なりあやの韓国シネマ留学記 -79ページ目

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

もうすぐ北陸新幹線開業おんぷ
ですが、サンダーバードが金沢止まりとなるため、大阪⇔富山はむしろ行きにくくなります。


というわけで、開業前に、第二の故郷、富山へ。


の前に、金沢で途中下車。

ランチは能登牛のお店「てらおか風舎」でいただきましたキラキラ





ハンバーグ、おいしかったけど、なかなか小ぶりでした(笑)



「浪曲からパンソリへ パンソリから浪曲へ」


こんなイベントが、2月21日(土)19:00から、大阪のドーンセンターであるそうです。


出演は、浪曲が玉川奈々福(たまがわ・ななふく)さん、パンソリが安聖民(あん・そんみん)さん(上の写真)


ナビゲートは、作家の姜信子(かん・しんじゃ)さんが務めます。


日本の語り芸、浪曲と、韓国の伝統芸能、パンソリがいかに絡み合うのか。


安聖民さんは取材したことがあるのですが、


大阪生まれの在日3世。

1998年、32歳(今のわたしと一緒!)の時に韓国へパンソリ留学しています。

韓国の人間国宝、南海星さんに弟子入りした本格派です。


パンソリといえば、イム・グォンテク監督の映画「風の丘を越えて」。

恨(ハン)のこもった声を出させるため、薬で娘の目を見えなくしてしまうという話ですが、それほど、いい声を出すのは難しい。


安聖民さんは、


「韓国では幼いころから声をつくってきた唱者ばかり。韓国語の発音もままならなかった私は、みんなが休んでいる時にも歌う。それを積み重ねて少しずつ追いつくしか。」

と話しています。


専門家ではないので声については語れませんが、安聖民さんには独特の魅力があります。

昨年の南海星さんとの公演も、安聖民さんのユーモアに会場がわいていました。


玉川奈々福さんとの共演も、楽しみですWハート


前売3000円、当日3500円

問い合わせは、ハンギルさん(06-6711-7602)



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去年見た映画で、最もうちのめされたのは、これです。


「マルティニークからの祈り」


試写室だったので涙はこらえようと思いましたが、全然だめで、終わるころにはハンカチが涙と鼻水でぐっちょぐちょ。


DVDが出たので、改めて見ましたが、またティッシュ10枚くらい消費してしまいました。


主演チョン・ドヨン(写真)の迫真の演技が、実話にもとづいていると思うと、さらに迫ってきます。


イ・チャンドン監督の「シークレット・サンシャイン」でカンヌ主演女優賞をとった、という説明も必要ないぐらい、演技力でこの人の右に出る者なし。


簡単にストーリーを紹介すると、


チョン・ドヨン演じるジョンヨンは平凡な主婦だが、夫が背負った借金の返済のため、「金の原石をフランスに運ぶだけで大金を稼げる」という話にのってしまう。

実際に運ばされたのはコカインだった。

フランスの空港で逮捕されるが、フランス語はおろか英語さえろくにしゃべれず、弁解の余地も与えられない。

カリブ海に浮かぶ島、マルティニーク(フランス領)で収監され、身も心もボロボロに。

愛する夫と娘に会いたい一心だが、裁判はなぜかいつまでも始まらず・・・


彼女を見捨てたのは国家(主に駐フランス韓国大使館)、救ったのは国民だった。


大使館職員は彼女を「麻薬おばさん」とあざ笑い、通訳も手配せず、裁判所に提出すべき書類も紛失。裁判を遅らせた「真犯人」だ。


事態を動かしたのは、ネティズン(ネットユーザー)だった。ネットの書き込みや彼女をとりあげたテレビ番組が、大きな反響を呼び、裁判が始まる原動力となった。


どこまで実際の事件にもとづいているかは別にして、大使館職員の憎らしいことビックリマークジョンヨンの夫からの切実な電話を受けながら、薄笑いを浮かべてマカロンを食べてるシーンとか、許せない。ある意味、好演。


娘役のカン・ジウちゃんも、ほんっとにかわいくて、涙が止まらなかったのはこの子のせいもあります。


残念だったのは、邦題かな。

なかなか、「マルティニークからの祈り」では何の映画か分からないですよね。

原題は直訳すると「家に帰る道」。これもまあ、日本語にするといまいちですが。


でも、いい映画ですキラキラ

韓国社会の一面がよくあらわれていると思います。

ナッツリターンもさもありなん、という感じ。


プロデューサーのソ・ヨンヒさんの言葉から


(実際の事件の女性が)2年ぶりに韓国の地を踏んだ瞬間、一番最初に目についたのは「非常口」というハングル文字。とめどなく涙を流した彼女。現在を生きる私たちが当たり前でさほど重要だと思っていない些細なことは、ともすれば、私たちの人生を支えてくれる大きな力の源ではないだろうか。


このソ・ヨンヒさんには、実は一昨年、「日本の小説の韓国映画化」の取材でお話をうかがったことがあって、その時にプロデュース作として聞いていたのは「容疑者X」と「さまよう刃」でした。いずれも東野圭吾原作。


そして、容疑者Xも、マルティニークも、パン・ウンジン監督なんですよね。

この女性コンビ、なかなか、いい映画つくってます。


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