたいなパターンが

多いですね。

 

 

ちなみに車体から外す前に手で空回しさせて

みましたが左は少し「シャー」

右は「ゴロゴロ」といった音がしました。

 

けっこう前から出ていたっぽいですね。

右は特に酷い状態だったと思われます。

 

 

 

 

 

 

ではドラムからベアリングを摘出していきます。

 

 

 

まずドラム側からハブのスナップリングを取り外します。

 

けっこう強いのでスナップリングプライヤーとか

工具で外す事をすすめます。

逆に工具あると速攻で外れます(*^^)v

 

 

 

 

 


摘出

 

 

スナップリングが外れたら

プレスでハブボルト側から押していきます。

 

叩いて取る事もできそうですがプレスの

方が確実だし楽です。

 

 

 

挿入

 

 

新しいベアリングを入れる時は

今度はドラム内側から入れていきます。

プレスで真っすぐに入れていくのがコツです。

 

これもまたハンマーで入れる方もいらっしゃる

ようですが外す時ならまだしも

入れる時はハンマリングで新品ベアリングを

痛める事もあるので

プレスでの圧入をすすめます。

 

 

 

 

 

 

きっちり奥までベアリングを圧入したら

スナップリングを取り付けて完成(*^^)v

 

車体に取り付けます。

 

 

 

 

一緒にドラム内とライニングの清掃、ブレーキ調整を

行います。

 

画像では既にキャップがついていますが

センターのハブロックナットは適正トルクで

締め付けましょう。

過多トルクでも弱トルクでもベアリングの

寿命は縮みます。

 

この時点で空回りさせても取り外す前に

比べ音が全然違います。

めっちゃ静かです。

 

流石に回っているので無音って訳じゃないけど

かなり静かになっております。

 

ベアリングの回ってる作動音しかしないって感じ。

 

 

 

 

 

タイヤを取り付け

いざ試乗に('◇')ゞ

 

 

 

 

リアからの異音

全くしません!!Σ(・ω・ノ)ノ!

 

 

 

 

やはり異音の原因は

ハブベアリングでした( *´艸`)

 

 

 

 

今回はフロントとリアから両方異音が

出ていたので

異音修理も数ヶ所やりましたが

かなり静かになりました。

 

新車レベルまでとはいきませんが

かなり近いところまでになったので

満足ですね(*^^)v

 

 

前記しましたが

異音修理って大変なんです。

今回は比較的、簡単だったというか

わかりやすかったというか。

普通はもっとわからない。

 

すんごい悩みまくる事も多々あるんです。

 

何でもかんでも交換できればいいけど

確実性のない交換作業って不安しか

ないしね。

 

 

 

でも今回は結果うまくいって本当に

ヨカタですわ。

 

 

 

 

 

既に17万キロ走行ですが

これだけリフレッシュしたから

もうちょい乗らないともったいないかもww

 

 

 

 

兎に角

これにてZC71Sスイフトの異音修理は

完了となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

 

今日は曇っているので

寒く感じます。

日曜日は、いつもバイクが

すごい台数見かけますが

曇ってるせいなのか寒いせいなのか

今日は全然見ないですね。

 

外を自転車でちらっと走るだけでも

極寒なのにバイクだとパンパないでしょうね。

 

昔、単車乗っていた時は腹に新聞紙

巻いてたオイラです(´・ω・`)

 

新聞紙が風を通さないので

けっこう暖かったりするんです。

 

世代がバレるねw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は前回の続きの

ZC71Sの異音修理作業です。

 

 

前回まではショックとスタビリンクを

交換しましたが完全に異音が消えた

訳ではありませんでした。

 

 

前回の内容はコチラ

 

 

 

かなりマシにはなりましたが

段差での異音が気になります。

 

逆に言うと

ショックとスタビリンクを交換した事により

ある程度の絞り込みができましたので

その部品を交換していきます。

 

 

 

 

 

前回組んだストラットをまた取り外します。

 

 

 

そして今回交換する部品は…

 

 

 

 

 

 

 

アッパーマウントを交換していきたいと思います。

 

よくあるストラット車のアッパーマウントは独立して

いるものが多くアッパーマウントからボルトが生えていて

それを取り付ける感じです。

シルビアのアッパーマウントを想像してもらうと

わかりやすいかも。

 

