韓国映画㉖王の運命ー歴史を変えた八日間 | なりあやの韓国シネマ留学記

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

昨日はお休みでしたが、大事な頼まれ事をやっていて、終わったら夜はこれを見ようと心に決めていました。

 

久々に劇場で。

「王の運命(さだめ)-歴史を変えた八日間」(2015 原題:사도)

 

 

「王の男」のイ・ジュニク監督で、ソン・ガンホ、ユ・アイン。

624万人動員のヒット作。

見るしかないですよね。

 

有名な「米びつ事件」が題材。

 

原題の「サド」は韓国では説明の要らない、思悼世子(ユ・アイン)。

父の王・英祖(ソン・ガンホ)に米びつに閉じ込められて死んだんですよね。

誰もが知る事件を、二人の内面を丁寧に描く。

父と息子の話ですが、置かれた状況は、王とその後継者ならではのもの。

邦題がいいですね。

 

ユ・アインが聡明な青年から徐々に狂っていくのも、ソン・ガンホがいつものおどけたキャラを封印して厳しい、冷淡な父になりきってるのも、見応えあります。

善人、悪人をはっきり区別しないのがイ・ジュニク監督の良さ。

それぞれがそれぞれの立場で努力した結果、起こった悲劇。

 

で、その二人以上に心奪われたのは、思悼世子の息子を演じた子役。

子どもながらに、思慮深い表情、演技で、吸い込まれました。

一番泣けたのも、この子役が祖父に父を許すよう懇願するシーン。

 

最もまともな台詞を言うのも、この子。

 

そして大人になった役をソ・ジソプが演じてますが、目つきがそっくり。
 

大俳優になるかな。

 

イ・ジュニク監督はこんな大作を作りながら、一方で詩人尹東柱を描いた「ドンジュ(동주)」のような低予算映画も作る。興行的には浮き沈みの激しい監督ですが、わたしはどれもけっこう好きやな~