マーラー 交響曲1番 聴くCD | 古時計など、もの集め

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時計収集に凝ってました。現役、アンティークなどなど。今では、もうその頃現役の時計も皆古時計です。最近はほとんど時計を買っていません。欲しいのもありますが、高くて買えません。

1884年から作曲。

 

さすらう若人の歌と創作時期が重なっており、共有されたメロディは、どちらが原作か?

 

は不明な点があります。

 

第1楽章が軽快になったところから

第2曲「今朝、野辺を歩けば Ging heut' morgen ubers Feld 」のメロディ、

 

 

 1888年3月30日に「初稿」完成。

 

 1993年 二稿

 

 

マーラーの名指揮者としてはワルター、バーンスタインがまず揚げられます。

 

バーンスタインはどちらかといえば孫弟子みたいですが、ワルター自身が指揮者として友人かつ弟子であった事で繋がりが深いです。 後はメンゲルベルク、クレンペラーには大きな影響を与えています。クレンペラーはマーラー直々の推薦で指揮者デビュー出来ました。

 

ワルターはナチス前、ヨーロッパでマーラーの下で働いた事があります。

 

ワルターは亡命後、レパートリーは当時としては多彩でマーラーはその中でも師匠でもあったため、良く演奏し録音しました。

 

バーンスタインが最初録音するとき、ワルターの録音を聴いて感動して延期した。

 

というのは、バーンスタインらしくおおげさではあります。

 

ワルターとフルトヴェングラーは仲は良かったのですが、ナチスの為、一方亡命せざるをえなかったワルターはフルトヴェングラーを恨んでました。 

 

フルトヴェングラーは余り考えてない(いつものことだが)

 

のか、カラヤンの悪口をワルターに言ったりしています。

 

バーンスタインはワルターに心酔しつつフルトヴェングラーの演奏は感動的だと、合おうとしてユダヤ人仲間に止められます。

 

 

 

ラフマニノフみたいに自身や直々の弟子の録音があり、それが良いか? 例えば30年代のワルターやメンゲルベルクが良いかはベートーヴェンと違い滑らかなマーラーには古い録音は厳しい気がします。

 

その点ではワルター、クレンペラーは良い録音時代まで居たので、1聴の価値はあります。

 

 

 

マーラーの1番は若い頃から余り聴くのは変わらないです。

 

他のは、1番に似てましたが、最近の録音に変わりつつあります。

 

 マーラーは全集が良く出た時期あり、

 

バーンスタイン  3セット一つはDVDなので音楽だけ抽出しCDにしてます。

 

テンシュテット

インパル

ノイマン

ブーレーズ  

シェルヘン

 

の7セットあり。更に足しましたから数だけはあります。

クレンペラーもあるのは有ります。

 

マーラー1番

 

今聴く回数順

 

1.  バーンスタイン 後期全集録音。

 1987年録音。
バーンスタインは古典的な演奏をします。 ワルターにその点似ていますが、より洗練されています。

 

 

 
 

アムステルダムのが、やはり濃い。

 

 

 

2. バーンスタイン 中 DVD録音

DG。UNITEL映像 DVD   1974年10月

 

廃盤です。 DVDでは良く再生出来ないので(音楽)音だけ抽出を昔してCDにしています。

 

3. バーンスタイン 初期 全集

 

 
 

今や全集では1番高いのはSACDだから。

 

 

3年前ならバーンスタイン3セット買えた。

 

1番というマーラーでは激しさがあるなかでは実は3の初期の若いバーンスタインが良い演奏とは思うんです。

 

が、聴くのは最終全集。

 

というのは、マーラーはかなり近代的楽器の時代であり所謂表現芸術の産物ですがやはり大編成で新しい。

 

ベートーヴェンなどとちがい音の滑らかさが本来の演奏と思われます。 曲自体も録音が良いのがやはり合っています。

 

4. ワルター ソニー。1961年ステレオ録音

 

 

 

 

 ワルターがここまで長生きして良かったという、名演。 

 

録音を考えねばバーンスタイン最終を超える演奏と思われます。 

 

が、録音がナローなのであまり聴かないな。

 

5. アバド BPO 1989年12月ライヴ

 

 

 
 

 BPO時代は色々言われますが。 アバドのマーラーは全体的に素晴らしく、バーンスタイン同様のレベルにあります。

録音もきれいだし。

 

 

6. 小澤 DG。1977年10月

 

 

 
 

 

 余り小澤は聴かないのですがマーラーの数曲は素晴らしいと思います。1番はよく、構成されてます。

ただ、カラヤンに似てる部分は小澤の演奏は全体的に平坦です。 それがマーラーの美しさはより際立たせますが、音楽としては、流している感じがします。

 

7. ショルティ シカゴ 1983年10月

 

 

 
 

 

 

 

ショルティも隠れたマーラー名指揮者。 他の曲も良いですよ。

 

8. ブーレーズ シカゴ 1998年録音。

 

 

廃盤、中古しかない。
 
ブーレーズは全集が良い気がする。
録音良い。
 
イメージと違い、感動します。

 

 

これはブーレーズらしくない。 

 

マーラーにはブーレーズの4番など名演があり皆ブーレーズらしくないのですがマーラーらしいのです。 マーラーの変な構成をブーレーズの分析力で把握しているのが判ります。

 

テンシュテット全集、ジュリーニなど案外1番は持ってますが上記8枚が時期により違いますが、一番聴きますね。

 

バーンスタインのマーラーは疲れますが1番はまだそういった傾向にはありません。

 

 

他に新しく価値があるのはノリントン、ジンマン、ロトなど。

 

 

 
 

 

 

 

 

は、ワルター的バーンスタイン的マーラーとは違いピリオド演奏。

 

マーラーに必要か?

ですが、趣向が違うので面白い。

 

さらっと流しています。 ワルターがああだからマーラーも本来はタメがきいた演奏したでしょうし、マーラー自体がそういう時代の作曲家です。

 

ので、楽譜解釈だけでワルターの影響を殆ど受けていない新しい演奏家のは一回は聴いてみると良いとは思います。

 

マーラーは演奏スタイルも壮大で、かく楽器がコントロールされないと、美しさが消える。

   

 

のでBPOみたいなパワーあるオケが良いですが、最近は日本のオケも素晴らしく、70-90年まではやはりヨーロッパ大手。

 

最近では良いのはマイナーな楽団でも素晴らしいのが有ります。