【エジプト料理 その4】 ターメーヤ
本日は、エジプト料理の中でもで非常にポピュラーなターメーヤをご紹介します。
ターメーヤはソラマメをすり潰したものを油で揚げた、いわばエジプト版コロッケのような料理です。大きさ、形についてはミートボールのような趣が基本ですが、上の写真のような形のターメーヤもよく見かけます。
中身はこんな感じ。このターメーヤ、日本人の口にもよく合い、旅行者にも評判がいい食べ物の一つです。価格が非常に安いのも魅力で、私もちょっとお腹がすいたときなど、こんなサンドイッチを食べています。
サンドイッチと言うと、食パンのようなもので何かを挟む、というイメージが日本では一般的かと思いますが、エジプトでは円形のパン(アエーシ)の中にトマト、きゅうり、タヒーナ(ゴマをすり潰してペースト状にしたもので、ソース代のような感じでよく使われます)、ターメーヤ等の具を入れたものがスタンダードです。
地球の歩き方 エジプト
ガイドブックの『地球の歩き方』、先月末に改訂版が出ていたようですね。
この『地球の歩き方』、旅行業に携わる人間として触れる機会も多い本なのですが、最近では、エジプト旅行に来ていた台湾人の学生さんが『地球の歩き方』を持っている姿を見て、びっくりした覚えがあります。
彼曰く、数字で書いてある値段はもちろん、彼自身カタカナを勉強しているので、地名も読めるし、あとは漢字で書いてあるので大体の内容がわかるということで、「値段の相場も詳しくて、台湾のガイドブックよりも使い勝手が良い」とのことでした。(彼以外にも、数人の友人も使っているそうです。)
私自身も、エジプトに留学に来て間もない頃、このガイドブックをたよりにエジプト国内を見て回ったのですが、とてもお世話になった一冊です。
エジプトの場合、英語だけでは少々困る局面もしばしば。
特に移動の際には、交通機関の案内版などはアラビア語ばかりなので(整備されていないところですと、何も書いていないところも(笑))、折り込みの地図と併せて、バスやタクシーの乗り方や運賃の相場等、記載されていたアラビア語のフレーズ集も思いのほか役立ちました。
また、この本はエジプトの人も結構知っていたりしますので、見せてみると「自分の知り合いが載っている」などと会話が弾む、ということも(笑)。
資料選びに困っている方(特に、ご自身で移動手段を選んで観光スポットへ移動したり、散策をする方)にはおすすめの一冊です。
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話は変わりますが、同じく先月の始めから、来年の2月まで、東京上野では「エジプト展」が開催されているようですね。
『ミイラと古代エジプト展』
http://www.asahi.com/miira/
こちらは大英博物館所蔵の品々ということもあり、エジプト国内でもなかなか目にすることのできないものが並んでいることかと思われます(現地の人間としては非常に残念ですが 笑)。
エジプトについて知りたい、太古の文明に触れてみたいという方も、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
【エジプト料理 その3】 キナーファ
本日はエジプトで食べられるアラブ菓子をご紹介いたします。
こちらはクリーム入りのキナーファ(コナーファと呼んだりもするようですが)と呼ばれるお菓子で、エジプト限定の食べ物かどうかはわかりませんが、ポピュラーなアラブ菓子です。
上の写真は500gで、一見トンカツやチキンカツのようですが(笑)、全体が甘いお菓子になっています。
衣(のように見える部分)はサクサクして甘さ控えめ、肉(のように見える部分)はぷよぷよしたクリームです。シュークリームに入っているカスタードクリームに近いもの、という感じでしょうか。
エジプトの標準的な甘さは私たち日本人にとっては若干甘すぎるものに思えることが多く、このお菓子でも例外ではありません。
できるだけシロップの量が少なめなもの(またはお店)を選ぶといいでしょうね。
【エジプト料理 その1】 コシャリ
夏は非常に暑かったエジプトも、朝夕はすっかり涼しくなってきました。
今日から月も替わりまして11月、今月はエジプトの食べ物にスポットを当てていきたいと思います。
第1回目の今日は、エジプト人の国民食とも言える、コシャリという食べ物をご紹介いたします。
具は、米、短いマカロニ、パスタ、2種類の豆、と揚げたまねぎ。その上に、写真のトマトソースや、
こちらの写真に見られるような瓶に入った2種類のソースをお好みでかけて食べます。
赤い方は見た目そのままの辛いソース、淡いオレンジ色のように見えるソースは酢ににんにくと各種スパイスを漬けたものです。
どちらもかけ過ぎないのがおいしく食べるコツです。
お味の方は…というと、日本で似た味の食べ物は、なかなか思い当たりません。
それぐらい、私たち日本人にとってはなじみのない味です。
お店によってエジプト人でも好みは分かれますが、一旦ハマると、なかなか病み付きになってしまう味です。
ラマダン明け祝祭日 3日目
ラマダン後の祝祭日も今日で3日目。
初日、2日目とカイロ中心部の模様をお伝えしましたが、
今日はナイル川をやや離れ、カイロ国際空港近くのヘリオポリスというエリアの模様をお伝えします。
こちらはシネマ ロキシーという映画館(左側の建物)とその近辺の写真です。
“ロキシー”と呼ばれるエリアはヘリオポリスの中でも色々な店が集中していて、
デートで訪れる人達も多いのですが、待ち合わせ場所として最も有名なのがこのシネマ ロキシーです。
(写真をクリックして拡大すると、映画館前にいるたくさんの人々を見ることができます。)
このシネマ ロキシー、映画館とは言っても数軒のお店が入っている複合施設。
故・サダト大統領や故・ナセル大統領の演説のCD等も売っていたりします。
※下記トラックバック先「エジプト音倉庫」にこの日のヘリオポリスの音声を置いてあります。
(爆発音が入っていますので、最初は音量を絞って再生してみてください。)