お笑いライブをブッキングする時、
●自分の譲れないところ


●お客様の期待

の間で本当に苦しいです。趣味ばかりにこだわってもダメだし、かと言って色んな人が期待してることや興味を無視できない。
その中で何千組や何万人から15組から20組を「選ぶ」。

本当は無条件に誰でも出てもらいたいし、営業や取材や無理なお願いでご縁がある方もいる…

でも自分のカラーとレベルを保ちたい。

出たい
出たい

よく言われるようになりました。
当初は誰も相手にしてくれませんでしたから、ありがたい話です。

だけど、こっちもボランティアではないから採算や、お客様の反応を気にします。こだわります。
一方で、出て頂けますか?とこれから活躍しそうな芸人さんに、声を掛けさせて頂いても「イヤイヤ自分なんか」と変に遠慮されるとガッカリします。


今は野方区民ホールですが、その広さに映えないとダメだなって思っいます。いくら面白くても、小さな劇場が映えるタイプや、テレビが一番映えるタイプの方もいます。大きなステージに慣れない人もいるでしょう。


客観的に見つめる一方で、好きにブッキングしたいとも思います。
ただ、
自分は都内において、知らない芸人はいないと思っています。
知らない芸人さんがいるとすぐに調べますし。
それでもお声をかけないのは、野方や、うちのライブや、メンツのバランスだと考えて頂ければなって思います。

本当は色んな土地で
色んな広さで
色んなお客様を対象に
何回もすれば
こんなに胸が痛くないんだろうなって思います。
げんしじん事務所さん主催の雑音フェティッシュを拝見した。

関東には、吉本以外の事務所や芸人を抱える部門があるプロダクションは、自分の把握しているだけで40近くある。

そうなると「吉本と比べてどうか」として捉える。

例えば
・吉本と比べてスタイリッシュ

・吉本と比べて硬派

・吉本と比べて役者タイプ
etc.

もちろん、これらは個人のパーソナリティではなく、芸風であり、もっと細かく言うと「代表する芸人さんの芸風」に他ならない。


では、げんしじん事務所は、と勝手に分類すると
吉本より強烈

だと私は思う。
所属する芸人さんが、みんな強烈だ。

詳しいことは検索すればよいので省略するが、中野のライブシーンでジワジワと確実に、支持されている手応えを感じる。今日も満席だった。

私はげんしじん事務所のげんしじんさんの、信念に近い愛情を察することがある。

今日は事務所ライブでも、他事務所から出演者をたくさん招いたライブだった。
所属する芸人が少ないのに、本ネタ、フレッシュコーナー、今日は手伝いときちんと分けている。
知り合いと「そういえば最近、ADマーフィーさんがいい感じにクレージーだ」と言っていたら、やはり雑音フェティッシュに出ている。
そんな感じで結構、観客席の温度がげんしじんさんにズレがなく届いているのがいいと思う。

一方で、自分はチラシや告知に事務所やライブを回ったり、依頼したため、げんしじん事務所の芸人さんに接する機会があった。皆さん、礼儀正しく、爽やか。


これを
舞台のオンとオフの差
とか
意外

言わず、どう表現しようか。

だから、どんなに芸風が強烈でも、どろりとしたキャラクターでも、いつも見た後は なぜかスポーツの一戦を見終わったかのような爽やかさがある。

例えば、何か料理をする。素材を選ぶ。作ってみる。いい素材が揃った。でも何かが足りない。
そう、スパイスだ。

私にとって料理がライブなら、スパイスはげんしじん事務所の芸人さん達だ。何かが足りない時、必ずげんしじん事務所が欠けている。

げんしじん事務所の人達は、健気だ。
そう、私はげんしじん事務所の事務所ごと、ファンなのである。

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認めさせたい、と激しく思う。
と同時に認めさせたくない、させないという意志が強烈に働く。
岡本太郎
お笑いライブは誰のものか、と考える時

お客様のもの

と即答します。

お金と時間。

両方ある人に出会ったことはありません。

ならば、徹底的にお客様の立場でライブを運営したいです。

ネタの調整、という言葉が嫌いです。必死でたどり着いたお客様に失礼です。
新ネタをおろすにも、「試す」のではなく「勝負」するのが芸人じゃないんですか。

バトルライブも違うと思います。
賞金を得たってお客様は嬉しいんですか。そのお金はお客様に何らかの工夫で還元するべきでしょう。


お客様だからと言って、酔いつぶれて見にくる人や、フラッシュをたくファンの人も違うと思います。
演劇でもしますか。
他の人の迷惑や、正面からフラッシュをたかれてネタをする演者の気持ちが分かりますか。


結局は
ちょっとずつ
色んな立場の人が
思いやりが足りないんだと思います。


自分もライブをしますが、100人いたら51人が面白かったらいいと思います。
できれば100人みんなに満足してもらいたいですし、今のところ、お笑いライブの常連の人から「もの足りない」という言葉は頂きますが、ライブ自体が初めての人や、例えばお笑いを知らない人からは好評のようです。
「ひとりよがり。」を対象とする人からは、好評なのでこの感じでいいのかなーという感じです。

例えば、面白くなかった人には申し訳ないと思いますが、そういう人全員に話を聞いて、合いそうな事務的ライブや、他の箱や、表現を案内して差し上げたいです。

お笑いも色んなジャンルがあり、お笑いよりの表現もたくさんあります。
音楽、コンサートも
アイドル
演歌
クラッシック
ヒップホップ
民族音楽

色んなジャンルがあるように、お笑いもお笑いライブも色んなジャンルがあります。


多分、都内で開催されているライブは事務所、個人、関係なくほとんど拝見しました。

「ひとりよがり。」に合わなかった人も、その人の年齢や性別、環境などで合う笑いの「ジャンル」は必ずあると思います。


だから
「ひとりよがり。」から、違うライブや事務所に興味を持って頂くこと

ひいては

お笑いはいい

と感じてもらえるのが、着地点です。

お笑いライブは、ちょっとでも お笑いに興味を持ったすべての人のものだと思います。


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僕はいつも自分が純粋に感じたこと、考えたことを、理解されようがされまいがダイレクトにぶつける。岡本太朗