なりあやの韓国シネマ留学記 -52ページ目

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

頭の中はほとんど来月の韓国旅行でいっぱいになりつつあります( ´艸`)

 

ミュージカルもお芝居も予約したし、映画は何見よっかな~

と思ってたら、いよいよホ・ジノ監督の「徳恵翁主(덕혜옹주 トッケオンジュ)」が8月公開。

必見ですな。

 

 

もう何年前か。

前作の「危険な関係」でホ・ジノ監督にインタビューした時、次作は「トッケオンジュ」をやりたいとおっしゃっていて、トッケオンジュってなんやっけ?って感じでしたが……

 

朝鮮王朝最後の皇女でございます。

時代が時代なだけに、日韓のはざまで劇的な人生を送った人ですが、たぶん数年前まで日本でも韓国でもほとんど知られてなかったんではないでしょうか。ポスターには「歴史が忘れ、国が隠した大韓帝国最後の皇女」と、あります。

 

数年前に小説が韓国で出版されてベストセラーになり、日本でも翻訳出版されたので、少し知られるようになりましたが、またこの映画で一気に広まりますね。

 

 

なんてったって、ホ・ジノ監督×ソン・イェジン×パク・ヘイル

絶妙な組み合わせやな。

 

「釜山行き(부산행)」も気になるけど、ゾンビが出てくるのは、ちょっといいや。最近仕事で「バイオハザード」見て、ぐったりです。「徳恵翁主」も軽くはないけど、ホ・ジノ監督なら、丁寧に描いてくれそう。日本ロケもあったそうなので、それも楽しみ~

昨日はお休みでしたが、大事な頼まれ事をやっていて、終わったら夜はこれを見ようと心に決めていました。

 

久々に劇場で。

「王の運命(さだめ)-歴史を変えた八日間」(2015 原題:사도)

 

 

「王の男」のイ・ジュニク監督で、ソン・ガンホ、ユ・アイン。

624万人動員のヒット作。

見るしかないですよね。

 

有名な「米びつ事件」が題材。

 

原題の「サド」は韓国では説明の要らない、思悼世子(ユ・アイン)。

父の王・英祖(ソン・ガンホ)に米びつに閉じ込められて死んだんですよね。

誰もが知る事件を、二人の内面を丁寧に描く。

父と息子の話ですが、置かれた状況は、王とその後継者ならではのもの。

邦題がいいですね。

 

ユ・アインが聡明な青年から徐々に狂っていくのも、ソン・ガンホがいつものおどけたキャラを封印して厳しい、冷淡な父になりきってるのも、見応えあります。

善人、悪人をはっきり区別しないのがイ・ジュニク監督の良さ。

それぞれがそれぞれの立場で努力した結果、起こった悲劇。

 

で、その二人以上に心奪われたのは、思悼世子の息子を演じた子役。

子どもながらに、思慮深い表情、演技で、吸い込まれました。

一番泣けたのも、この子役が祖父に父を許すよう懇願するシーン。

 

最もまともな台詞を言うのも、この子。

 

そして大人になった役をソ・ジソプが演じてますが、目つきがそっくり。
 

大俳優になるかな。

 

イ・ジュニク監督はこんな大作を作りながら、一方で詩人尹東柱を描いた「ドンジュ(동주)」のような低予算映画も作る。興行的には浮き沈みの激しい監督ですが、わたしはどれもけっこう好きやな~

 

以前から見たい見たいと思いながら、重そうで躊躇してた映画。

 

「泣く男」(2014 原題:우는 남자)

 

 

普通はチャン・ドンゴンファンで見るんでしょうが、わたしはキム・ミニファンで。

 

2002年に留学してた時から主演級の人気女優でしたが、当時はいまいち良さが分からなくて。いずれも2012年公開の「火車」「恋愛の温度」で、うわ、いつの間にかめっちゃ良くなってる!と思ったら、次々話題作に出演。

 

そのうちの一つ「泣く男」。

やっぱりいいわ、キム・ミニ。泣いても笑っても怒っても、魅力的。

「守ってあげたい」と思う男心、分かるわ(笑)

 

チャン・ドンゴンもさすが、文句なしにかっこいいし、あの強力な目力はなかなか他の俳優にはないな~。タイトルが泣く男ですが、最後は一緒に泣いちゃいました。

 

裏切りあいで、死にすぎですが、たった一つの救いは、ゴン(チャン・ドンゴン)がモギョン(キム・ミニ)の娘を誤って殺してしまった後悔とモギョンに対して芽生えた感情(愛かどうかは不明)で、モギョンを守り抜こうとするところ。筋がちょっと弱いけど、二人の演技で魅せられました。

 

イ・ジョンボム監督の前作、ウォンビン主演の「アジョシ」と似てるのは似てるけど、「アジョシ」の衝撃には及ばないかな~