なりあやの韓国シネマ留学記 -35ページ目

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

英陽(ヨンヤン)郡から移動して、安東(アンドン)へ。

李滉(イ・ファン、1501~1570)先生の生家でご飯をいただきました。

 

 

これまた素朴なんですが、ほんとにおいしかったです。

 

李滉(イ・ファン)先生とは。

朝鮮時代の儒学者です。

1000ウォン札のお方です。

 

 

号は退渓(テゲ)。

先生が生まれた部屋もあります。

 

 

ここに暮らす先生の子孫の方(下の写真左)からお話うかがいました。

 

 

デザートの韓菓も手作り。

 

 

一つ一つ、真心のこもった料理でした。

本来はお昼ごはんだけ、というのは食べられないそうです。

宿泊客のみ、食べられるもの。

趙善玉先生のおかげで、貴重な機会をいただきました(´∀`)

 

さっそく、飲食知味方(음식디미방)の再現料理のご紹介。

と言っても、メモも取らずに夢中で食べたので、あんまり説明は期待しないでくださいまし。

 

順不同で。

こちらは、何でしょう?

参鶏湯(サムゲタン)の原形だそうです。

お料理は全般的に辛くなく、あっさり淡泊ですが、素材の味が生きた感じです。

 

 

見た目は大体、見たことのないものばかり。

 

こちらはチャプチェの原形だそう。

チャプチェって春雨じゃないの~って思いますが、漢字で書くと雑菜ですからね。

 

 

これ↓なんか、全然何か変わりませんよね。

ジャガイモ?ではなくて、緑豆(ノクトゥ)が主な材料。

빈자법という名前のお料理ですが、ビンデトックの原形?

不思議な食感でした。

 

 

あとはもう、何が何だか忘れちゃいました。

が、全部おいしかったです。ほんとに。

もっと原始的な味で食べにくいのかと思ったら、どれも優しい味でした。

化学調味料はいっさい使っていないそうです。

 

 

 

 

あと2、3品はあったかな。

 

何より感動したのは、この日お料理をしてくださった皆さんは、常駐ではなくて、それぞれ遠く(1時間以上かかる所)から集まってくださった方々でした。トゥドゥルマウル自体がかなり奥地ですからね。

皆さんご自身のレストランを持ってるような方たちで、この再現料理をトゥドゥルマウルで学ばれた方々です。なので当然ですが、個人的に急に行って食べたいと言っても食べられず、団体で事前の予約が必要です。(☎054-682-7764)

 

同席したおじさま方(日本からの)が、料理の達人たちで、ついていけないぐらいマニアックな会話をされていました。日本に帰って再現料理を再現したりするのかしらおねがい

料理研究家の趙善玉先生が、「すごいところがある!」と興奮気味に語ってくださったのは、慶尚北道の英陽郡(ヨンヤングン)というところにある村「トゥドゥルマウル(두들마을)」です。
 

 
↑写真は、ご一緒させていただいた大桃美代子さんと(´∀`)
 
なにが、すごいのか。
ハングルで書かれた最古のレシピ本「飲食知味方(음식디미방)」の再現料理が食べられる、というのです。
 
そのレシピ本を書いたのは、장계향(張桂香/チャン・ゲヒャン 1598~1680)先生。
朝鮮時代ですね。当時は女性が書物を残すこと自体珍しかったそうです。
10人の子を育て、良妻賢母として知られる方です。
 
飲食知味方は、1670年ごろ、チャン・ゲヒャン先生が70歳を超えて書いたもの。
慶尚道地方のヤンバン(貴族)の家庭料理が分かる貴重な資料です。
 
それまでにも飲食にまつわる本はありましたが、漢字で書かれたものでした。
学のある方なので漢字で書くこともできたのですが、あえてハングルで書いたのは、誰もが読めるようにという意味が込められています。
 
村はこんな感じ↓の伝統的な家屋が立ち並んでいました。
 

 
ぐるーっと歩いて回りました。
かなり奥地なので、とっても静かです。
 
再現料理の説明をする趙善玉先生↓
 

 
お料理は次回~