エジプトで働く日本人のブログ ★★★写真付き!★★★ -5ページ目

祈り@モスク前の風景

ラマダン期間中も、イスラム教徒の人々にとって礼拝は欠かせません。

写真は、エジプト時間午後7時半頃の、モスク前の風景です。

ラマダン中は特別な時期であるためか、礼拝に集まる人々がいつもより多く、モスクの中はもちろん、外までぎっしりと人で埋め尽くされます。

(日本人の私にとっては、ふと日本の初詣を思い出す光景です(笑))


モスク 礼拝中1

横一列で聖地メッカの方を向き、スピーカーからの声に合わせて一斉に立ったり跪いたりして祈りを捧げます。


モスク 礼拝中2

イスラム圏の中では宗教について比較的寛容だと言われているエジプトにあって、信仰の力の大きさを感じるひとときです。


ちなみに、下記トラックバック先「エジプト音倉庫」にこの時の放送の音声を置いてありますので、もしよろしければお試しください。

マクドナルドのラマダンランプ

マクドナルド外観

数回に渡ってお伝えしているラマダンランプですが、

エジプトのマクドナルドには、オリジナルのラマダンランプが置いてあります。


ラマダンランプ マクドナルドオリジナル

窓にもラマダンランプのシールが貼られていたり、マクドナルドもまさにラマダン仕様。

ラマダン期のマクドナルド

エジプトはイスラム圏ということで、ラマダンの期間中は、マクドナルドを始めとする外資系のフードチェーン店も、営業時間が普段と変わるお店が多くなります。


普段は午前11時開店のところ、午後2時に開くお店があったり、日没間際に開くお店があったり…。


ラマダン限定!のコカコーラ

ラマダン期限定広告については前にもお知らせしましたが、

コカコーラもラマダンバージョンが流通しています。

エジプト限定なのか、イスラム圏全域で流通しているのかは定かではありませんが…。


コカコーラ ラマダンスペシャル

三日月星が散りばめられたデザインの中に、ひときわ輝く(?)ラマダンランプが印象的です。

缶上部には「ラマダン・カリーム」(ラマダンを祝うあいさつの言葉)ともプリントされています。


お味の方はもちろんいつものコカコーラ(笑)。

ですが、ラマダン期間中、水分も取れない生活を送る人々にとっては、いつもとはまた格別な味がするのかもしれません。

夜明け前のモスク

午前4時15分、ラムセス中央駅前のモスクにて。

暗くてよく見えませんが、もうこの時間から、礼拝のためにモスクを訪れる人たちの姿を見かけます。


夜明け前のモスク(補正)

敬虔なイスラム教徒の方(服と髭ですぐにわかります)を高い割合で見かけるのがこの時間帯。

彼らの真摯な姿勢には、異教徒ながら、尊敬の念を抱かずにはいられません。

フセインモスク

この時期、フセインモスク(観光スポットとして有名なハーンハリーリ市場にあって、最も人目につくモスクです)もラマダン仕様に模様替えしていました。

フセインモスク(ハーンハリーリ)

時間は金曜日の午後1時前。イスラム教徒の人たちにとっては安息日の大事なお祈りの時間、ということで、人々が続々とモスクに向かっています。

ちなみに、モスク前のテントはハスの花をイメージしたものになっています。


フセインモスク(ハーンハリーリ)3


お祈りの時間になると、メガホン型のスピーカーからお祈りの呼びかけ(アザーン)が響き渡ります。


フセインモスク(ハーンハリーリ)2

新聞でもラマダン特集

ラマダン期には、ラマダン特集が新聞でも組まれています。

以下の写真は、エジプトの有力紙、「アル・アフラーム」の紙面の一部です。


新聞のラマダン特集

緑の字で、モスクと月(?)をモチーフにしたデザインで表現された部分がずばり「ラマダン」。

新聞記事の中には、「ラマダンで好きなもの」、「昔のラマダン」等、ラマダンに関する投稿のタイトルが多数見られ、人々の関心の高さが伺えます。

モスクへ行ってみよう

日没間近のモスク前。

テーブルと椅子が並べられ、日没後の食事の準備が始まります。


モスク前の風景

写真は日没まであと15分、机に水が用意され、これから人が集まってくるところです。

日没と同時に食事が始まるわけですが、食事は誰にでも分け隔てなく振る舞われます。



ラマダン期の風物詩

ラマダン期、お店によっては店先の商品が変わることもしばしば。

写真は、そんな商品の様子を映したものです。


ラマダン期の店先1

なつめやし、ヒヨコ豆、干しぶどう、ピスタチオなど。


ラマダン期の店先2

どれもラマダン期にしか手に入らない、という類のものではありませんが、断食の後の食事に向けて買いものに来る人々も増えるのでしょうか。普段は何も置いていない店先にずらりと並べられる、ラマダン期の風物詩です。

期間限定(?)の穴場

ラマダン中、日没後の外は非常に賑やか。

ホテルなどでもあちこちでイベントが開かれています。


そんなお祭り気分のラマダンの時期ですが、人の流れが偏るせいか、頃合いによってはお客さんの入りがぐっと少なくなる場所も出てくるようです。


カフェ1

写真は、いつもは大繁盛のカフェが、穴場に変わったひとときの様子です。

いつもはにぎやかな場所ですが、こんな時にはゆったりと、ちょっぴり贅沢な気分(?)で過ごすことができます。

周りの喧噪と離れ、たまには静かな時間に身を委ねるのもいいものですね。


ラムセスヒルトンのラマダンランプ

ラマダンランプその3

ラマダンランプ  ライト

人影もまばらな深夜のカイロ中心部。

ふと見上げると、ビルの壁にラマダンランプを模した電飾を見つけました。

エジプトもようやく、夜風が肌に心地よい季節に入りました。