スイフトのマウントは独立しているものではなく

上側のマウントと下側のマウントでボディを

挟み込んで取り付けられてる形状です。

フィットとかもそうですね。

 

なのでゴムブッシュで挟み込んでいるので

ブッシュのへたりでガタが出たりします。

(正確にはガタではありません)

 

 

 

 

 

なので今回はアッパーマウントのアッパープレート、

ロアブッシュがメインの交換になります。

 

それ以外はついでに交換みたいな感じ。

 

スプリングのアッパーシートゴム、

ショックベアリング、ベアリングプレートを

交換します。

 

 

 

 

外したブッシュ

 

 

←がついていた物。→が新品です。

 

 

ほんとに同じ部品って疑うほどの差がありますね。

 

いくらゴムって言っても

こーーんなに小さくなるもんかね?

 

もしかしたら改善されてる対策品になってるの

かもね。

 

 

 

 

秘密兵器

 

 

あともう1つ、秘密兵器を購入しておきました。

 

これ知ってます?

部品はリバウンドストッパーブッシュです。

 

マウントのアッパープレートとボディの間に

挟み込みガタを消す商品ですね。

 

 

 

 

詳細はこんな感じ

 

 

けっこうこの商品の問い合わせがあったので

試してみようかと。

 

商品名はマジカルサスペンションリング

って言うらしいっす。

 

 

 

Yahoo!ショッピング(ヤフー ショッピング)

 

 

 

 

 

 

 

リング自体はウレタンっぽい素材。

(なんか自作できそうな…(;´・ω・)…感じ)

 

 

 

装着は至って簡単ですが

スイフトみたいなのはマウントのアッパー外すのに

ワイパーカウル外しなんでお手軽って感じではないですね。

 

 

 

 

 

 

 

説明書通りにシリコングリスを塗って組みました。

 

効くのかな…

 

いや効いて欲しいww

 

 

 

 

 

 

 

完成('◇')ゞ

 

 

全ての部品を交換しストラットを組み付けました。

 

アライメントを取り、ドキドキの試乗に。

 

 

 

 

完璧になおりました( *´艸`)!!

 

 

 

 

すんごい段差は流石に音がしますが

今まで拾っていた異音は皆無です。

 

かなり静かになりました。

オーディオ消してもストレスフリーって感じですね。

これは快適(*^^)v

 

何回もバラして色々やったので

苦労のかいがありました。

 

 

 

 

 

マウントのロアブッシュが主な原因とは

思いますが

マジカルサスペンションリングも効いてるのかな?

 

まぁマジカルサスペンションリングは

へたったマウントのロアブッシュのガタ(隙間)を

埋める様なパーツなので

結果マウントのロアブッシュが原因となると

思います。

 

 

 

これでフロント周りからの異音は

なおりました。

 

 

次回からはリアからの異音修理を

やっていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

 

最近は毎日、朝起きて

庭にとめている車を見ると

フロントガラスがガッチガチに凍っています。

 

凍ってるガラスを溶かすのに

専用の溶剤とかスプレーなどが

売ってますよね。

それがあればいいんですが使おうと

すると無かったりするんです。

 

だからと言ってお湯かけたりするのは

アウトって知ってました?

ドアが張り付いているのはお湯OKですが

ガラスにはアウトです。

(今までやってたぜ・・・)

 

一番いいのは

出かける前にエンジン暖気して

空調で暖かい風をあて溶かすのが

一番良い方法です。

 

なんで最近は早目暖気するように

心掛けているオイラです(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はスイフトの

足回り修理作業です。

 

 

街中でもまだまだ見かけるZC71S。

なかなか走行距離が増えた車両が多くなってきました。

 

個人的にはこの型のスイフトは見た目良し、燃費良し、

整備性良し、車体はリーズナブルで結構好きな車両です。

 

 

 

 

 

今回の修理内容は

走ってると異音がしているので修理して欲しいとの事。

 

車的には何か社外パーツを使っている訳でもなく

全てフルノーマル車両です。

 

異音は数年前から少ししていた感じで

ここ数ヶ月前から音も大きくなり、違う異音も

発生してきたと言う事です。

 

