昨日はお休みでしたが、大事な頼まれ事をやっていて、終わったら夜はこれを見ようと心に決めていました。
久々に劇場で。
「王の運命(さだめ)-歴史を変えた八日間」(2015 原題:사도)
「王の男」のイ・ジュニク監督で、ソン・ガンホ、ユ・アイン。
624万人動員のヒット作。
見るしかないですよね。
有名な「米びつ事件」が題材。
原題の「サド」は韓国では説明の要らない、思悼世子(ユ・アイン)。
父の王・英祖(ソン・ガンホ)に米びつに閉じ込められて死んだんですよね。
誰もが知る事件を、二人の内面を丁寧に描く。
父と息子の話ですが、置かれた状況は、王とその後継者ならではのもの。
邦題がいいですね。
ユ・アインが聡明な青年から徐々に狂っていくのも、ソン・ガンホがいつものおどけたキャラを封印して厳しい、冷淡な父になりきってるのも、見応えあります。
善人、悪人をはっきり区別しないのがイ・ジュニク監督の良さ。
それぞれがそれぞれの立場で努力した結果、起こった悲劇。
で、その二人以上に心奪われたのは、思悼世子の息子を演じた子役。
子どもながらに、思慮深い表情、演技で、吸い込まれました。
一番泣けたのも、この子役が祖父に父を許すよう懇願するシーン。
最もまともな台詞を言うのも、この子。
そして大人になった役をソ・ジソプが演じてますが、目つきがそっくり。
大俳優になるかな。
イ・ジュニク監督はこんな大作を作りながら、一方で詩人尹東柱を描いた「ドンジュ(동주)」のような低予算映画も作る。興行的には浮き沈みの激しい監督ですが、わたしはどれもけっこう好きやな~
