「実は静岡県というのを県庁というのはですね、
別の言葉で言うとシンクタンクです。
毎日毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、
あるいは物を作ったりとか、ということと違ってですね、
基本的に皆様方は頭脳、知性の高い方たちです。
ですから、それを磨く必要がありますね」
まったく酷い言い方である。
職業差別も甚だしいわ。
農業だけに留まらず、
工場勤務者や我々小売・飲食業までも
この人はおそらく知性が低い人種だと捉え、
下に見て良いと思っているのだろう。
知事は殿様だとでも思っているのだろうか？
だとしたなら県庁職員は家臣か？
「愚民はテキトーにあしらっておいて、
良い国つくったろう」ってか？
この人権が尊重されてる社会に
馬鹿げてるわ。
真面目に誠実に商売してるのに
それを愚弄されて怒り通り越して呆れるわ。
・・・・・・・・。
とは、実は思えない。
川勝さんが言う「知性が高い訳ではない働く人たち」の中に、
ワタクシが入っていたとしても（絶対入ってると思うが）、
差別されてるとは感じないし、
むしろそういう切り口で差別されても何も気にならん。
色々書くとまた長くなるから、簡潔に言うと、
川勝さんが指す職業というのは、
確かに知性を磨かなくてもできる仕事である事は間違いないだろう。
１．知性がなくとも就く事ができる仕事
２．知性を磨かなくても続けられる仕事
この２つは、
決して、
「そんな仕事してる奴らは、皆んな知性が低いんだー」とか、
「知性を磨いている人は一人もおらんわー」とかまでの
意味を含んでいるとは思えない。
という解釈ができない人があまりに多すぎると感じる。
そう感じる一方、ワタクシなぞは、
この川勝さんの発言を
「職業差別ダー！！！」と憤る人の気持ちも分かる。
とある職業に就く困難さ・容易さと、
その職業を発展・繁栄させていく困難さ・容易さとを
混同してるのやろなーって思う。
気持ちは分かるけど、それは別やから。
資本主義社会においては、
どの職業も仕事自体は尊いものだという理解を
誰しもそう捉えるべきだとは思うし、
川勝さんがしていないとは言い切れないし、
貧しい場所で生きていく上で
略奪・殺生をしないといけない人の行為にも
理解をしていかないと何も進まないし。
と思ってる。
って事で、
昔から胸糞悪かった、
飲食業界における
「飲食業の社会的地位をあげよー！！」的な界隈の事について
私見をつらつらしようと思う。
今度こそは
短く端的にいきたい。
⇒つづく