 

 

オイラが試乗して感じた異音は

前からの異音と後ろからの異音。

 

前からは段差を乗り越える時に

コトコト、大きな段差だとゴトン!といった異音がします。

 

後ろからは走行しているとモーター音みたいな

音がします。低速だとヒューンって音で

速度を上げていくとミューンミューンって音になって

音量も大きくなる感じです。

停止すると音も消えます。

 

 

前からも後ろからも異音が発生している

ケースとなりますね。

 

異音の原因探求は非常に難しいです。

大体の見当がつきましたので

作業を進めていきます。

 

 

 

 

 

まずはフロントから。

 

 

 

フロント足回り

 

 

走行距離(17万キロ)も多い車両なので

色んなパターンが予想されます。

ブッシュ類もボールジョイント部もやれている事でしょう。

 

でもコトコト音はショックっぽいんだよね。

 

ショックは新車時からしばらくしたら

コトコト音が出てきて

その時にクレームで交換したっきり。

その時は走行距離1万キロくらいだったかな。

 

それから16万キロも使ってるから

抜けてると思われるし。

 

ショックロッドのオイル漏れもほんの僅か

(滲みが少しあるかなレベル)だったんで

見た目ではわかりません。

 

オーナーの意向でショックは交換して欲しいとの

事なので

まずショックを交換してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

マウント部

 

 

ショック(ストラット)を外すに至って

マウントを外していかないといけません。

 

そのマウント部は右はカバーを外すと見えるのですが

(画像の感じです)

左はカバーがありません。

 

この車両も最近の車の例に漏れず

フロントの足回りを触るときはワイパーカウルを

外しになります。

面倒ですね(´;ω;`)

 

 

 

 

 

 

ワイパーカウルを外したところです。

クリップでついているので無理やりやると割れます。

しかも結構固くついているので注意ですね。

 

これでやっとマウントにアクセスできます。

 

 

 

 

 

 

外れました

 

 

外し方は通常のストラットと同じなので割愛します。

 

文にするとマウントのセンターナットを外し

スタビのリンクを外し

ABSセンサー、ブレーキホースブラケットを外し

ナックルの2本のボルトを外せば

取り出せます。

 

 

 

 

 

 

ストラットをバラしてショックを取り出します。

 

マウントのブッシュもやれている様に見えましたが

おそらく原因はショックだろうと今回はスルーしました。

これが後々後悔する事に…(´;ω;`)ウゥゥ

 

 

 

 

 

 

 

ショックを外したら絶対やるよねシリーズ。

 

手でロッドを押し込んでみます。

 

元気な正常なショックであれば

押し込むのも抵抗があり

手を離すとシューっとロッドが伸びてきます。

 

今回は押し込んだ抵抗は僅かにあったのですが

手を離してもピクリとも戻ってきません…

数分放置しても全く戻ってきません…

 

 

 

ショックは完全に

お亡くなりになってました( ノД`)シクシク…

 

 

 

 

使うショックはカヤバのニューSRです。

 

純正ショックより安価で純正バネとの相性も

良いのでこれにしました。

 

 

 

 

 

ストラット完成

 

 

 

これで車両に組み込んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

この後アライメントを取り直し

試乗しました。

 

 

 

結果は異音は治らず!!

 

 

 

コトコト音は完全に消えたんですが

段差でゴトン音と

たまーにコツン!といった音がします。

 

 

画像にはありませんが

その後によく異音が発生するスタビリンクも交換

しましたがゴトン音が消えませんでした(´・ω・`)

 

スタビリンクでコツン音は消えましたけども。

 

 

 

 

前よりかは全然ましになったんですが

やっぱり段差での異音が気になりますね。

 

異音も複数出ていたのでしょう。

 

ショックとスタビリンクをやっても

良くはなったけど完全に異音が消えた訳では

ありません。

 

 

 

 

 

もちろん、

その異音も追及してまいります!

 

 

 

 

見つけてやるぜ!

 

 

 

 

簡単に見つかるといいなー。

 

 

 

ってところで

今回はこの辺で。

 

 

 

 

次回は更なる異音原因探求をして

まいります。

 

 

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